「やっぱり消化しやすいウェットフードにするべき?」
「ドライフードとウェットフードの消化のしやすさってどれくらい違うの?
犬の消化器官は人間と異なります。
特定の栄養素やフードの形によって消化器官に異常が起きてしまうことも。
この記事では、ドライフードとウェットフードの「消化」に対する違いを詳しく解説します。
ドライフードの消化と特徴
ドライフードは非常に水分が少ないフードです。
多くの場合、水分含有量が10%前後で乾燥した状態で販売されています。
これによって、ドライフードは長期保存が可能であり、経済的な点も特徴です。
また、噛み応えがあることで以下のメリットもあります。
- 歯や歯茎の健康をサポートできる
- 歯垢の除去に効果がある
ドライフードの消化について
ドライフードは一般的に、高温での加熱調理や圧力調理によって製造されています。
製造過程でデンプンやタンパク質が変性し、犬が食べやすい形に加工されます。
しかし、ウェットフードと比べると硬いドライフードを消化するために犬の消化管へやや負担がかかる場合があります。
特に水分含有量が少ないため、ドライフードを食べた後は水分を補給することが大切です。
犬は体内でドライフードを消化する際は体内の水分を使って消化を進めます。
そのため、十分な水を飲まないと消化不良や脱水が生じてくるのです。
ドライフードが適している犬
ドライフードが適している犬は主に下記の3種類になります。
- 健康な犬
- 歯や歯茎の健康が気になる犬
- 肥満が心配な犬
噛む力が強く、特に健康状態に問題のない犬は栄養面や経済面を考えてもドライフードが適していると言えます。
肥満が心配な犬にも、カロリーコントロールがしやすいドライフードはおすすめです。
ドライフードが適さない場合
一方で、高齢犬や消化器官に問題がある犬には適さない場合があります。
ドライフードの硬さや消化のしにくさが負担になることがあるからです。
特に、胃腸が敏感な犬や消化不良を起こしやすい犬には柔らかい食事の方が適している場合があります。
かかりつけの獣医さんと相談して決めましょう。
ウェットフードの特徴と消化
ウェットフードはドライフードと異なり水分含有量が80%と非常に高いです。
それに加えて柔らかい食感が特徴になります。
ウェットフードは加熱処理や調理工程が少ない為、食材本来の栄養素が保たれたままです。
缶詰やパウチに密閉された状態で販売されており、その柔らかい食感や風味から、犬にとって非常に嗜好性が高いフードと言われています。
ウェットフードの消化について
ウェットフードはその高い水分含有量によって、消化が非常にスムーズです。
水分が多いため、胃や腸内での消化が早く進みます。
特に、消化器官が弱い犬や高齢犬に適していると言えるでしょう。
柔らかい食感のため、歯が弱ってきた高齢犬や顎があまり強くない犬にもおすすめです。
また、ウェットフードは消化に対して体内の水分を多く使う必要がありません。
胃腸への負担も少ないため、消化不良を起こしやすい犬にも適しています。
ウェットフードが適している犬
ウェットフードが適している犬は主に以下の3種類です。
- 消化器官が弱い犬
- 高齢犬
- 水分摂取が不足しがちな犬
脱水になりやすい犬や高齢犬、噛む力や消化器官が弱い犬に適していると言えます。
ウェットフードが適さない場合
ウェットフードは消化に優れていますが、歯の健康においては注意が必要です。
ウェットフードを食べる際、ドライフードと異なり噛む回数が少なくなります。
そのため、歯石や歯垢がつきやすくなるのです。
ウェットフードを与える際は、定期的に歯磨きを行うか歯石対策のおやつやおもちゃを併用することが推奨されています。
ウェット、ドライの消化の違いを比較
ウェットフードとドライフードは、それぞれ異なる製法や特徴を持っています。
そこで、それぞれの消化に関するポイントを比較してみましょう。
| ドライフード | ウェットフード | |
|---|---|---|
| 水分含有量 | 10%前後 | 80%前後 |
| 消化のしやすさ | 硬いため、消化にやや時間がかかる事がある | 柔らかく、消化が非常にスムーズ |
