「ウェットフードってよく食べてくれるけどデメリットもあるの?」
「歯石ができそうで怖い….」
犬の食事として多くの飼い主たちから支持されているウェットフードには様々なメリットがありますが、デメリットも存在します。
フードを選ぶ際にはメリットはもちろん、デメリットもしっかりと理解した上で選ぶことがとても大切です。
本記事では、ウェットフードのデメリットとその対策について詳しく解説していきます。
ウェットフードのデメリット
- 水分量が多いので歯にフードがつきやすい
- 歯垢や歯石ができやすい
- コストが高い
- 日持ちしない
- 栄養価が低い場合がある
1つずつ詳しくご紹介していきます。
水分量が多いので歯にフードがつきやすい
ウェットフードは水分を多く含んでいます。
そのため、食事中にウェットフードが歯につきやすいです。
これはドライフードに比べて歯の表面に残りやすいためです。
特に、歯と歯の間にフードが残ってしまうとそこから歯垢や歯石に繋がりやすくなってしまいます。
歯垢や歯石ができやすい
先程も記した通り、ウェットフードは歯垢が溜まりやすく放置してしまうと歯石に繋がってしまいます。
歯石が蓄積すると口臭や歯周病などの口腔トラブルのリスクが高まります。
特に、口腔ケアを怠るとそこから歯を失うリスクが高まったり重度の歯周病になってしまう恐れがあり、愛犬の健康を損ないかねません。
特に犬の歯周病は口腔内だけの問題にとどまらず、歯周病の細菌が血管内に入り込むことで肝臓などの臓器にも炎症を引き起こしてしまう可能性があります。
コストが高い
ウェットフードは、ドライフードと比較すると価格が高いことが多いです。
特に、大型犬などの体重が重い犬になると食事量も多くなります。
そのため、月々の食費が予算オーバーになってしまうことも。
なるべく予算内に収まるフードを見つけるか、ドライフードと併用してコストを抑えらるようにすると良いかもしれません
日持ちしない
ウェットフードは水分を多く含んでいる分、ドライフードに比べて痛みやすいという特徴があります。
開封後は冷蔵庫での保管が必要になり、数日で食べ切らないといけません。
それを過ぎてしまうと商品が傷んでしまい、愛犬の健康状態にも影響が及んでしまいます。
食べ切りやすいサイズの缶詰やパウチを購入すると比較的保存がしやすい
栄養価が低い場合がある
ウェットフードには、必ずしも犬に必要な栄養素が含まれているとは限りません。
総合栄養食として販売されているウェットフードが少ないからです。
ウェとフードの約半数以上は栄養補完食として販売されています。
栄養補完食とはおやつとして与えたり、ドライフードと併用しておかず的な役割で与えるのに適しています。
完全にドライフードだけを与えようとするときは必ず総合栄養食を与えるようにしましょう。
また、特定の疾患を持っていたりダイエットが必要な犬、子犬、老犬はそれぞれ目的にあったフード選びが重要です。
購入する際、缶詰やパッケージに総合栄養食と書いてあるかチェックしましょう
ウェットフードのメリット
デメリットだけでなく、もちろんメリットも主に以下のものがあります。
- 水分を含んでいて柔らかいため、食べやすい
- 水分補給に向いている
- 嗜好性が高い
- 消化しやすい
水分を含んでいて柔らかいため、食べやすい
ウェットフードは高い水分含有量で、柔らかい食感が特徴です。
そのため、歯が弱い老犬や歯が生え始めた子犬でも食べやすく、栄養を摂ることができます。
硬いドライフードを噛むのが難しい犬でも、ウェットフードなら楽に食べられるということもメリットです。
水分補給に向いている
犬は元々水をあまり飲まない子が多いです。
普段あまり水を飲まない犬にとっては、ウェットフードが効率的に水分補給ができる手段になります。
普段水を飲まない犬はもちろん、尿路結石などのトラブルを抱えている犬にとっては、水分不足を防ぐのに役立ちます。
嗜好性が高い
ウェットフードは香りが強くて味が濃厚です。
そのため、多くの犬の食欲をそそってくれる効果があります。
食が細い犬や、食欲が落ちてしまった老犬などに対して役立ちます。
ドライフードと混ぜて与えることも食欲を刺激してくれます。
消化しやすい
柔らかい食感と高い水分量により、消化がしやすいのもウェットフードの特徴です。
胃の調子が悪い時や、胃腸に敏感立ったり消化不良を起こしやすい犬にとっては消化に負担をかけにくい食事となり、適しています。
