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犬の寒さ対策13選!グッズや注意点なども紹介

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

犬の寒さ対策13選!グッズや注意点なども紹介

「愛犬の寒さ対策におすすめの方法はない?」
「犬って毛で覆われているから寒さに強い?」

ワンちゃんを飼っているご家庭で、寒さが厳しい時期になると上記のように思われるのではないでしょうか。

犬は毛で身体が覆われているため、寒さに強い犬種もいます。

とはいえ、犬が寒いと感じる温度には個体差があり、寒がるしぐさを見せる場合には寒さ対策が必要です。

この記事では、犬の寒さ対策について以下の内容で紹介します。

この記事の内容
  • 犬と寒さについて
  • 犬の寒さ対策13選!グッズも紹介
  • 留守中の寒さ対策の3つの注意点
  • 室外犬の寒さ対策
  • 寒がりの犬・寒さに弱い犬

愛犬が寒そうにしていて心配という飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

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犬と寒さについて

コッカー・スパニエル

犬と寒さについて以下の3つの内容で紹介します。

  • 犬が寒さを感じる温度
  • 犬が寒がっているしぐさ
  • 寒がっている場合は病気のリスクが上がる

犬が寒がっているしぐさ

飼い主さんは、犬が寒がっているしぐさを読み取ってあげる必要があります。

犬は人間のように寒いことを伝えることができないからです。

愛犬が寒いと感じているのに、何もしてあげないのはかわいそうですよね。

とはいえ、犬が寒がっているしぐさが分からないという場合もあるでしょう。

犬が寒がっている時に見せるしぐさは以下のようなものがあります。

犬が寒がっている時に見せるしぐさ
  • 身体を小さく丸めている
  • 小刻みに震えている
  • 布団や毛布にもぐる
  • 水分摂取量が減った
  • 散歩に行きたがらない

上記のような犬のしぐさを参考に、飼い主さんは犬が寒がっているかを把握してあげることが大切です。

犬が寒さを感じる温度

犬によって個体差はありますが、快適な環境は以下と言われています。

室温 23〜25℃
湿度 45〜65%

とはいえ、犬種により異なり、寒さに強い犬は暑がる可能性があります。

愛犬の様子を見ながら、室温を調節してあげましょう。

寒がっている場合は病気のリスクが上がる

犬が寒がって身体が冷えた状態の場合、血の巡りが悪くなります。

血の巡りが悪くなることで免疫力が低下するというもの。

感染症にかかりやすくなります。

犬の寒さ対策13選!グッズも紹介

日本の中型犬

犬の寒さ対策について、方法やグッズなどを13個紹介します。

犬の寒さ対策・グッズ13選
  • エアコンを使う
  • ペット用のヒーターを使う
  • 湯たんぽを使う
  • 犬用コタツを使う
  • ホットカーペットを使う
  • カーペットを敷く
  • 毛布・ブランケットを使う
  • 犬用ベッドを使う
  • 防寒具を着せる
  • 散歩前にマッサージをする
  • 蓄熱材が入ったホットマットを利用する
  • 床にダンボールを敷く
  • ブランケットでゲージを覆う

犬用コタツを使う

犬用のコタツというものがあります。

コタツの中は暖かく、身体全体を温めることができるのでワンちゃんも大喜びですね。

抗菌防臭生地で水洗いできるものも売られているみたいです。

エアコンを使う

エアコンは部屋全体を暖めてくれるので、便利です。

人間が快適な温度でも犬によっては、暑過ぎる場合があります。

ワンちゃんが暑がっているようでしたら、エアコンの温度を下げてあげるような対応が必要です。

ヒーターを使う

ヒーターも室温をあげるために便利な寒さ対策アイテムです。

ワンちゃんが近づき過ぎると危ないので注意が必要となります。

ヒーターを使用時の注意点

暖房器具としてヒーターを使用する場合、注意が必要になります。

犬がヒーターを倒してしまったり、近づきすぎてやけどをする恐れがあるからです。

また、犬がヒーターのコードを噛んでしまうことで感電や漏電などの恐れもあります。

そのため、ヒーターを使用する場合は、犬が近くに来れないようにフェンスなどで仕切りを作るのが良いでしょう。

なお、長時間使用することでの乾燥にも注意してください。

ヒーターを使用する際の注意点
  • 犬がヒーターに近づき過ぎないようにする
  • コードやコンセントなどを噛まないように対策をする
  • 長時間使用しないようにする
  • 火事が起きないように気を付ける
  • 乾燥に注意する

