アレルギー皮膚炎用おすすめ9選
「愛犬のおできが出来てなかなか治らない」
「おできから油っぽい匂いがする」
「おできの部分だけ毛が抜ける」
愛犬が皮膚におできを作り、なかなか治らないと心配になることはありませんか?
おできから油っぽい匂いがしたり、その部分だけ毛が抜けたりする場合、もしかしたら「マラセチア皮膚炎」の兆候かもしれません。
犬の皮膚に常在する酵母菌が過剰に繁殖することによって引き起こされる皮膚の疾患です。
特に痒みや炎症が強くなり、発症しやすい犬種もあります。
このような症状に悩む飼い主さんにとって、愛犬の健康を守るためにどのような対策を取ればよいのかは大きな課題です。
マラセチア皮膚炎の治療には、薬や外用薬だけでなく、食事によるサポートも重要な役割を果たします。
特にドッグフードを見直すことで、皮膚の健康を改善し、再発防止に努められます。
マラセチア皮膚炎の犬におすすめのドッグフード | ||
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エッセンシャル ドッグフード ![]() |
アランズナチュラル ドッグフード ラム ![]() |
和漢みらいのドッグフード 皮ふアレルギー用 ![]() |
馬肉自然づくり![]() |
ネイチャーズテイスト ローアレルゲン ![]() |
ヒルズ オールスキンバリアエッグ&ライス ![]() |
メゾン・ド・ジビエ![]() |
キアオラドッグ ラム&サーモン ![]() |
K9ナチュラル ラム・フィースト ![]() |
本記事では、マラセチア皮膚炎を改善するために効果的なドッグフードと、その選び方のポイントを詳しく解説します。
また、フード以外の治療法についても触れ、愛犬が健康な皮膚を保つための情報を提供します。
愛犬の皮膚トラブルに悩んでいる方には、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
犬のマラセチア皮膚炎とは?
犬のマラセチア皮膚炎は、マラセチア真菌というカビの一種が原因で発症する皮膚の病気です。

この真菌は犬の体に常に存在している常在菌で、健康な犬では過剰に増殖することはありません。
しかし、何らかの理由でこの真菌が大量に増えると、皮膚に炎症を引き起こし、さまざまな症状が現れます。
- 赤く腫れた皮膚
- 耳や体の痒み
- 強い体臭
- 皮膚の脱毛など
特に湿度が高い梅雨から夏にかけて、マラセチア真菌が増殖しやすくなるため、この時期に発症することが多いと言われています。
皮膚のバリア機能の低下や皮脂の過剰分泌が挙げられます。
皮膚の状態が悪化すると、皮脂が多く分泌され、その皮脂がマラセチア真菌の餌となり、真菌が繁殖します。
参考:ペットサポートのPS保険犬のマラセチア皮膚炎の症状と原因より
この過程で脂肪分解酵素が分泌され、強い体臭が発生し、皮膚に炎症を引き起こします。
また、甲状腺機能低下症やアレルギー性皮膚炎、脂漏症などの内分泌疾患が引き金となります。
そのため、愛犬にこのような症状が見られる場合は、早めに獣医師の診断を受けることが重要です。
マラセチア真菌が増殖する原因
マラセチア真菌が皮膚で異常に増殖すると、かゆみや炎症を引き起こし、愛犬の皮膚にさまざまなトラブルが現れます。
この真菌の増殖にはいくつかの原因がありますが、主に以下のような原因が挙げられます。
- 皮膚の皮脂が多く分泌されている
- 皮膚の抵抗力が無くなっている
適切なケアや食事の管理を行わないと、症状が悪化することがあります。
ここでは、マラセチア真菌が増える主な原因とその予防法について詳しく解説します。
皮膚の皮脂が多く分泌されている
マラセチア真菌が増殖する原因の一つは、皮膚から過剰に分泌される皮脂です。
皮脂は皮膚のバリア機能を保つために重要な役割を果たしますが、過剰に分泌されるとマラセチアの餌となり、増殖を促進します。
- 油っこい食事
- おやつの与えすぎ
例えば、チーズや脂身の多いお肉など、犬の皮膚に負担をかける食べ物は避けるべきです。
また、シャンプーが過剰であったり、逆に不十分であったりすることも皮脂の分泌を促す原因となります。
シャンプーを頻繁に行いすぎると、皮膚が乾燥して防御機能が低下し、それを補うために皮脂が過剰に分泌されてしまうため、シャンプー後は適切な保湿が必要です。
皮膚の抵抗力が無くなっている
皮膚の免疫力が低下していると、マラセチア真菌が異常に繁殖しやすくなります。
アトピー性皮膚炎や脂漏症などの皮膚疾患がある犬は、皮膚のバリア機能が弱く、外部からの刺激に対して抵抗力を持つことができません。
この状態では、通常は問題とならない雑菌やホコリ、さらにはマラセチア真菌が皮膚に定着し、炎症を引き起こす原因となります。
- ストレス
- 栄養バランスの崩れ
- 病気やホルモン異常
このような犬は、日頃から皮膚の健康を維持するために定期的な獣医師の診察を受け、必要に応じて適切な治療を行うことが重要です。
皮膚が敏感になりやすいダックスフンドやフレンチブルドッグなどの犬種では、特に注意が必要です。
マラセチア皮膚炎の犬におすすめのドッグフード
マラセチア皮膚炎を発症している愛犬には、アレルギーを引き起こしにくい低アレルギーで、良質なタンパク質やオメガ3脂肪酸などの栄養成分がバランスよく配合されているドッグフードが理想的です。
これらのフードは、皮膚の健康をサポートし、皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。
- 皮脂の分泌をコントロールできること
- 良質なタンパク質が配合されていること
- かゆみを抑える効果があるオメガ3脂肪酸や亜鉛を含むこと
特に、アレルゲンとなりやすい肉類や小麦を使用していないフードを選ぶことで、マラセチア皮膚炎の発症を防ぎやすくなります。
