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犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!コツやよくある質問Q&Aなども紹介

犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!コツやよくある質問Q&Aなども紹介

「犬に待てを覚えさせる方法は?」
「待てを覚えさせるのに何かコツってあるの?」

子犬を迎え入れたばかりの頃は、犬にしつけする方法について調べられるかと思います。

犬と一緒に生活をする上で、愛犬を危険にさらさないためにしつけは必要です。

「待て」も基本的な犬のしつけの一つ。

この記事では、犬に「待て」を覚えさせる5ステップや、覚えさせるコツなどについて以下の内容で紹介します。

この記事の内容
  • 犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!
  • 犬に「待て」を覚えさせるためのポイントや必要なもの
  • 犬に「待て」を覚えさせるコツ
  • 犬に「待て」を覚えさせることに関するよくある質問Q&A

この記事を読むことで、あなたは犬に「待て」のしつけを覚えさせるコツをつかめるようになるでしょう。

愛犬に「待て」を覚えさせたい飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気200種の評判&安全性を比較

目次

犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!

犬と飼い主さん

犬に「待て」を覚えさせる方法を以下の5ステップに分けて紹介します。

犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!
  1. 犬のご褒美を用意する
  2. 犬に「おすわり」をさせる
  3. 犬の前にしゃがみ込みご褒美を手のひらに乗せる
  4. 犬にご褒美を載せた手を近づけて「待て」と言う
  5. 犬が待てたら「よし!」と言いご褒美を与える

ステップ①犬のご褒美を用意する

まずは、ワンちゃんが「待て」をできたときに与えるご褒美を用意します。

愛犬が好きなおやつや、普段与えているカリカリのドライフードでも良いでしょう。

ステップ②犬に「おすわり」をさせる

犬に「待て」を覚えさせるためには、まずは「おすわり」を覚えさせる必要があります。

「おすわり」をさせた状態のほうが、犬が動きにくく「待て」をさせやすいからです。

ワンちゃんに「おすわり」をさせた状態で、「待て」をするようにしましょう。

ステップ③犬の前にしゃがみ込みご褒美を手のひらに乗せる

愛犬に「おすわり」をさせたら、飼い主さんはワンちゃんの前にしゃがみ込みましょう。

そして、ご褒美となるおやつやドライフードを手のひらに乗せます。

ステップ④犬にご褒美を載せた手を近づけて「待て」と言う

ワンちゃんにご褒美を乗せた手を近づけます。

愛犬がご褒美を食べてしまわないように距離を保ちましょう。

そして、「待て!」言います。

もし、ワンちゃんが動き出しそうになったらご褒美を乗せた手を引いて「待て!」と再度言いましょう。

待てができずにワンちゃんが立ち上がってしまった場合は、ご褒美をあげてはいけません。

ステップ⑤犬が待てたら「よし!」と言いご褒美を与える

愛犬が待つことができたら「よし!」と言って手のひらのご褒美を与えましょう。

そして、飼い主さんも喜んであげると良いです。

最初は、1〜2秒程「待て」ができればご褒美を与えます。

徐々に「待て」の時間を伸ばしていくのがポイント。

その他、犬に「待て」を覚えさせる際の注意点は以下のとおりです。

犬に「待て」を覚えさせる際の注意点
  • 成功体験を積ませるために失敗させないようにする
  • 待てができずに動いた場合はご褒美を与えない
  • ワンちゃんが動き出す前に「よし!」と声をかけてご褒美を与える
  • 愛犬が待てができなくても叱らない

犬に「待て」を覚えさせるためのポイントや必要なもの

柴犬と飼い主さん

犬に「待て」を覚えさせるためのポイントや必要なものは以下のとおりです。

  • 徐々に時間を延ばす
  • 状況を変えて犬の「待て」の練習をする
  • 犬に「待て」を覚えさせるのに必要なものはご褒美
  • ごほうびの使い方を見直す
  • しつけの成功のたびに褒める
  • 犬にリーダーとして認められる

