- 市販ドッグフードが安全ではない可能性がある理由
- 多く含まれる危険な原材料
- 市販ドッグフードでのおすすめ
- 通販ドッグフードはなぜ安全なのか
家族の一員として毎日一緒に過ごしている愛犬の健康にとって、1番大事なのがメインの食事であるドッグフード。
中でもスーパーやホームセンターなどで販売されている市販ドッグフードは安く、手軽に手に入りますが、危険であるといわれています。
今回は、市販ドッグフードが危険と言われている理由や、実際の安全性、市販ドッグフードの中で唯一おすすめできるものをご紹介したいと思います。
この記事を読めば、なぜ市販ドッグフードは危険なのか。また、比較的おすすめの市販ドッグフードはどれかがわかるでしょう。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較
目次
「市販のドッグフードは危険!」という話を聞いたのですが、本当でしょうか?
近所のスーパーで売られているドッグフードが安いので、問題なければそれをあげたいのですが。
安いのには理由があります。
今日は一緒に、市販ドッグフードの安さの理由や注意すべき危険性、安全なフードを見極める方法などを見ていきましょう!
「おすすめの市販ドッグフードを知りたい!」という飼い主さんはこちらからどうぞ。
市販ドッグフードでも品質にこだわっているものなら安心
よく「市販のドッグフードは品質がちょっと…」という声も聞かれますが、ヒューマングレードの素材を使用しているドッグフードや、通販販売から市販販売に進出しているドッグフードであれば安心して与えられる可能性が高いです。
市販の安いドッグフードの場合は、価格を安くするために品質を落としていたり、端材を使用していることもあり、体調の悪化の原因になってしまいます。
しかしヒューマングレードといって人間も食べられる規格の食材を使用しているドッグフードであれば、ワンちゃんにあげても問題ないことが多いのです。
また元から通販販売で、段々と一部のペットショップに卸すようになった商品では、素材選びからこだわっていることも多く安心してご飯をあげられるのです。
おすすめできる市販ドッグフード4選
以下では市販されている中でも、特におすすめなドッグフードを紹介していきます。
- 金の旨味
- サイエンスダイエット
- ピュリナワン
- 霧島鶏
それでは、それぞれのおすすめポイントなどを見ていきましょう。
原材料にこだわりアリ!金の旨味|おすすめの市販ドッグフード
金の旨味は愛犬の健康を考えて作られた、原材料にこだわりのあるドッグフードです。
ラインナップはチキン・チキン低脂質・フィッシュの3つ。
フード診断もおこなっており、愛犬の健康状態にあったフードを提案可能です。
主原料にこだわりアリ!国産でヒューマングレードも実現
金の旨味は主原料にこだわりを持ち、国産のものを試用しています。
人間も食べられるヒューマングレードの食品も使用しているので、安心してワンちゃんに与えられます。
原料の産地もすべて公式HPで公開しています。
体の内側から健康を目指せる成分を配合
金の旨味はワンちゃんの腸内ケアを実現を目指し、目元の健康維持ができるようフードを設計しています。
犬の免疫機能の約7割は腸に集まっているので、ワンちゃんの腸内環境の改善をしたい飼い主さんにもおすすめです。
また、体内環境に配慮し、機能的なサプリメント成分も多く配合しています。
- 乳酸菌
- イヌリン
- フラクトオリゴ糖等の食物繊維
- コラーゲンペプチド
- オメガ3脂肪酸のDHA
- タウリンなど
特に乳酸菌は1袋当たり6000億個以上を配合しています。
金の旨味の詳細情報
種類 | 特長 | 詳細情報 |
---|---|---|
チキン | オールステージ対応のベースフード | 総合栄養食・全年齢対応・全犬種対応・人が食べるレベルの九州産の銘柄鶏を仕様・一番人気 |
フィッシュ | 鶏アレルギーのワンちゃんや体重の気になるワンちゃんにおすすめ | 総合栄養食・1歳以上の成犬から対象・人が食べるレベルの国内産の魚(タラやカツオ)を使用・鶏肉アレルギーに配慮し低カロリーを実現・低たんぱく/低リン/低ナトリウムで腎臓ケアにも考慮 |