ここでは、先ほど挙げた3つのポイントをおさえたマラセチア皮膚炎の犬におすすめのドッグフードを紹介しましょう。
評価基準 | 評価基準について |
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食いつきの期待度![]() |
実際の飼い主からの口コミやレビュー、食いつきが良いとされる原材料(高品質な肉類や香りの良い素材)の使用状況などを参考に評価しています。 特に動物性たんぱく質の含有量や素材の質が食いつきに大きく影響すると考えられるため、そうした観点も重視しています。 |
サポート成分![]() |
関節の健康をサポートするグルコサミン・コンドロイチン、皮膚や被毛ケアに役立つオメガ3脂肪酸、腸内環境を整える乳酸菌・オリゴ糖などが代表的です。 また、特定の健康トラブルに配慮した設計(涙やけ・アレルギー・体重管理など)がされているドッグフードは高く評価しています。 |
内容量![]() |
小型犬・中型犬・大型犬によって必要な量は異なりますが、少量すぎると頻繁に購入しなければならず手間がかかりますし、多すぎると保管に困ることも。 適度な内容量や、小分けパックなど保存しやすい工夫がされている商品は評価が高くなります。 |
購入価格![]() |
品質や成分は一旦除外し、純粋に価格のみを比較しています。 無理なく継続できる手ごろな価格設定のドッグフードは、高評価としています。 ただし、極端に安すぎるものは品質面で不安が残る場合も多いため、価格だけでなく他の評価基準と合わせて選ぶことが重要です。 |
安全性![]() |
使用されている原材料の品質や産地、製造工場の管理体制、無添加であるかどうかなど、細かい情報開示がされているドッグフードは高評価としています。 特に、人間が食べられるレベルの原材料(ヒューマングレード)を使用しているか、合成添加物(保存料・着色料など)が使用されていないかといった点をチェックしています。 輸入品の場合は輸送や保管方法についての説明がしっかりしているものも安心感があります。 |
■マラセチア皮膚炎の犬におすすめのドッグフード
おすすめのドッグフード | 総合評価 | 購入価格 | 内容量 | カロリー |
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エッセンシャル ドッグフード ![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:5点 内容量:4点 購入価格:4点 安全性:5点 |
5,038円 | 1.8kg | 358kcal |
アランズナチュラル ドッグフード ラム ![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:5点 内容量:4点 購入価格:4点 安全性:4点 |
5,038円 | 2kg | 341kcal |
和漢みらいのドッグフード 皮ふアレルギー用 ![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:5点 内容量:4点 購入価格:3点 安全性:5点 |
6,600円 | 1kg | 320kcal |
馬肉自然づくり![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:5点 内容量:3点 購入価格:4点 安全性:4点 |
3,480円 | 1.0kg | 399kcal |
ネイチャーズテイスト ローアレルゲン ![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:5点 内容量:4点 購入価格:4点 安全性:5点 |
8,525円 | 3.0kg | 355kcal |
ヒルズ オールスキンバリア エッグ&ライス ![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:5点 内容量:4点 購入価格:4点 安全性:5点 |
5,335円 | 1.35kg | 380kcal |
メゾン・ド・ジビエ![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:3点 内容量:4点 購入価格:5点 安全性:4点 |
2,398円 | 80g/1袋 | 102kcal |
キアオラドッグ ラム&サーモン ![]() |
食いつきの期待度:5点 サポート成分:4点 内容量:4点 購入価格:3点 安全性:4点 |
8,580円 | 2.7kg | 387kcal |
K9ナチュラル ラム・フィースト ![]() |
食いつきの期待度:4点 サポート成分:4点 内容量:5点 購入価格:3点 安全性:4点 |
21,414円 | 1.8kg | 498.6kcal |
エッセンシャルドッグフード

エッセンシャルドッグフードは、マラセチア皮膚炎に悩む犬に特におすすめのドッグフードです。
このフードの最大の特徴は、主原料にサーモン、トラウト、ニシンなどの高品質な魚介類を豊富に使用しています。

- 使用している魚介類は、オメガ3・オメガ6脂肪酸を多く含み、犬の皮膚や毛並みの健康をサポートする役割を果たす
- アレルギーを引き起こしやすい鶏肉や牛肉を使用せず、穀物も排除しているため、アレルギー反応を防げる
- グレインフリー(穀物不使用)のため、食物アレルギーがある犬にも最適
さらに、関節ケア成分としてグルコサミンやコンドロイチンが配合されており、活発な犬や関節に負担がかかりやすい犬にも適しています。
粒のサイズが小さめで、どの犬種でも食べやすい設計になっており、食いつきも良好です。
定期購入で割引が適用される点も、長期的な健康管理において大きなメリットと言えるでしょう。