消化しやすいことで嘔吐や下痢のリスクも減少し、消化器系の健康サポートに役立ちます。
ウェットフードを与える際の注意点
ここまでウェットフードのメリットとデメリットをお伝えしてきましたが、デメリットも対策をすることで安心して犬に与えることができます。
ここからは、ウェットフードのデメリットへ対する対策をご紹介します。
歯垢・歯石予防をする
ウェットフードを与える際に一番気をつけたいのが「歯垢・歯石」です。
歯垢の蓄積を防ぐため、歯石予防に効果がある歯磨きガムを与えたり、定期的な歯磨きを行うようにしましょう。
歯ブラシや歯磨き粉も犬用のものを使用することでより効果を得られます。
また、定期的に動物病院での歯科検診を受けることをお勧めします。
栄養価に注意する
ウェットフードの中には総合栄養食ではなく、栄養補完食が多いです。
選ぶ際にはしっかりと栄養成分表示を確認し、愛犬にとって必要な栄養素が入っているものを選びましょう。
ドライフードとウェットフードを混ぜて与えるのが効果的
ウェットフードにもドライフードにも、メリットとデメリットは存在します。
そんなウェットフードとドライフードを組み合わせることで、どちらのメリットも活かし、どちらのデメリットも補い合うということができます。
2つのフードを組み合わせたときのメリットは以下のものになります。
- 歯垢・歯石ができにくくなる
- 栄養バランスとを整えることができる
- コスト面のバランスを取れる
歯垢・歯石ができにくくなる
ウェットフードの柔らかさとドライフードの硬さを組み合わせることで、ドライフードの硬さが歯に程よい刺激を与えてくれ、歯垢の蓄積を軽減する効果が期待できます。
しかし、完全に取り除けるわけではないため、定期的な口腔ケアは必ず行いましょう。
栄養バランスを整えることができる
ドライフードは基本的に「総合栄養食」で栄養がバランスよく配合されています。
一方でウェットフードは水分補給をしやすく、嗜好性が高いため犬の食欲を引き出す効果があります。
この二つを組み合わせることで、栄養価と水分補給の両面から愛犬の健康をサポートできるのです。
夏場の水分不足による脱水、熱中症予防にも効果があります。
コスト面のバランスが取れる
先程も記した通り、ウェットフードはドライフードに比べて価格が高いことがほとんどです。
ドライフードをメインにし、ウェットフードをトッピングとして使用することでコストを抑えながらもフードの嗜好性を高めることができます。
ドライフードだけではご飯を食べてくれない犬に対してはこの方法が効果的です。
ウェットフードの選び方
ウェットフードの選び方で重要なのは以下の3点です。
- 原材料のチェック
- 犬の年齢や健康状態に合わせたフードを選ぶ
- 総合栄養食を選ぶ
原材料のチェック
ウェットフードを選ぶ際は、原材料の質や産地に注意しましょう。
高品質なお肉や魚を使用していたり、添加物が少ないものを選ぶと犬の健康をより良く保つことができます。
確かに比較的値段が安いウェットフードもありますが、人工的な着色料や保存料が多く含まれていることが多い為、なるべく避けるほうが無難です。
犬の年齢や健康状態に合わせてフードを選ぶ
犬の健康状態や年齢に合わせたフード選びもとても大切です。
例えば、子犬には成長に必要なタンパク質が多く入っている高タンパク質フード。
高齢犬には消化吸収が良い低カロリーのフードなどです。
また、病気の予防や改善を目的としている療法食はかかりつけの獣医師と相談の上決めることをお勧めします。
総合栄養食を選ぶ
完全にウェットフードだけで食事を与える場合、総合栄養食を与えるようにしましょう。
これは、犬が健康を保つために必要な栄養素が含まれているフードです。
一方で、栄養補完食というものは補助食やおやつとして販売されています。
主食として与えるには栄養バランスが不十分であることが多いです。
まとめ
この記事では、ウェットフードのデメリットとその対策を中心にご紹介してきました。
以下がまとめです。
- 犬のウェットフードは水分量が多く、歯石・歯垢ができやすい
- ドライフードに比べてコストがかかる
- デメリットもあるが、対策をすればメリットに変えることができる
- ドライフードとウェットフードの併用が効果的
ウェットフードにはデメリットもありますが対策をすればメリットにもなります。
しっかりとした口腔ケアや栄養管理を行いましょう。
愛犬に元気でいてもらえるように、食事に気をつけることが大切です。