チキン低脂質 | 体重の気になるワンちゃんやシニア犬が持つお悩みを抱えるワンちゃんにおすすめ | 総合栄養食・九州産の銘柄鶏はそのままに低脂質の部位を仕様・1誌以上の成犬からシニア犬・N-アセチルグルコサミン/コンドロイチン配合で間接の健康を維持・マリーゴールド粉末配合で加齢による目の健康を維持・MCTオイル配合で認知機能の健康を維持・低たんぱく/低リン/低ナトリウムで腎臓ケアにも考慮 |
金の旨味の購入場所
金の旨味の購入場所:https://petfood.mtflat.co.jp/
決済方法:クレカ決済・コンビニ決済(ファミマ・セブン・ローソン・ミニストップ・デイリーヤマザキ)・銀行振り込み・スマートフォン決済(LINE Pay・Merpay・PayPay) その他決済(Amazon Pay・Pay Easy)
サイエンスダイエットドッグフード|おすすめの市販ドッグフード
ヒルズ社のサイエンスダイエットは、スーパーやホームセンターなどで市販されている知名度も高いドッグフードです。
満足できなければ全額返金保証の制度もあります。
メイン材料が小麦のため、良質なタンパク質の不足やアレルギー、消化の負担などが気になります。
しかし発ガン性のあるような危険な添加物の使用はみられず、市販のドッグフードの中では比較的品質は高いといえるでしょう。
ピュリナワンドッグフード|おすすめの市販ドッグフード
ネスレ社が販売しているピュリナワンは、スーパーやホームセンターなどで市販されている知名度も高いドッグフードです。
原材料に4Dミートなど、あまり好ましくないものが含まれるものの、有害な人工添加物などは使用されていないため、市販のドッグフードの中では比較的品質は高いといえるでしょう。
霧島鶏ドッグフード|おすすめの市販ドッグフード
イースター社が販売している霧島鶏は、スーパーやホームセンター、薬局などで市販されているウェットタイプのドッグフードです。
原材料に合成保存料などは使用されておらず、主原料に九州産の鶏肉が使われているため、市販のドッグフードの中では品質が高いといえるでしょう。
ただし、栄養価よりも嗜好性を重視したフードのため、常用というよりもおやつやご褒美としてあげるのに適しています。
市販ドッグフードが安全ではない?選ぶときに気にすべき3つの理由|安さの裏側
まず、市販ドッグフードの最大のメリットといえば、なんといっても安さでしょう。
実際に市販ドッグフードは通販ドッグフードと比較すると1/10ほどの安さで販売されていることも多いです。
しかし、安さを実現するためにはどこかでコスとカットをしている可能性が高いです。
安いのにはそれなりの理由があるのです。
ワンちゃんのためにいい素材のドッグフードを購入する際には、気を使いたいところです。
ここで、市販ドッグフードが安い主な理由をみてみましょう。
- 合成添加物の使用
- 低品質な原材料を使用
- 穀物などによるカサ増し
それぞれをみていきたいと思います。
①合成添加物の使用|市販ドッグフードが安い理由
ドッグフードは、動物性タンパク質や油脂分が多く含まれており、非常に酸化しやすい性質をもっています。
そこで多く利用されるのが、保存料や酸化防止剤などの合成添加物。
これらはドッグフードの品質を保つために必要なものですが、合成添加物は内臓への負担や発ガン性などの問題が報告されており、健康被害を及ぼす危険性が非常に高いです。
質の高い安全なドッグフードであれば、合成添加物の代わりに自然由来の抗酸化作用のあるものを使用している場合がほとんどですが、
これらは安価で手軽な合成添加物と比較すると原価が高くなってしまうため、市販のドッグフードには危険な合成添加物が使用されていることがほとんどです。
②低品質な原材料を使用|市販ドッグフードが安い理由
市販で売りやすい、安いドッグフードを作るには原材料にかかる値段を最小限に抑える必要があります。
実は、ペットフード業界はもともと、人間には食べられない廃棄するような材料などを加工してペット用に販売することから始まったビジネス。
残念ながら現在もこの事実は続いていて、安いドッグフードに使われる原材料は、人間はとても食べることのできない廃棄されるようなものも多く使われています。
そのひとつが4Dミート。
- Dead(死亡した)
- Dying(死亡しかけ)
- Diseased(病気のある)
- Disabled(負傷、障害のある)
こんな状態のお肉を愛犬に与えることを考えると、ゾッとしませんか?