価格(税込) | 【通常】5,038円 【定期】4,030〜4,534円 最大20%OFF ※2024年12月1日時点の価格情報 |
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内容量 | 1.8kg |
kg単価 | 2,519円(「定期」価格で買った場合のkg単価) |
原産国 | イギリス |
特徴 | お魚メインのフード、アレルゲンになりにくい食材を選んで使用、スーパーフード配合 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・1歳以上 |
カロリー | 約358Kcal / 100g |
粒の大きさ | 7~8mm |
原材料 | 魚介類77.5%(生サーモン22%、生トラウト20%、乾燥ニシン18%、乾燥サーモン6%、サーモンオイル6%、生白身魚2%、生ニシン2%、サーモンスープ1.5%)、サツマイモ、エンドウ豆、卵、亜麻仁、アルファルファ、ジャガイモ、エンドウ豆繊維、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、クランベリー、アサイー、ブルーベリー、マルベリー、リンゴ、トマト、オレンジ、梨、ニンジン、ホウレンソウ、カリフラワー、海藻、マリーゴールド、朝鮮ニンジン、緑茶、ショウガ、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E) |
成分表示 | エネルギー:約358Kcal / 100g タンパク質:27%以上 脂質:14%以上 粗繊維:5.25%以下 灰分:9.5%以下 水分:9%以下 オメガ3脂肪酸:4% オメガ6脂肪酸:1% |
より詳しく知りたい方は、以下の関連記事からご確認ください。
アランズナチュラルドッグフード ラム

アランズナチュラルドッグフード ラムは、イギリス産の高品質な原材料を使用し、愛犬の健康を第一に考えて作られたナチュラルドッグフードです。
特徴的なのは、グラスフェッド(牧草飼育)のラム肉を主原料に使用している点です。
ラム肉は高タンパク質・低脂肪で、愛犬の筋肉の維持や肥満防止に役立つ食材として注目されています。
さらに、食物アレルギーに配慮し、アレルゲンとなりやすい牛肉・豚肉・乳製品・穀物は一切使用されていません。
- 原材料はわずか9種類のみのシンプル設計
- サツマイモを炭水化物源として使用し、食物繊維が豊富で腸内環境のサポートに期待できる
- オメガ3脂肪酸を含む亜麻仁や、栄養バランスを整えるビール酵母、ひまわり油など、自然由来の素材だけで構成
また、人工添加物・香料・着色料は一切使われていないため、素材本来の香りや味わいがそのまま感じられ、安心して与えられるフードとなっています。
さらに、イギリスの厳格な品質管理のもと製造されており、ヒューマングレード(人間用と同等レベル)の原材料を使用している点も安心できるポイントの1つです。
消化吸収に優れ、皮膚や被毛、涙やけ対策を考える飼い主さんからも高い支持を得ているナチュラルドッグフードです。
価格(税込) | 【通常】5,038円 【定期初回】4,534円 【定期】4,030〜4,534円 定期コースで最大20%OFF ※2024年12月1日時点の価格情報 |
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内容量 | 2kg |
kg単価 | 2,267円(「定期」価格で買った場合のkg単価) |
原産国 | イギリス |
特徴 | 9種類のみのシンプルな原材料を使用したフード |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢 |
カロリー | 341kcal |
粒の大きさ | 8~10mm |
原材料 | ラム 40%(生ラム肉 25%、乾燥ラム肉 10%、ラムオイル 4%、ラムグレイビー 1%)、サツマイモ、レンズ豆、そら豆、ひよこ豆、野菜類、亜麻仁、エンドウ豆繊維、ビール酵母 |
成分表示 | タンパク質:19.25%以上 脂質:11%以上 粗繊維:8.25%以下 灰分:9%以下 水分:9%以下 NFE:42.5% オメガ3脂肪酸:1.0% オメガ6脂肪酸:1.0% リン:0.86% カルシウム:1.18% |
より詳しく知りたい方は、以下の関連記事からご確認ください。
和漢みらいのドッグフード 皮ふアレルギー用

和漢みらいのドッグフード皮膚アレルギー用は、アレルギーを持つ犬や皮膚トラブルに悩む犬に配慮した特別なレシピで作られたドッグフードです。
主原料には低脂肪で高タンパクな鹿肉を使用し、アレルゲンとなりやすい牛肉や鶏肉、小麦、トウモロコシなどを一切使用していません。
- 食物繊維が豊富で消化を助けてくれる玄米や大麦などの穀物をを使用
- 自然由来の成分で犬の免疫力を高め、皮膚の健康をサポートしてくれる89種類の和漢植物を使用
- 抗炎症作用や抗アレルギー作用に期待できる枇杷の葉やエキナセア、霊芝、アガリクスなどを使用
さらに、口腔ケアにも配慮されており、腸内環境の改善が促進されることで、全身の健康維持に繋がります。
このドッグフードは全年齢対応で、犬の食事管理に配慮して作られており、皮膚やアレルギーに悩む犬にとって理想的な選択肢と言えるでしょう。
価格(税込) | 6,600円 |
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内容量 | 1kg |
g単価 | 6.6円/g |
原産国 | 日本 |
対応犬種・年齢 | 全年齢対応 |
カロリー | 320kcal/100g |
粒の大きさ | 8~10mm |