湯たんぽを使う

湯たんぽも犬の寒さ対策に便利なグッズです。

犬が寝る時や、飼い主さんが留守中にも使えます。

湯たんぽの暖かさは持続性があり、犬が暑い時は離れられるからです。

なお、湯たんぽに長時間接触している状態の場合は、犬が低温やけどをする場合があります。

ぬるめのお湯を入れたり、カバーを厚くするなどの対策をしましょう。

ホットカーペットを使う

ペット用のヒーターも売られています。

犬にとって適温になるように作られているため安心ですね。

噛みつき防止仕様のケーブルを用いていることが多いですが、犬がかじってしまうことがあるため注意が必要です。

カーペットを敷く

電気を使用しない寒さ対策として、床にカーペットを敷くのも良いです。

電気代もかからずに、犬がやけどしてしまわない寒さ対策となります。

毛布・ブランケットを使う

毛布やブランケットも犬がくるまることで寒さ対策となるグッズです。

愛犬のケージの中に毛布やブランケットを置いてあげることで寒さ対策になります。

自分の体温で暖かさをキープできるため、低温やけどの心配もなく安心です。

飼い主さんが寝る時や留守中などにもおすすめのグッズとなります。

なお、ダニやノミ、汚れ対策として頻繁に洗濯してあげると良いでしょう。

防寒具を着せる

お散歩時の寒さ対策として、犬用の防寒具を着せるという方法があります。

犬も人間と同じように服を着ることで寒さ対策できますね。

特に寒さに弱い犬には、防寒具を着させてあげましょう。

散歩前にマッサージをする

散歩前に犬にマッサージをしてあげることも良いでしょう。

寒い時期には、室内と外との気温差によりケガをしやすくなります。

マッサージをして身体をほぐしてあげましょう。

蓄熱材が入ったホットマットを利用する

ホットマットは、通常のマットとは違い断熱綿や微熱綿が入ったものです。

通常のマットに比べて保温効果を期待できるでしょう。

犬用ベッド

犬用のベットが売られています。

敷き布団のようにふわふわで、犬を伏せることで保温効果を期待できるでしょう。

毛布やブランケットと併用しての利用がおすすめです。

床にダンボールを敷く

簡単でコストもあまりかからない方法ですが、床にダンボールを敷くという方法があります。

ダンボールを敷くことで、底冷えを防止する効果が期待できるでしょう。

ブランケットでゲージを覆う

ブランケットは犬を包む以外にも、使い道があります。

犬が寝るゲージをブランケットで覆うようにすることで保温効果を期待できます。

手軽にできる方法なので、試してみてはいかがでしょうか。

留守中の寒さ対策の3つの注意点

悲しそうな犬

ワンちゃんの寒さ対策をいくつか紹介しました。

留守中には飼い主さんの目が届かないため、注意が必要なものもあります。

留守中の寒さ対策の注意点を3つ紹介します。

留守中の寒さ対策の3つの注意点
  • 暖房器具の設定温度には注意が必要
  • 低温やけどには注意が必要
  • 脱水症には注意が必要

低温やけどに注意が必要

ヒーターや湯たんぽを犬の寒さ対策に使用する場合、低温やけどに注意が必要となります。

低い温度のものでも長時間、直接肌が触れることでやけどになるからです。

犬が直接触れない場所に暖房器具を置いたり、湯たんぽを使用する場合は直接触れないようにカバーをかけるなどで対策してください。

低温やけど

低い温度でのやけどのことです。
50℃前後のものに数分〜数時間程度、皮膚が直接触れることで起こります。

設定温度には注意が必要

エアコンやヒーターなどの暖房器具の設定温度には注意が必要です。

人間にとっては快適な室温でも犬によっては暑過ぎるという場合があります。

飼い主さんが留守中の場合は、エアコンやヒーターなどの暖房器具の設定温度は低めに設定するのが良いです。

毛布やブランケットを多めに用意して寒さ対策できるようにしてあげましょう。

脱水症には注意が必要

犬の寒さ対策も大切ですが、脱水症にも注意しましょう。

エアコンやヒーターなどを長時間使用することで、空気が乾燥するからです。

空気が乾燥して湿度が低い場合、脱水症になる場合があります。

エアコンやヒーターなどを使用する場合は、加湿器を使用したり、濡れたタオルを干しておいたりして乾燥対策をしましょう。