わんちゃんにとって重要な栄養である動物性タンパク質ですが、低品質では意味がなく、むしろ害がある可能性すらあります。
③穀物などでのカサ増し|市販ドッグフードが安い理由
ドッグフードのパッケージなどに表記されている原材料は、比率の多い順に表示されているという事実をご存知でしょうか。
わんちゃんにとって1番重要な栄養素は動物性タンパク質。つまり、原材料の1番最初には「鶏肉」などの肉(魚)原材料が書かれているものが理想的です。
しかし、市販ドッグフードのほとんどが、小麦や大豆などの穀類がメイン材料として1番最初に書かれています。
わんちゃんにとって栄養価の少ない穀類が多く含まれている理由は、カサ増し以外の何でもありません。
原価をなるべく抑えてドッグフードを作ろうとすると、動物性タンパク質は値段が張ってしまうため、より安価に手に入る穀類を使用しているのです。
実はこれは栄養価が低いというデメリットだけではありません。
市販ドッグフードのメイン材料に多用されている小麦などにはグルテンが多く含まれています。
グルテンは、わんちゃんにとって栄養価値がほとんどないことに加え、アレルゲンとなりやすく、消化もしづらいため、マイナスでしかありません。
なぜ市販ドッグフードは品質が低いものが紛れているのか
ここまで、安い市販のドッグフードがなぜ品質が低いかということをみていきました。
しかし、なぜ質の良い安全なドッグフードは市販されないのでしょうか?
この理由は、スーパーやホームセンターなどの量販店で市販するのにはいくつかの条件をクリアする必要があるからです。
- なるべく原価を抑えて安く作ること
- 常に大量の在庫を確保できること
- 賞味期限が長いこと
①なるべく安く作る必要がある|市販ドッグフードの条件
ドッグフードを市販するということは、ドッグフードメーカーと私たち消費者の間にスーパーやホームセンターなどの量販店を挟むということです。
しかし、店頭で市販されるドッグフードは安くないと売れませんよね。
販売時の値段をなるべく安く抑えるためには、原材料などの原価をなるべく安く抑える必要があります。
そのため穀類などのカサ増し材料や、品質が低く人間は食べることのできないレベルのお肉などの原材料が使用されてしまうことが多いのです。
②常に大量の在庫を確保する必要がある|市販ドッグフードの条件
スーパーやホームセンターなどの大型量販店で市販するためには、常に大量の在庫を確保しておく必要があります。
そのためには、常に効率性を重視し、大量生産しなくてはなりません。
プレミアムドッグフードのように新鮮素材を使用したり、それぞれの原材料に合った加熱法などを採用するのは難しいでしょう。
③賞味期限が長い必要がある|市販ドッグフードの条件
また、市販ドッグフードは大量の在庫を確保する必要があることから、なるべく長い賞味期限を設定する必要があります。
なるべく安く簡単に賞味期限を伸ばすには、酸化防止剤や保存料などの合成添加物を使用するのが1番効率的です。
愛犬たちの命に関わることなのに。
そもそも、ドッグフードにはそんな発ガン性があるような危険なものを使用して許されるものなんですか?
ここで少しだけ、ドッグフードに関する法律を簡単にみておきましょうか。
危険な市販ドッグフードを取り締まる法律はないの?