原材料 | 生肉(鹿,馬,魚),大麦,玄米,国産雑節,サツマイモ,菜種油,胡麻,米ぬか,和漢植物【ユーグレナ(ミドリムシ),オルニチン,セルロース,イヌリン,白豆杉,フランス海岸松,紫イペ,スリッパリーエルム,ネムノキ,菩提樹,アロエベラ,カノコソウ,ハトムギ,桑の葉,甜茶,甘茶,コーンシルク,サラシア,ツリガネニンジン,陳皮,スピルリナ,黒豆,バイキセイ,麻(ヘンプ),ザクロ,ローヤルゼリー,大棗(ナツメ),延命草,プロポリス,菊花,ケイヒ,ウコン,八角,当帰の葉,紅花,クコの実(ゴジベリー),田七人参,朝鮮人参,霊芝,冬虫夏草,ハナビラタケ,アガリクス,チャーガ(シベリア霊芝),山伏茸,タモギタケ,メシマコブ,マイタケ,オトギリソウ,ノコギリヤシ,クランベリー,板藍根,シロキクラゲ,DHA,亜麻仁,アンゼリカ,山芋,吉野葛,ウコギ葉,カミツレ,ドクダミ,大麦若葉,ガジュツ,サンシシ,生姜,キャッツクロー,サンザシ,ハス胚芽,ガラナ,モリンガ,ギムネマ葉,ゴカヒ,ウラジロガシ,MSM,ギョクチク,グアバ葉,クロガリンダ,アスタキサンチン,菊芋,ノニ果実,クマザサ,ケロッコパウダー,コラーゲン,緑イ貝,ブルーベリー】,海藻(フコイダン),サチャインチオイル,トルラ酵母,乳酸菌,オリゴ糖/卵殻カルシウム,ビタミン類(B群,A,E,K,コリン),グルコサミン,アルギニン,ロイシン,イソロイシン,バリン,リジン,メチオニン,タウリン,ミネラル類(亜鉛,銅) |
成分表示 | タンパク質22.1% 粗脂肪7.6% 粗繊維5.0%以下 粗灰分6.0%以下 水分10.0%以下 |
馬肉自然づくり

「馬肉自然づくり」は、馬刺し専門店が手掛けるプレミアムドッグフードで、愛犬の健康を第一に考えて作られた国産フードです。
最大の特徴は、人間用の新鮮な馬肉(ヒューマングレード)を贅沢に使用している点です。
一般的なドッグフードに使われがちな4Dミート(死骸肉・病死肉・障害肉・瀕死肉)や人工添加物は一切使われておらず、安全性が非常に高いのが魅力です。
- 鶏肉や牛肉に比べてアレルギーを起こしにくい馬肉を使用
- 高タンパク・低脂肪・鉄分・DHA・EPAなど、愛犬の健康維持や皮膚・被毛のケアに役立つ栄養素配合
- 玄米・大麦・黒米・きなこ・かつお粉など、国産素材がふんだんに使用され、ビタミンやミネラルもしっかり摂取できる
また、美容成分として知られる馬油が配合されているのもポイントです。
毛並みの艶や皮膚の潤いをサポートしてくれます。
ただし、グルテンフリーではあるものの穀物が含まれているため、穀物アレルギーがある犬には注意が必要です。
価格(税込) | 3,480円(税込)/1袋 |
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内容量 | 1.0kg/1袋 |
g単価 | 3.48円/g |
原産国 | 日本 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・成犬~シニア犬 |
カロリー | 399kcal/100g |
粒の大きさ | 約8〜10mm |
原材料 | 馬肉、鶏肉、玄米、大麦、黒米、きなこ、かつお粉、米ぬか、馬油、おから、ハト麦、たまご、わかめ、小松菜、昆布、ビール酵母、卵殻カルシウム |
成分表示 | タンパク質 27.0%以上 粗脂肪 11.1%以上 粗繊維 5.2%以下 粗灰分 2.2%以下 水分 7.0%以下 |
ネイチャーズテイスト ローアレルゲン

ネイチャーズテイスト ローアレルゲンは、食物アレルギーに悩む愛犬のために作られた、オーストラリア産のプレミアムドッグフードです。
一般的にアレルゲンとなりやすい牛肉や鶏肉は使用せず、低アレルゲンで高タンパク質なカンガルー肉とサーモンを主原料にしているのが大きな特徴です。
- 高タンパク・低脂肪で知られるカンガルー肉を使用
- サーモンに含まれるDHAやEPAは皮膚や被毛の健康維持に最適
- 穀物アレルギーにも配慮し、グレインフリー(穀物不使用)仕様
保存料や着色料などの化学添加物を使用せず、エミューオイルを加えることで酸化を防ぎながら、皮膚の保湿効果も期待できます。
原材料には、タピオカやポテト、ビール酵母、ブルーベリー、ブロッコリーなど栄養価の高い素材がバランスよく配合されており、日常の食事からしっかりと栄養補給ができます。
価格(税込) | 8,525円(税込) |
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内容量 | 3.0kg |
g単価 | 2.84円/g |
原産国 | オーストラリア |
対応犬種・年齢 | 全年齢対応(オールステージ) |
カロリー | 355kcal/100g |
粒の大きさ | 約0.5〜0.8cm |
原材料 | カンガルー、サーモン、エンドウ豆、タピオカ、ポテト、鶏脂、フィッシュオイル、ビール酵母、亜麻仁、エミューオイル、トマトミール、サツマイモ、ユッカエキス、グルコサミン、コンドロイチン、乾燥ケルプ、乾燥ニンジン、サメ軟骨、乾燥ブロッコリー、乾燥ブルーベリー、チコリー根、塩、緑茶、ローズマリーエキス |
成分表示 | タンパク質22%以上 粗脂質12%以上 粗繊維5%以下 粗灰分9%以下 リン0.8%以上 カルシウム1.45%以上 水分10%以下 |
ヒルズ オールスキンバリアエッグ&ライス

ヒルズ オールスキンバリア エッグ&ライスは、アレルギー対策に配慮されたドッグフードで、特に皮膚の健康維持を目的とした特別療法食です。
動物性タンパク質の中でも比較的アレルゲンになりにくい卵を主なタンパク源として使用しており、牛肉や豚肉、鶏肉といったアレルギーを起こしやすい食材は使われていません。
- ミックストコフェロールやローズマリー抽出物、緑茶抽出物といった天然由来の酸化防止剤を使用
- 玄米や米などの消化に優しい原材料を使用
- 穀物アレルギーのある愛犬にも安心して与えられる