徐々に時間を延ばす

愛犬の様子を見ながら「待て」の時間を徐々に延ばしていくことをおすすめします。

「待て」のしつけが日常生活で役に立つようになるためには、長くできる必要があるからです。

最初は、1〜2秒程度で「待て」の練習をして、徐々に5秒、10秒、20秒と待たせる時間を延ばしていきましょう。

状況を変えて犬の「待て」の練習をする

ワンちゃんが慣れた環境で「待て」ができるようになったら、別の場所に変えて練習をしましょう。

お散歩やお出かけなどの外出時に「待て」ができるようになるためです。

まずは、自宅のさまざまな部屋で試します。

そして、公園などで愛犬の「待て」の練習をしてみるのも良いでしょう。

犬に「待て」を覚えさせるのに必要なものはご褒美

犬に「待て」を覚えさせるしつけに必要なものは、ご褒美となるおやつやフードです。

しつけで与えた量が分かるようにしておくのがポイント。

愛犬が肥満にならないように、ご褒美として与えたフードは1日の給餌量からマイナスするようにしましょう。

なお、ご褒美を与える際には愛犬に必要な1日の給餌量の約10%以内に収まる量にしてください。

子犬の給餌量の求め方については、以下の記事をご覧ください

子犬に合ったドッグフードの給餌量の求め方!与える際の注意点を解説

ごほうびの使い方を見直す

犬に待てのしつけを覚えさせるためには、ごほうびの使い方を見直すのも方法の1つです。

嗜好性が高すぎるおやつは犬が興奮してしつけの失敗の原因となります。

待てのしつけを覚えさせるときには、嗜好性が高すぎないおやつを選ぶのが良いです。

また、おやつを目の前に見せながら指示を出すのも避けましょう。

しつけの成功のたびに褒める

犬に待てのしつけを覚えさせるための方法として、しっかりと褒めることは有効とされています。

犬が待てのしつけを成功したタイミングで褒めることで、行動を強化することにつながります。

正しい行動をしていると覚えさせるように、待てのしつけに成功したときはしっかりと褒めてあげましょう。

犬にリーダーとして認められる

犬にリーダーとして認められていない場合は、飼い主さんの言う事を聞かない場合があります。

おやつや遊びなどで犬とコミュニケーションをしっかりと取りましょう。

犬が飼い主さんのことをリーダーとして認めるように工夫しましょう。

なお、犬がリーダーとして認める行動について気になる人は以下の記事をご覧ください。

犬がリーダーと認める行動7選!犬になめられている行動も紹介

犬に「待て」を覚えさせるコツ

舌を出す小型犬

犬に「待て」を覚えさせるコツを以下の3つ紹介します。

犬に「待て」を覚えさせるコツ
  • 短い時間からチャレンジさせる
  • 「おすわり」を先に覚えさせる
  • 犬が集中できる場所で覚えさせる

短い時間からチャレンジさせる

ワンちゃんに「待て」を覚えさせる場合、短い時間からチャレンジするのがコツとなります。

犬が持続可能な集中力は5~10分程度と言われているからです。

犬が「待て」のしつけを覚える練習は、集中力が必要となります。

短時間でトレーニングを行うようにしましょう。

「おすわり」を先に覚えさせる

犬に「待て」を覚えさせる前に「おすわり」を覚えさせるようにしましょう。

「おすわり」をしている状態のほうが、動きにくく「待て」がしやすいからです。

犬にしつけをする順番は「おすわり」→「待て」の順にしましょう。

犬が集中できる場所で覚えさせる

犬に「待て」のしつけを習得させる場合、ワンちゃんが集中できる場所が良いでしょう。

家の中でも静かで周りに犬の気が散るものがない場所で、しつけの練習をするのが良いです。

「待て」のしつけができるようになってきたら、騒がしい場所やお外でもできるようにトレーニングしましょう。

犬に「待て」を覚えさせられない場合の対策

小型犬

犬に「待て」を教えることは、飼い主と愛犬の信頼関係を深める大切なステップです。

しかし、なかなかうまくいかない場合、その理由は犬ごとに異なります。

以下では、失敗しやすい理由ごとの対処法や効果的なトレーニングのポイントを紹介します。

原因 対策
環境に原因がある場合 静かな場所を選ぶ
リードを活用して自由に動けない状況を作る
新しい場所で成功しない場合 徐々に異なる場所で練習し、環境の変化に慣れさせる
家の近くから少しずつ異なる場所に移行してトレーニングを行う
家族間でできる人とできない人がいる場合 コマンドを統一する(例:「待て」「ステイ」など)
家族全員が同じ指示方法でしつけを行う
飼い主の動きに反応してしまう場合 飼い主の指示があるまで動かないようトレーニング
飼い主が近くにいる状態から始め、徐々に距離を広げて練習