多くのペット先進国に比べると、その体制や安全性にまだまだ遅れをとる日本のペットフード業界。
これまで表示に関する義務や規制などが全くなかったのですが、2009年6月にペットフード安全法という法律ができました。
この法律は犬を含めたペットの健康を守る事を目的に添加物や原材料の表示事務などについて規制する法律です。
「ペットフード安全法があれば、安全なペットフードしか流通しないはず!」と思いきや、残念ながら現実はそうではありません。
実際に、多くの愛犬家やペットの専門家からザル法と言われてしまっているのがペットフード安全法の実情。
その大きな理由のひとつが、人工添加物への基準が非常に甘いということです。
以下がペットフード安全法に基づき定められている有害物質の基準・規格です。
(出典:環境省ホームページ)
BHAなど、人間には使用が禁止されている発がん性物質ですら、使用は禁止されておらず、大変ゆるい基準となっています。
その結果、発ガン性があるにも関わらず、安く手軽に使える酸化防止剤として安いドッグフードに使用されることが多いのです。
動物たちの安全を守るためのはずの法律ですが、これを信頼して流通しているペットフードは安全であると言い切ることはできないでしょう。
残念ながらペットフード安全法は、未だに危険なドッグフードの流通を阻止できていないのが実情です。
市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
市販のドッグフードが危険だという理由のほとんどは、それに含まれる原材料にあることがわかりましたね。
続いてはドッグフードを選ぶ際に、チェックするべき危険な原材料をみていきたいと思います。
- 甘味料
- その他の合成添加物
- 肉類
- 穀類
- ビートパルプ・食物繊維
- 動物性油脂
これらがなぜ危険なのか、どこをチェックすればいいのか、それぞれを詳しくみていきたいと思います。
①酸化防止剤|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
酸化やカビを防ぎ、日持ちさせるために使用される酸化防止剤ですが、実はかなり危険な原材料が使用されているかもしれません。
以下のような表示のあるドッグフードは、避けたほうがいいでしょう。
- エトキシキン
- BHA
- BHT
注意したい酸化防止剤とその意味・理由
続いて、注意したい原材料とそれが何を意味するのか、そして危険な理由が以下のとおりになります。
エトキシキン | 非常に強い抗酸化作用を持つ酸化防止剤。 日本では使用が認められたことがなく、ベトナム戦争でアメリカ軍が使用した枯葉剤(かれはざい)にも使用されていた。 皮膚炎などのアレルギー反応や発ガン性が確認されている。 |
---|---|
BHA | ブチルヒドロキシアニソールとも呼ばれ、従来はガソリン用の酸化防止剤。 非常に強い抗酸化作用を持ち、膀胱ガンや甲状腺ガンを引き起こす発ガン物質が確認されている。 |
BHT | ジブチルヒドロキシトルエンとも呼ばれ、従来は石油用の酸化防止剤。 BHAと同様、非常に強い抗酸化作用を持ち、発ガン物質が確認されている。 |
これらの酸化防止剤は、強い発がん性などが確認されており、限定的な使用しか認められていない大変危険な添加物です。
このような表示のあるものは絶対に避けましょう。
②着色料・発色剤|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
ドッグフードを色鮮やかに、見せるために使用される着色料ですが、実は危険な原材料が使用されているかもしれません。
以下のような表示のあるドッグフードは、避けたほうがいいでしょう。
- 亜硝酸ナトリウム
(亜硝酸塩・亜硝酸ソーダ) - 赤色2,3,4,40,102,105号
- 青色1,2,102号
- 黄色6号
注意したい着色料とその意味・理由
続いて、注意したい原材料とそれが何を意味するのか、そして危険な理由が以下のとおりになります。
亜硝酸ナトリウム | 食肉の赤みを保つ発色剤。 人はたくさん摂取すると吐き気、嘔吐、下痢、チアノーゼ、血球の崩壊、中枢神経麻痺など致命的な中毒を起こす。 発がん性アレルギー疾患も確認されている。 |
---|---|
〇色〇号 | 石油を原料にした合成着色料。 遺伝毒性、染色体異常が認められ、アメリカではすでに発ガン物質として使用が禁止されているものもある。 |
着色料の表示で注意したいのは、発ガン性や遺伝毒性、神経麻痺などのリスク。
人が見たときに、色鮮やかに、美味しそうに見せるために使用される着色料ですが、わんちゃんにとって色は全く関係ありません。
このような表示のあるものは避けましょう。