脂肪酸や魚油、ココナッツ油、亜麻仁など、皮膚の健康をサポートする栄養素が豊富に含まれているのも特長です。
粒は小粒サイズで作られており、小型犬や小粒が好きな犬にも食べやすい工夫がされています。
全犬種・成犬用として開発されており、普段の食事に取り入れることで、皮膚や被毛の健康維持をサポートしながら、おいしさも楽しめるドッグフードです。
価格(税込) | 5,335円(税込) |
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内容量 | 1.35kg |
g単価 | 3.95円/g |
原産国 | アメリカ |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢 |
カロリー | 380kcal/100g |
粒の大きさ | ― |
原材料 | 玄米、米、全卵、米蛋白、大豆油、亜麻仁、チキンエキス(加水分解)、ビートパルプ、魚油、ココナッツ油、エンドウマメ、リンゴ、クランベリー、ニンジン、ブロッコリー、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、クロライド、ナトリウム、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)、リポ酸、ローズマリー、クローブ油、ウコン抽出物、グレープフルーツ抽出物 |
成分表示 | タンパク質13.5%以上 脂質13%以上 粗繊維3%以下 灰分7%以下 水分10%以下 |
メゾン・ド・ジビエ

メゾン・ド・ジビエは、国産素材と無添加にこだわった高品質なウェットタイプのドッグフードです。
主原料には、九州産の天然鹿肉を100%使用し、この鹿肉は「国産ジビエ認証」を取得した新鮮で高品質なものを使用しています。
- 茨城県産の有機JAS認定玄米「ミルキークイーン」や、国産の大根・キャベツ・にんじんといった野菜を使用し、愛犬の健康を第一に考えた食材を使用
- 小型犬には主食として、中〜大型犬にはトッピングとして活用できる
- 賞味期限が2年と長く、非常時の備蓄食としてもおすすめ
アレルギー専門の獣医と連携し、涙やけ・皮膚トラブル・下痢などの症状を持つ犬に向けた臨床試験も行われているのが特徴です。
メゾン・ド・ジビエは、愛犬の健康を守りつつ、美味しさと栄養バランスを兼ね備えた、安全性の高いドッグフードといえるでしょう。
価格(税込) | 2,398円(税込) ※5袋セット |
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内容量 | 80g/1袋 |
g単価 | 5.99円/g |
原産国 | 日本 |
対応犬種・年齢 | 全年齢対応 |
カロリー | 102kcal/100g |
粒の大きさ | ― |
原材料 | 鹿肉(九州産)、有機JAS玄米(茨城県産)、大根、キャベツ、にんじん、 こんにゃく寒天粉末(原材料すべて国産) |
成分表示 | タンパク質:17.3%以上 脂質:7.6%以上 繊維質:0.7%以下 灰分 :5.7%以下 水分:27.0%以下 |
キアオラドッグ ラム&サーモン

キアオラドッグ ラム&サーモンは、ニュージーランド産の高品質なラム生肉とサーモンを主原料にしたドライフードです。
このドッグフードは、全年齢に対応しており、主食として必要な栄養をバランスよく提供します。
- ラム肉とサーモンは、犬にとって消化しやすく、健康的な体づくりをサポートする高タンパク質の良質な源
- サーモンにはDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれている
- ヒューマングレードの原材料を使用し、無駄な添加物を排除している
一方、粒のサイズが大きめであるため、小型犬や歯が弱い犬には食べにくい場合があるため、注意が必要です。
また、成分の中には高脂質が含まれており、肥満が気になる犬やシニア犬には向かないこともあります。
全体的に、キアオラドッグ ラム&サーモンは、高品質な栄養源と安全性を重視したドッグフードで、健康維持をサポートしたい飼い主にぴったりです。
価格(税込) | 8,580円(税込) |
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内容量 | 2.7kg |
g単価 | 3.17円/g |
原産国 | ニュージーランド |
対応犬種・年齢 | 全年齢 |
カロリー | 387kcal/100g |
粒の大きさ | 10mm |
原材料 | ラム生肉、生サーモン、ドライフィッシュ、えんどう豆、ポテト、全粒亜麻仁、鶏脂、天然フレーバー、乾燥ラム、フィッシュオイル、ビネガー、ミネラル類(塩化カリウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、硫酸コバルト、ヨウ素酸カルシウム)、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、グリーンティ抽出物、スペアミント抽出物)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンEサプリメント、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)、リボフラビンサプリメント、チアミン硝酸塩(ビタミンB1)、ビタミンB12サプリメント、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンD3サプリメント)、タウリン |
成分表示 | タンパク質30.0%以上 脂質17.0%以上 粗繊維4.0%以下 灰分10.0%以下 水分10.0%以下 |