室外犬の寒さ対策

ドッグフードを目の前にした犬

犬を外で飼っているという人もたくさんいるかと思います。

室外犬の寒さ対策を2つ紹介します。

  • 犬小屋内で暖かくできるようにする
  • 犬小屋周りの防寒対策をする

犬小屋内で暖かくできるようにする

犬小屋に毛布を入れて犬が暖かくできるようにすることもできます。

とはいえ、毛布だけでは寒さ対策には足りないかもしれません。

犬用のドームハウスというものが売られています。

犬が入れるお布団のようなベットです。

愛犬の体温の保温のために、役に立つグッズですね。

犬小屋周りの防寒対策をする

犬小屋周りに断熱シートやダンボールなどで、寒さ対策するという方法があります。

風や冷気が入らないようにすることで、寒さ対策の効果があるでしょう。

また、風を正面から受けないような場所に犬小屋を移動させることも対策となります。

寒がりの犬・寒さに弱い犬

犬も犬種により、寒さに強い犬、弱い犬がいるでしょう。

寒がりの犬や寒さに弱い犬について紹介します。

  • 小型犬
  • 短毛種やシングルコートの犬
  • 子犬、老犬

小型犬

小型犬は寒さに弱い傾向にあります。

小型犬は身体が小さいけど、表面積が広く熱を放散しやすいからです。

パピヨンやチワワなどの小型犬は寒さに弱いため、しっかりと寒さ対策してあげる必要があります。

短毛種やシングルコート

短毛種やシングルコートの犬は比較的、寒さに弱い犬種です。

犬の被毛には、「オーバーコート」と「アンダーコート」の2種類あります。

被毛の種類
  • オーバーコート:オーバーコートは皮膚を保護するための硬い毛質。
  • アンダーコート:アンダーコートは、体温を保つためのふわふわとした毛質。

ダブルコートは、オーバーコートとアンダーコートの両方がある被毛のことを指します。

そして、シングルコートは、オーバーコートのみがある被毛のことです。

シングルコートのワンちゃんは、ダブルコートの犬と比べ、寒さに弱い傾向にあります。

シングルコートの犬は以下のような犬種となります。

シングルコートの犬種

トイプードル、ミニチュアシュナウザー、ヨークシャーテリア、マルチーズ、パピヨンなど

犬のシングルコートとは?小型犬~大型犬まで犬種一覧紹介

ダブルコートの犬はいかのような犬種となります。

ダブルコートの犬種

シベリアンハスキー、ボーダーコリー、コーギー、ラブラドールレトリーバー、柴犬、ゴールデンレトリーバーなど

寒冷地原産の犬種は、ダブルコートで寒さに強いとされています。

子犬、老犬

子犬、老犬も比較的寒さに弱い傾向にあります。

成犬と比べて、子犬やシニア犬は体温調整が上手くできないからです。

犬種問わず寒さに弱い傾向にあるため、寒さ対策が必要となります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、犬の寒さ対策やグッズ、注意点などについて紹介しました。

以下がこの記事のまとめです。

まとめ
  • 留守中の寒さ対策には暖房器具の設定温度には注意が必要
  • 低温やけどには注意が必要
  • 脱水症には注意が必要
  • 室外犬の寒さ対策は犬小屋を暖かくする
  • 犬小屋周りの防寒対策をする
  • 寒がりの犬・寒さに弱い犬は小型犬・子犬・老犬
  • 短毛種やシングルコートの犬
犬の寒さ対策・グッズ13選
  • エアコンを使う
  • ペット用のヒーターを使う
  • 湯たんぽを使う
  • 犬用コタツを使う
  • ホットカーペットを使う
  • カーペットを敷く
  • 毛布・ブランケットを使う
  • 犬用ベッドを使う
  • 防寒具を着せる
  • 散歩前にマッサージをする
  • 蓄熱材が入ったホットマットを利用する
  • 床にダンボールを敷く
  • ブランケットでゲージを覆う

愛犬が寒そうにしていて心配、何か寒さ対策をしてあげたいという飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

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