③甘味料|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
ドッグフードの食いつきを良くするために使用される甘味料ですが、実は危険な原材料が使用されているかもしれません。
以下のような表示のあるドッグフードは、避けたほうがいいでしょう。
- ソルビトール
- キシリトール
- グリシリジン・アンモニエート
- コーンシロップ
- ビートパルプ
注意したい甘味料とその意味・理由
続いて、注意したい原材料とそれが何を意味するのか、そして危険な理由が以下のとおりになります。
ソルビトール | ブドウ糖から合成される糖アルコールの一種。 ダイエット甘味料として知られるが、大量摂取によって人間が亡くなったケースもある。 |
---|---|
キシリトール | キシロースから合成される糖アルコールの一種。 少量であっても血糖値が低下し、嘔吐や歩行困難・腎不全などの危険がある。 |
グリシリジン・アンモニエート | 安全性が不明瞭のため人間はの使用は認められていない甘味料。 |
コーンシロップ | とうもろこしを原料に作られた異性化液糖とも呼ばれる甘味料。 膵臓や副腎に悪影響を与え、糖尿病を引き起こす恐れがある。 |
ビートパルプ | サトウダイコンを加工し、残ったカス。 不溶性繊維のため腸に負担がかかる。 甘みの添加やかさ増し、便を固める性質がある。 |
甘味料の表示で注意したいのは、内臓への負担です。
はちみつなどの天然の甘味料なら問題ありませんが、人間にすら悪影響のある人工甘味料はわんちゃんにも毒性が高いことはいうまでもありません。
このような表示のあるものは避けましょう。
④その他の合成添加物|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
その他にも、保存料や保湿剤、酸化防止剤などとして使用される合成添加物ですが、実は危険な原材料が使用されているかもしれません。
以下のような表示のあるドッグフードは、避けたほうがいいでしょう。
- ソルビン酸カリウム
- プロピレングリコール
注意したい合成添加物とその意味・理由
続いて、注意したい原材料とそれが何を意味するのか、そして危険な理由が以下のとおりになります。
ソルビン酸カリウム | 半生タイプの保湿剤や防腐剤として使用される。 アレルギー反応や腸閉塞を引き起こす恐れがある。 |
---|---|
プロピレングリコール | カビや細菌の繁殖を防ぐ働き、保存料として使用される。 亜硝酸ナトリウムと反応し発ガン性物質を発生させる。 |
合成添加物の表示で注意したいのは、内臓への負担や発ガン性です。
このような表示のあるものは避けましょう。
⑤肉類|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
ドッグフードに不可欠であるタンパク質をとるのに必要なお肉ですが、実は危険な原材料が含まれているかもしれません。
以下のような表示のあるドッグフードは、避けたほうがいいでしょう。
- ○○副産物
(肉副産物・牛肉副産物など) - ○○ミンチ
(鶏ミンチなど) - ミートミール・肉粉
(チキンミール・フィッシュミールなど) - ○○エキス
(チキンエキス・ポークエキスなど)
上記に含まれる可能性があるのが、4Dミートと呼ばれる、人間が食べられない、基準以下のお肉のことです。
注意したい肉類とその意味・理由
続いて、注意したい原材料とそれが何を意味するのか、そして危険な理由が以下のとおりになります。
4Dミート | 人間の食品基準を満たさない状態の肉。4Dは以下の略。 ・Dead(死亡した) ・Dying(死亡しかけ) ・Diseased(病気) ・Disabled(負傷、障害) |
---|---|
〇〇副産物 | 肉以外の部分(肺・腎臓・脳・肝臓・骨・胃腸など)が含まれている。 |
〇〇ミンチ・ミートミール・肉粉 | 捨てるべき部分(血液・毛・羽・皮・角・糞など)を混ぜて精製、脂肪を除いたもの。 |
〇〇エキス | 精肉加工過程ででる羽毛、骨、脂肪などの残渣を濃縮したもの。 |
肉類の表示で注意したいのは、人の食品基準に不合格になった肉など、廃棄処分されるレベルの物を使っている可能性があります。
その肉の状態も病死肉、汚染肉、腐敗肉が混入している可能性もあるので、このような表示のあるものは避けましょう。
ミールとは挽くという意味で原料から水分を除いた粉末のことを言い、ミールという表記だけで危険だと断言することはできません。
ミートミールやミートエキスという表記については、どのような肉を使用しているか指定されていないため、市販の安価なドッグフードに関してはコストカットを主目的として添加されるものがほとんどだと考えていいでしょう。