K9ナチュラル ラム・フィースト

K9ナチュラル ラム・フィースト ドッグフードは、ニュージーランド産の高品質な素材を使用したフリーズドライタイプのドッグフードです。
主な原材料には、新鮮なラム肉や内臓、血液などが含まれ、肉食性に近い成分を提供しています。
- 新鮮なラム肉を使用
- 穀物やイモ類を使用していないグレインフリーのレシピ
- リーズドライ製法を採用しているため、素材の風味や栄養素が保てる
栄養成分に関しては、粗たん白質が35.5%以上、粗脂肪が37.0%以上と高い割合を誇り、高たんぱく・低糖質のドッグフードとして健康的な体作りをサポートします。
また、オメガ3脂肪酸を0.97%以上含み、皮膚や毛艶の健康も促進します。
一方で、価格がやや高めであることがデメリットとして挙げられますが、多くの飼い主さんはトッピングとして使用したり、食事に少量加えて与えるなど工夫しているようです。
特に、体調や毛艶が良くなったという口コミも多く、品質の高さが評価されています。
価格(税込) | 21,414円(税込) |
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内容量 | 1.8kg |
g単価 | 11.89円/g |
原産国 | ニュージーランド |
対応犬種・年齢 | 全年齢 |
カロリー | 498.6kcal/100g |
粒の大きさ | 全年齢(子犬、成犬、老犬) |
原材料 | 子羊肉、レバー(子羊)、心臓(子羊)、グリーントライプ(子羊)、血(子羊)、卵、脾臓(子羊)、腎臓(子羊)、骨(子羊)、ひまわり油、フラックスシードフレーク、昆布、ニュージーランド緑イ貝、かぼちゃ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、硫酸カリウム、乾燥昆布、りんご、洋なし、塩化ナトリウム、ビタミンE、プロティネイト亜鉛、プロティネイト鉄、酸化マグネシウム、セレン酵母、プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンD3 |
成分表示 | 粗タンパク質48.0%以上 粗脂肪34.0%以上 粗繊維2.0%以下 粗灰分9.0%以下 水分8.0%以下 |
マラセチア皮膚炎に効くドッグフードの選び方
マラセチア皮膚炎は犬の皮膚に炎症やかゆみを引き起こす症状で、特に湿度の高い環境やアレルギーが原因で発症しやすいです。
この皮膚トラブルを改善するためには、適切な食事管理が非常に重要です。
- 消化の良いタンパク源が含まれたドッグフードを選ぶ
- アレルギーを引き起こしやすい食材不使用のドッグフードを選ぶ
- 添加物がなるべく含まれていない・不使用のドッグフードを選ぶ
- オメガ脂肪酸が含まれるドッグフードを選ぶ
マラセチア皮膚炎の症状を和らげるためには、皮膚の健康をサポートする栄養素を含んだドッグフードの選択が効果的です。
本記事では、マラセチア皮膚炎に効くドッグフードの選び方について、消化の良いタンパク源やアレルギーの原因となりにくい食材、オメガ脂肪酸の重要性などを解説します。
愛犬の皮膚を守るための適切なフード選びをサポートします。
消化の良いタンパク源が含まれたドッグフードを選ぶ
マラセチア皮膚炎の予防や改善には、消化が良い動物性タンパク源を使用したドッグフードが有効です。
犬は植物性タンパク質よりも動物性タンパク質を消化しやすいため、肉や魚を主原料にしたドッグフードを選びましょう。
特に、犬の皮膚や被毛の健康維持には、良質なタンパク質が必要です。
消化しやすいタンパク質は、アレルギーや皮膚のトラブルを引き起こしにくく、皮膚再生を助けます。
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- 馬肉
- 鹿肉
- 魚類
- 卵
さらに、消化に優れた食材を使ったフードを選ぶことで、腸内環境を整え、健康的な皮膚を支えられます。
アレルギーを引き起こしやすい食材不使用のドッグフードを選ぶ
アレルギーがマラセチア皮膚炎を引き起こす原因となる場合があります。
そのため、アレルギーを引き起こしやすい食材を避けたドッグフードを選ぶことが重要です。
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 小麦など
アレルギーが心配な場合は、ムやターキーなどを使ったドッグフードを選ぶことが有効です。
また、原材料がシンプルで、犬にとって新しい食材のみを使用しているフードを選ぶと、アレルギーの原因を特定しやすくなります。
添加物がなるべく含まれていない・不使用のドッグフードを選ぶ
マラセチア皮膚炎を予防するためには、ドッグフードに含まれる添加物にも注意が必要です。
人工的な着色料や保存料などが含まれているフードは、犬の消化器官に負担をかけ、アレルギーや皮膚トラブルを引き起こす原因になることがあります。
そのため、人工的な添加物が含まれていない、または最小限に抑えられたドッグフードを選ぶことが望ましいです。
特に自然由来の成分で作られたフードは、皮膚や被毛に優しく、健康的な状態をサポートします。
オメガ脂肪酸が含まれるドッグフードを選ぶ
オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸は、皮膚や被毛の健康に役立つ成分として知られています。
特にオメガ3脂肪酸は抗炎症作用があり、皮膚の炎症を抑える効果が期待できます。
オメガ3脂肪酸は魚類、特にサーモンやマグロに多く含まれています。これらの成分は、皮膚バリアを強化し、皮膚の健康を支えるため、マラセチア皮膚炎の改善にも役立ちます。
オメガ脂肪酸が豊富なドッグフードを選ぶことで、愛犬の皮膚や被毛の健康をより良くサポートできます。
マラセチア皮膚炎の犬に手作りご飯を与えて大丈夫?