| 噛む回数 | 噛む回数が多く、歯石の予防に効果的 | 噛む回数が少ない為、歯石ができやすい |
| 保存性 | 長期保存が可能で、開封後も保存が比較的容易 | 保存が難しく、開封後はすぐに使い切る必要がある |
| 嗜好性 | 場合によっては犬が食べ飽きる事がある | 香りが強く、嗜好性が非常に高い |
こちらの表をぜひフード選びの参考にしてみてください。
ドライフードとウェットフードを併用するメリット
特定の疾患がない犬の消化を考慮すると、ドライフードとウェットフードを併用することで両方のメリットを引き出す事ができます。
例えば、ドライフードで歯石を予防しつつ、ウェットフードの水分で消化を助けるという方法です。
併用時のポイントとしては
- 総カロリーに注意する
- 水分補給のバランスをとる
- 歯のケアを怠らない
特にドライフードとウェットフードを併用する場合、ついついご飯を入れすぎてカロリー摂取量が過剰になる場合があります。
肥満は関節への負担や糖尿病などの疾患に繋がることもあるため、注意しましょう。
ドライフードとウェットフードの併用
ドライフードとウェットフードの組み合わせは、それぞれのメリットを活かす事ができます。
この方法はドライフードで歯石予防をし、ウェットフードで水分補給をサポートできます。
そうすることによって消化のサポートをすることもでき、両方の効果を得られる方法です。
組み合わせるメリット
組み合わせるメリットは、主に以下のものになります。
- 栄養バランスをさらに強化できる
- 食事の変化を楽しめる
ドライとウェット両方を組み合わせることで、取り入れたい栄養素を手軽に取り入れやすくなります。
また、ドライフードだとすぐに飽きてしまう犬もウェットフードを混ぜることで飽きずに食べてくれる事が多いです。
ドライフードとウェットフードの切り替え方
犬の食事をドライフードからウェットフード、またはその逆に切り替える場合は少し注意が必要です。
急な変更は消化器官に負担をかけ、消化不良を起こしたり下痢、嘔吐といった症状が現れる事があります。
切り替えの流れ
切り替えの流れとしては、以下の手順になります。
- 段階的に少しずつ進める
- 犬の体調を観察する
- 水分補給のサポート
段階的に少しずつ進める
フードの切り替えは1週間〜10日間かけて切り替えるのが理想的です。
まず、今食べているご飯に新しいご飯を少量ずつ混ぜていきましょう。
徐々にその量を増やしていきます。
犬の体調を観察する
切り替え中は、犬の排泄や体調に変化がないかしっかり観察しましょう。
下痢や嘔吐の症状がみられた際には、一時的にフードの割合を減らします。
犬の消化器官が慣れるまで様子を見ることが大切です。
水分補給のサポート
ドライフードに切り替える際は、犬がしっかり水分補給をしているか確認してください。
最初はドライフードに少量の水を混ぜるという方法もあります。
切り替え時に注意するポイント
切り替え時に注意するポイントは以下の通りです。
- 急激な切り替えを避ける
- 新しいフードの反応を注意深く観察する
急激な切り替えを避ける
先ほども記しましたが、突然の食事変更は犬の消化器系に負担がかかってしまいます。
特にウェットフードからドライフードへの切り替えは硬さと水分含有量の違いが大きです。
そのため、体が慣れるまでに時間がかかる事があります。
新しいフードの反応を注意深く観察する
食事を変える際、アレルギー反応が起こる事があります。
皮膚の痒み、下痢、嘔吐などの症状が現れた場合はすぐにそのフードの使用をやめ、動物病院に連れていきましょう。
まとめ
この記事では、ドライフードとウェットフードの「消化」という部分にフォーカスを当てて紹介してきました。
まとめは以下の通りです。
- ウェットフードとドライフードは水分量が違う
- ドライフードは水分が少なく、消化器官にやや負担がかかる
- ウェットフードは水分量が多く、消化が非常にスムーズ
- 犬の年齢や健康状態に合わせて選ぶことが重要
- ウェットフードとドライフードの併用で最大限のメリットを得られる
消化に優しいフード選びは犬の年齢や健康状態に応じて適切に選ぶことが大切です。
ぜひこの記事を参考にフード選びをして、愛犬の食生活をサポートしてあげてください。