しかし中には、稀に「人間用食材」として認定を受けた動物から作られた高品質なミールも存在するので、どちらか知りたい場合には直接メーカーに問い合わせる必要があります。
⑥穀類|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
穀類といえば、大豆やおから等、健康的なイメージがあるかもしれませんが、実は危険な原材料が含まれているかもしれません。
以下のような表示のあるドッグフードは、避けたほうがいいでしょう。
- でんぷん類
- 加工でんぷん
- ○○グルテン
(コーングルテンなど) - ○○粉
(とうもろし粉など) - ○○ミール
(大豆ミールなど)
注意したい穀類とその意味・理由
続いて、注意したい原材料とそれが何を意味するのか、そして危険な理由が以下のとおりになります。
でんぷん類・加工でんぷん・〇〇グルテン・〇〇粉・〇〇ミール | 油脂分や有用成分を絞り取った栄養価の無い最後の残りカス。 |
---|
穀類の表示で注意したいのは、○○グルテンや、○○粉、○○ミールといった、穀物を加工する際にでた残りカス。
中には、鼓腸症などの病気にかかるリスクが高いことから、家畜の飼料としての使用が禁止されているものまで含まれています。
これらは栄養価が全くないにも関わらず、カサ増しのために使用されているため、このような表示のあるものは避けましょう。
⑦ビートパルプ・食物繊維|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
食物繊維といえば、整腸作用など、健康的なイメージがあるかもしれませんが、実は危険な原材料が含まれているかもしれません。
以下のような表示のあるドッグフードは、避けたほうがいいでしょう。
- ビートパルプ
- 食物繊維
- セルロース
注意したい食物繊維とその意味・理由
続いて、注意したい原材料とそれが何を意味するのか、そして危険な理由が以下のとおりになります。
ビートパルプ | サトウダイコンを加工し、残ったカス。 不溶性繊維のため腸に負担がかかる。 甘みの添加やかさ増し、便を固める性質がある。 |
---|---|
食物繊維・セルロース | 野菜のてんさいを加工し、残ったカスや落花生の殻など。 不溶性繊維のため腸に負担がかかる。 |
食物繊維の表示で注意したいのは、ビートパルプや食物繊維、セルロースといった、野菜のてんさいを加工する際にでた残りカス。
これらは栄養価が全くないにも関わらず、カサ増しのために使用、残留農薬がついているものもあります。
ビートパルプはまだ、もともとは『サトウダイコン』からとれた繊維質だとわかるので、そこまでのリスクはないと思われますが、
食物繊維など曖昧な表示だと、ダンボールや新聞紙などを使用しているものもあるようです。このような表示のあるものは避けましょう。
⑧動物性油脂|市販ドッグフードに含まれる危険な原材料
動物性油脂とは、どの動物の油脂か特定できない脂肪のこと。
肉の匂いを付けたオイルでフードをコーティングすることにより、食いつきを良くするために利用されます。
何かはっきりとわからない、粗悪な油脂や脂肪が使用されており、動物性油脂自体にも酸化防止剤や化学物質が使われています。
フードの表面を覆っている動物性油脂は、酸化しやすいため、皮膚病やアレルギーなどを引き起こすリスクがあります。
また、何の動物の油脂が使用されているか特定ができないため、牛肉などの食肉アレルギーなどをもっているわんちゃんには大変危険です。
このような表示のあるものは絶対に避けましょう。
市販ドッグフードに多く含まれている危険な原材料リスト一覧
市販ドッグフードの多くに含まれる危険な原材料のまとめは以下になります。
肉類 | ○○副産物 ○○ミンチ ミートミール・肉粉 ○○エキス |
---|---|
穀類 | でんぷん類 加工でんぷん ○○グルテン ○○粉 ○○ミール |
ビートパルプ・食物繊維 | ビートパルプ 食物繊維 セルロース |
動物性油脂 | 動物性油脂 |
酸化防止剤 | エトキシキン BHA BHT |
着色料・発色剤 | 亜硝酸ナトリウム(亜硝酸塩・亜硝酸ソーダ) 赤色2,3,4,40,102,105号 青色1,2,102号 黄色6号 |
甘味料 | ソルビトール キシリトール グリシリジン・アンモニエート コーンシロップ ビートパルプ |
その他の合成添加物 | ソルビン酸カリウム プロピレングリコール |
中には、絶対に食べさせるべきでないものから、少量なら大した問題ではないものまでありますが、すべて入っていないに越したことはないものです。
市販ドッグフードは、安くて手軽に買える分、そのメリットと引き換えにこのようなリスクが伴うことは知っておく必要があるでしょう。
ちなみにこれらの材料は、ドッグフードだけではなく、犬用のおやつにも使われていることも多いので、注意しましょう。