マラセチア皮膚炎の犬に手作りご飯を与えることは、症状の改善につながる可能性があります。
マラセチア菌は皮脂を栄養源とする常在菌で、皮脂の分泌が過剰になることで繁殖しやすくなります。
そのため、皮脂のバランスを整える食事内容が重要です。
特にアレルギー体質の犬では、市販のフードに含まれる特定のタンパク質や添加物が皮膚炎を悪化させることがあるため、手作りご飯でアレルゲンを除去し、犬に合った食材を選ぶことが有効です。
手作りご飯による食事療法を行う際のポイント | |
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アレルギー対策を前提に原材料を選ぶ | レルゲンとなる食材(鶏、豚、牛など)を避け、鹿肉や魚、ラム肉などの新奇タンパク質を使用すると、アレルギーのリスクを抑えつつ必要な栄養を補える |
皮脂分泌の調整する成分を含む | オメガ3やオメガ6脂肪酸を取り入れることで、皮膚や被毛の健康を保ち、皮脂の分泌をコントロールできる |
腸内環境を整えられる成分を加える | 腸内環境を整えることで、免疫力が高まり、マラセチアの増殖を抑える効果に期待できる |
ただし、手作りご飯は栄養バランスが偏りやすいため、獣医師の指導のもとで必要な栄養素を計算し、レシピを組み立てることが大切です。
同様に、保存や衛生管理にも注意しながら、愛犬に合った食事療法を取り入れることが、マラセチア皮膚炎の管理に役立つでしょう。
食事療法以外で犬のマセラチア皮膚炎を改善する方法
マラセチア皮膚炎は、皮膚の常在菌であるマラセチア菌が異常繁殖することで発症する炎症性の皮膚病です。
発症部位に赤みやかゆみ、ベタつき、臭いなどの症状が現れ、放置すると悪化する可能性があります。
食事療法も効果的ですが、より確実な改善を目指すには、獣医師の診断に基づいた内服薬や外用薬、薬用シャンプーによるケアが必要です。
特に、菌の繁殖を抑える抗真菌薬や、マラセチア菌が好む皮脂を減らすシャンプーは治療に欠かせません。
これらの方法を組み合わせることで、根本的な改善が期待できます。
ここから、具体的な治療法について詳しく解説します。
獣医師から飲み薬や塗り薬を処方してもらう
マラセチア皮膚炎の治療では、症状の程度や範囲によって内服薬または外用薬が用いられます。
例えば、局所的な発症であれば塗り薬で対応できる場合が多く、ケトコナゾール、ゲンタマイシン硫酸塩などの抗真菌・抗菌薬が含まれる外用薬が使われます。
代表的な製品には「モメタオティック」や「オトマックス」などがあります。
製品名 | モメタオティック | オトマックス |
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パッケージ | ![]() |
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製品概要 | 外耳炎に伴うかゆみや炎症の改善を目的とし、抗生物質・抗真菌薬・ステロイド成分を含む犬用外耳炎治療薬 | 抗生物質・抗真菌薬・ステロイド成分を含み、炎症による痛みやかゆみを抑えられる犬用外耳炎治療薬 |
成分一覧 | ・ゲンタマイシン硫酸塩 モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物 クロトリマゾール |
・硫酸ゲンタマイシン クロトリマゾール 吉草酸ベタメタゾン |
用量・使い方 | 15kg未満の犬は4滴、15kg以上24kg未満の犬は6滴、24kg以上は8滴、1日1回点耳 | 15kg未満の犬は4滴、15kg以上の犬は8滴を、1日2回、7日間、点耳 |
副作用 注意事項 |
過敏症(刺激感、紅斑等)が起きた場合には投与を中止し直ちに獣医師の診断を受けること | 過敏症(刺激感、紅斑等)が起きた場合には投与を中止し、適切な薬剤へ変更すること |
これらは痒みや炎症を抑えるステロイド成分と、真菌に作用する抗真菌成分を組み合わせた薬で、患部に直接塗布することで効果が期待できます。
症状が広範囲に及ぶ場合や外用での効果が乏しい場合は、内服薬(抗真菌薬)を併用することもあります。
なお、治療は自己判断せず、必ず獣医師の診断と指示のもとで行うことが大切です。
薬用シャンプーで洗う
薬用シャンプーによるケアも、マラセチア皮膚炎の治療において非常に重要な方法の一つです。
特に有効とされる成分は、抗真菌作用を持つ「ミコナゾール」と「クロルヘキシジン」です。
この2つを配合したシャンプーとして、「マラセキュアシャンプー」などがあります。
商品名 | マラセキュア シャンプー |
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パッケージ | ![]() |
効能 | マラセチア皮膚炎 |
用法・容量 | 犬の被毛を温湯又は水で十分に湿らせ、本剤を全身に擦り込むように泡立てる。10分間放置した後、薬液を残さないように全身を温湯又は水で十分に濯ぎ洗う。 投与回数は1日1回、3日以上間隔をあけて週2回投与する。 1回当たりの基準使用量は体表面積に対して50mL/m2とする。体重と体表面積の関係から、体重別の投与量は下表のとおりとし、該当する範囲内で被毛長等を考慮して十分な泡立ちが得られ、流れ落ちない投与量を選択する。 |
体重/1回当たりの投与量 | 1.5~3kg未満/5~10mL 3~5kg未満/10~15mL 5~10kg未満/15~25mL 10~15kg未満/25~30mL 15~20kg未満/30~40mL 20~30kg未満/40~50mL 30~40kg未満/50~60mL 40~50kg未満/60~70mL |
犬に対する注意 | ・クロルヘキシジン製剤又はミコナゾール製剤に対して過敏症の既往歴のある犬には使用しないこと。 ・本剤は外用以外に使用しないこと。 ・粘膜面及び耳、眼には使用しないこと。 ・眼に入らないよう注意すること。 ・クロルヘキシジンを含有する人用医薬品では、アナフィラキシー、アナフィラキシー様反応の副作用が報告されている。そのため、犬が舐めたり、吸い込んだりするとそれらの症状を引き起こす可能性があるので、注意すること。 ・犬が泡を舐めたり、吸い込んだりすると胃腸や呼吸器官に炎症を起こす場合があるので、本剤使用中は犬から目を離さないこと。 |
使用頻度は週1~2回が目安で、ぬるま湯で皮脂や汚れを落とした後、薬用シャンプーを泡立てて10分程度皮膚に浸透させるように洗い、その後しっかり洗い流します。
皮膚の乾燥を防ぐため、シャンプー後には保湿ケアも欠かせません。
保湿剤には、スプレータイプやリンス型などさまざまな製品があるため、犬の性格や症状に合わせて選ぶと良いでしょう。
また、薬浴は続けることが重要であり、症状が改善しても獣医師と相談しながら継続的にケアを行うことが再発防止につながります。
マラセチア皮膚炎の犬におすすめのドッグフードに関する質問
愛犬がマラセチア皮膚炎と診断されると、「どんなドッグフードを選べばいいの?」「食事の見直しで症状は良くなるの?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。
- マラセチア皮膚炎に効果が期待できるドッグフードの選び方は?