環境に原因がある場合

犬が「待て」のしつけの最中に動いてしまう場合、トレーニング環境にを見直しましょう。

犬にとって誘惑の多い場所や気になるものが多い場所でのトレーニングは、失敗の原因となります。

以下の2つの方法をご検討ください。

  • 静かな場所を選ぶ
  • リードを活用する

犬に待てのしつけをする場合は、集中できる静かな部屋や他のペットや人がいない場所でのトレーニングを実施すると良いです。

また、リードで犬を固定して自由に動けない状況を作ることも方法の1つです。

新しい場所で成功しない場合

家では「待て」のしつけが成功するのに外では失敗することもあります。

外では待てのしつけが成功しない場合、犬にとって環境の変化が大きな挑戦となっています。

新しい環境になれるためにも、徐々に場所を変えて慣れさせるのが良いです。

家の近くのから少しつづ違う場所に移行しながら練習しましょう。

犬が環境の変化に慣れることができます。

家族間でできる人とできない人がいる場合

犬の待てのしつけで、家族の中でできる人とできない人がいる場合は、しつけのコマンドが統一されていない場合があります。

「待て」や「ステイ」などしつけに使用する言葉を一つに決めることを推奨します。

家族が別々のコマンドで指示をした場合は、犬が混乱する可能性があるからです。

家族間で同じしつけに統一することで犬の混乱を防ぎます。

飼い主さんの動きに反応してしまう場合

飼い主さんが動くと犬がついてきてしまう場合もあります。

犬に「待て」のしつけが完全に定着していない可能性があります。

犬が自分の判断で動かないように、待てのしつけを教え直しましょう。

飼い主さんの指示を基に動くように教え直します。

飼い主さんの指示があるまでに動かずに待つことを徐々に強化しましょう。

まずは飼い主が目の前にいる状態で練習し、少しずつ距離を離していく方法を推奨します。

犬に「待て」を覚えさせることに関するよくある質問Q&A

犬のいる暮らし

犬に「待て」を覚えさせることに関するよくある質問は以下のとおりです。

犬に「待て」を覚えさせることに関するよくある質問
  • 犬に「待て」を覚えさせる意味や必要性は?
  • 犬に「待て」をするときによだれがでる理由は?
  • 犬が「待て」をできる時間は何秒ぐらい?
  • 子犬は「待て」ができないの?
  • 犬に「待て」を覚えさせるのはいつから?教えるなら何ヶ月目ぐらい?
  • 犬が「待て」ができなくなった理由は?
  • 犬に「待て」をさせるのはかわいそう?デメリットはあるの?

犬に「待て」を覚えさせる意味や必要性は?

犬に「待て」を覚えさせることで、自身の危険から身を守ったり、他人に迷惑をかけるのを防ぐのにつながります。

例えば、散歩中に愛犬が何か拾い食いをしようとした時に、止めることが可能です。

また、ワンちゃんが人や動物に興奮して飛び出してしまいそうな場合も「待て」で静止できるかもしれません。

犬に「待て」をするときによだれがでる理由は?

「待て」をした時に、犬がよだれを垂らすのは対象物に対して興奮していることが考えられます。

犬が「待て」をできる時間は何秒ぐらい?

ワンちゃんが「待て」をできる時間は、5〜15分程とされています。

とはいえ、犬の年齢や犬種、個体差はあるでしょう。

子犬は「待て」ができないの?覚えさせるのはいつから?何ヶ月目ぐらい?

子犬のしつけは、生後2〜3ヶ月ぐらいから開始するのが良いとされています。

犬の社会化期にあたる時期だからです。

また、「待て」のしつけをするときには、ご褒美となるフードが必要となります。

子犬に対して、離乳食からドライフードに切り替えるのは、生後50~60程度からです。

それまでは、離乳食を与えます。

●離乳期
生後20~60日ぐらい。やわらかくしたフードを少しずつ与えます(離乳期用または成長期用)。

引用元:環境省 飼い主他のためのペットフードガイドラインより

なお、子犬用ドッグフードおすすめランキングについて、気になる人は以下の記事をご覧ください。

子犬(パピー)用ドッグフードおすすめランキング25選|人気のフードを一挙紹介

犬が「待て」ができなくなった理由は?

犬が「待て」ができなくなった理由については、さまざまなので一概には言えません。

例えば、環境が変わったことや、動作で状況を覚えていたことなどが考えられます。

犬に「待て」をさせるのはかわいそう?デメリットはあるの?

犬にご飯を与えるときに、「待て」をさせるのは避けましょう。

ご飯をお預けさせると、解除した時に勢いよく食べてしまう場合があります。

犬の早食いは喉を詰まらせたり、肥満の原因になったりするでしょう。

そのため、主食のご飯を与える場合は「待て」させるのはやめたほうがいいです。

まとめ

小型犬

いかがでしたか?

この記事では、犬のしつけの「待て」について、覚えさせる方法やコツなどを紹介しました。

以下がこの記事のまとめです。

まとめ
  • 犬の「待て」のしつけは徐々に時間を延ばす
  • さまざまな環境でできるようするため状況を変えて犬の「待て」の練習をする
  • 犬に「待て」を覚えさせるコツは短い時間からチャレンジさせる
  • 「おすわり」を先に覚えさせる
  • 犬が集中される場所で覚えさせる
  • 犬に「待て」を覚えさせる意味や必要性は事故の防止のため
  • 犬に「待て」をさせた時によだれを垂らすのは対象物に対して興奮している
  • ワンちゃんが「待て」をできる時間は、5〜15分程
  • 子犬のしつけは、生後2〜3ヶ月ぐらいから開始するのが良い
  • 犬が「待て」ができなくなった理由は環境の変化などが考えられる
  • 犬にご飯を与えるときに、「待て」をさせるのは良くない

犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!は以下のとおりです。

犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!
  1. 犬のご褒美を用意する
  2. 犬に「おすわり」をさせる
  3. 犬の前にしゃがみ込みご褒美を手のひらに乗せる
  4. 犬にご褒美を載せた手を近づけて「待て」と言う
  5. 犬が待てたら「よし!」と言いご褒美を与える

愛犬に「待て」のしつけを覚えさせたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。