やはり市販のドッグフードは、「安さ」が唯一のメリットですね。
残念ながら、安全性と栄養価を考えて不安要素のない市販ドッグフードは存在しないのです。
市販ドッグフードよりも通販ドッグフードがおすすめな理由
今までご紹介してきた理由から、品質の良いドッグフードは市販で流通しないため、市販のドッグフードはおすすめできません。
本当に愛犬の健康を考えるのであれば、多少値段は高くとも、間違いなく通販限定のドッグフードがおすすめです。
- 原材料をはじめとしたドッグフードそのものの質が高い
- 無理に賞味期限を伸ばす必要がないため、危険な合成添加物を使用せず無添加を実現できる
- メーカーから直接購入することで製造から購入までの期間が短く済み、新鮮な状態で手元に届く
- 流通経路や在庫保管が最小限で済むため、品質の劣化リスクが少ない
- 定期購入などの利用でお得な割引がある・買い忘れがおきない
通販ドッグフードは、市販のドッグフードと比べて値段が高いことが最大のデメリットでしょう。
しかし、通販ドッグフードのほとんどが食いつきや内容の良さを実感できるように初回限定でお試し価格が設定されていたりします。
市販フードから完全に切り替えとまではいかなくとも、少しずつお試ししてみたり、半分ずつ混ぜて与えるのもアリ。
ここで、通販ドッグフードの中でも特におすすめの3選をご紹介します。
このこのごはんドッグフード
このこのごはんは、小型犬のお悩みを解決するために開発されたやさしい国産ごはんとして注目を集めているドッグフード。
涙やけや匂い、毛並み、食べてくれない・・・など小型犬によくあるお悩みを根本から解決するために作られたフードです。
小型犬専用というだけあり、粒の大きさも小さく平たいので小さなお口の子でも食べやすいように作られています。
(※小型犬以外のわんちゃんにも与えることができます)
モグワンドッグフード
日本のわんちゃんにぴったりの栄養成分と手作り食のような美味しさで食いつき抜群なドッグフード。
日本で暮らすわんちゃんの体質や運動量、生活に合う食生活と手作り食のようなおいしさを目指し、開発されたドッグフード。
動物愛護の先進国でありペット大国のイギリスからペットフードを輸入・販売していた株式会社レティシアンのオリジナル商品です。
最近ではテレビCMも放映され話題ですね。知名度も高く、総合評価も高いドッグフードです。
ブッチドッグフード
嗜好性も高く人気だが、毎日の食事にするには少し高めなのでトッピング等におすすめ。
環境規制が世界一厳しいニュージーランドで作られたチルド型ミートフードとして人気を誇るブッチドッグフード。
原材料は、すべて信頼性の高いニュージーランド産のものを使用し、わんちゃんの健康にも環境にもこだわったフードを実現しています。
あと、とっても美味しそう〜!!!
経済的に厳しい!という場合は、全ては切り替えずに良質な食事の比率を少し増やしてあげるだけでも意味はあるのでおすすめですよ。
まとめ:市販ドッグフードを克起は
ここまで市販のドッグフードが危険な理由やその中でもおすすめの市販フードなどを中心にご紹介してきました。
今回の内容を簡単にまとめると市販のドッグフードは以下のような理由から、安全で良質なものは一切出回っていません。
本当に愛犬の健康や命を考えるのであれば、多少お金はかかってしまっても安全性と栄養価に不安のないドッグフードを選んであげましょう。
いきなり全てを切り替え!とまではいかなくとも、少しずつ切り替えてみたり、混ぜてみたりして、愛犬の健康に配慮してみてはいかがでしょうか。
最後に
わんちゃんの健康にとって、1番大事なのがメインの食事であるドッグフード。
それを決められるのは飼い主さんだけです。
ドッグフードはわんちゃんの身体を作ることはもちろん、健康状態にも直結するので、なるべくいいものを食べさせてあげることをおすすめします。
市販ドッグフードの安さや手軽さに惹かれてしまうかもしれませんが、飼い主さんが選んだもので愛犬の身体・命は作られているということを忘れないでください。
それでは、わんちゃんと健康で素敵な暮らしを楽しんでくださいね!
- お悩み解決!やさしい国産ごはん:このこのごはん
- 無添加で自然な食事を与えたいなら:馬肉自然づくり
- 食いつきにお悩みなら:ブッチ
- 療法食なら:みらいのドッグフードシリーズ
中でも1番おすすめなのは、このこのごはんドッグフード。
涙やけや毛並み、匂いなど、小型犬に多いお悩み解決のために作られた小粒でやさしい国産ドッグフードです。
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「ドライフードだけで完食!」「涙やけがよくなった!」「毛がツヤツヤになった!」など口コミでもとても評判です。