- マラセチア皮膚炎の治療はドッグフードを切り替えるだけで治る?
- マラセチア皮膚炎は人にもうつる?
マラセチア皮膚炎は、皮膚の健康状態や免疫力の低下が関係していることも多いため、適切なドッグフードを選ぶことが症状の改善や予防につながる可能性があります。
ここでは、マラセチア皮膚炎に悩む犬の食事選びのポイントや、ドッグフードの切り替えだけで治るのかどうか、さらに飼い主への感染リスクについても詳しく解説します。
マラセチア皮膚炎に効果が期待できるドッグフードの選び方は?
マラセチア皮膚炎に悩む愛犬には、皮膚の健康維持をサポートする成分が豊富に含まれたドッグフードを選ぶことが大切です。
特に注目したい成分は、抗炎症作用や皮膚のバリア機能を高める効果が期待できるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸です。
これらの成分は魚油や亜麻仁油、チアシードなどに多く含まれています。
また、皮膚の再生や健康維持に役立つビタミンEやビタミンC、亜鉛、セレンといった栄養素も重要です。
さらに、マラセチア皮膚炎はアレルギーや食材への過敏反応が原因のひとつとされることもあるため、できるだけアレルゲンとなりにくい原材料を使用したフードを選ぶのがポイントです。
穀物不使用(グレインフリー)や添加物を抑えたナチュラルフードなどもおすすめです。
皮膚に優しく、消化吸収に優れた良質なタンパク質を使用しているかもチェックしましょう。
マラセチア皮膚炎の治療はドッグフードを切り替えるだけで治る?
マラセチア皮膚炎はドッグフードの変更だけで完全に治るわけではありません。
しかし、皮膚の状態を改善したり、症状の悪化を防いだりするサポートには食事の見直しがとても効果的です。
特に、アレルギーや栄養バランスの乱れが原因で皮膚の免疫力が低下している場合は、ドッグフードの切り替えによって改善が期待できます。
ただし、マラセチア皮膚炎はマラセチア菌という真菌(カビ)の過剰繁殖によって起こる皮膚炎のため、食事だけで治療するのは難しいケースがほとんどです。
通常は、獣医師による診断のもとで、抗真菌薬や薬用シャンプーなどによる治療と併用して、体の内側から整える目的でドッグフードを見直すのが効果的です。
よって、自己判断での治療は悪化する可能性もあるので、食事管理と薬の治療をバランスよく行うことが重要です。
マラセチア皮膚炎は人にもうつる?
基本的に犬のマラセチア皮膚炎は、人にうつることはほとんどないとされています。
マラセチアは犬や人の皮膚に常在する菌であり、それぞれの種に適応したタイプが存在しています。
そのため、通常の接触やスキンシップ程度では飼い主に感染する心配はありません。
ただし、まれに免疫力が大きく低下している人や、皮膚に傷や炎症がある場合には、犬のマラセチアが人に影響を与える可能性があると報告されているケースもあります。
特に乳幼児や高齢者、免疫抑制治療を受けている方などは注意が必要です。
愛犬がマラセチア皮膚炎と診断された場合は、普段よりも手洗いや手指の消毒をこまめに行い、清潔を保つことで予防できます。
また、患部に直接触れた後は石鹸でしっかりと手を洗うように心掛けましょう。
マラセチア皮膚炎に効くドッグフードを与えて症状の悪化を防ごう
マラセチア皮膚炎は、犬の皮膚に常在するマラセチア菌が異常に繁殖することで発症する皮膚トラブルです。
しかし、普段から皮膚の健康を維持することで、マラセチア菌の異常繁殖を防ぎ、症状の悪化を予防できます。
そのためには、ドッグフード選びがとても重要なポイントになります。
- 消化しやすい良質なタンパク質をしっかり摂取できるドッグフードを選ぶ
- 食物アレルギーを発症しやすい原材料を極力使用していないドッグフードを選ぶ
- 皮膚の健康維持に役立つオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれているドッグフードを選ぶ
さらに、人工添加物や保存料、着色料などは犬の体に負担となる場合があるため、なるべく使用されていないナチュラルなドッグフードを選ぶのも1つのポイントです。
普段の食事を見直すことで、マラセチア皮膚炎の悪化を防ぎ、健康的な皮膚や毛並みを保つサポートができるので、ドッグフード選びはぜひ慎重に行いましょう。