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犬が食べてもいいもの!野菜・果物・肉・穀物を一挙解説

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

犬が食べてもいいもの!野菜・果物・肉・穀物を一挙解説

フードのトッピングや、手作りご飯を与える際に、犬が食べてもいいものが気になる飼い主さんもいるのではないでしょうか。

犬にとって有毒な食材もあるため、犬が食べてもいいものを把握しておく必要があるでしょう。

この記事では、犬が食べてもいいものとして、野菜・果物・肉・穀物別に一挙解説します。

ぜひ、参考にしてください。

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犬が食べてもいい食べ物

犬が食べてもいい食べ物を、野菜・果物・肉・穀物から解説します。

初めて与える際は、アレルギーを発症しないか、少量ずつ与えて愛犬の様子を見てあげましょう。

野菜

野菜 (2)

犬が食べていい野菜を10種紹介します。

さつまいも

さつまいもはおやつにもあるほど、犬に人気の野菜です。

食物繊維が腸の働きをサポートするため、便秘を改善できるでしょう。

茹でたり蒸したりすると、柔らかくて消化しやすいです。

ポリフェノールが含まれているため、皮ごと与えると良いでしょう。

じゃがいも

じゃがいもは、血圧安定や、アンチエイジング効果、満腹感を得やすいといった効果があります。

緑色の皮には毒素が含まれるため、基本的に皮をむいて与えると安心です。

十分に加熱して、柔らかくして与えると、消化に優しいでしょう。

ブロッコリー

ビタミンC・ビタミンE・葉酸などを含み、がんの予防や消化器官の健康の維持などの効果が得られます。

ブロッコリーは、生でも茹でても食べられますが、のどに詰まらせたり消化負担がかかったりするため、細かく切って与えましょう。

ブロッコリーの茎は、皮をむいて細かく切り、硬い部分がないようにして与えると良いです。

豆苗

豆苗は、ビタミンKやビタミンC、葉酸などを含んでおり、角膜や血液、骨などの健康を維持し、ガンを抑制する効果が期待できます。

さっと湯がいて詰まらせないように細かくカットして与えると、消化にも優しいです。

豆苗と似ているブロッコリースプラウトは、スルフォラファンの摂取が多く、負担になるため与えないようにしましょう。

小松菜

βカロテンやビタミンC、カルシウムなどが含まれており、目の角膜や歯や骨などの健康を維持し、ガンを抑制する効果が期待できます。

生のまま与えると、尿路結石のもとであるシュウ酸を摂取してしまい、腎臓に負担がかかるため、必ず茹でて水にさらして与えると良いでしょう。

レタス

カリウムやカルシウム、葉酸などが含まれており、血圧の安定や歯や骨の健康、免疫力維持などの効果が期待できます。

レタスを与える際には、体重1㎏あたり約2㎏のレタスを食べると、キシリトールによる中毒症状がでますが、少量を与えるのは問題ありません。

水洗い後に食べやすい大きさにちぎって与えると良いでしょう。

キャベツ

キャベジンと呼ばれるビタミンUは、胃酸の分泌をサポートし、胃の粘膜を保護する作用があるため、消化のサポートができます。

腸内環境のサポートや、アンチエイジング効果などもあり、栄養が豊富です。

キャベツは部位によって特徴があるため、次の与え方を知っておきましょう。

生キャベツ:栄養が豊富だが、消化しにくいため細かく切って与える
茹でキャベツ:加熱時間を短くして、細かく切って与える
キャベツの葉:農薬の心配やシュウ酸が少ない、内葉を与える
キャベツの芯:与えない

外葉に多く含まれるシュウ酸は、尿路結石のもととなるため、キャベツの内葉を与えましょう。

ニンジン

赤い色素のリコピンは、抗酸化作用があるため、肥満予防・老化防止・アンチエイジング効果などが期待できます。

一口サイズで生で与えると消化に時間がかかりますが、噛み応えがあるためデンタルケアができるでしょう。

すりおろして与えると酵素が多く取り入れられ、葉や皮を与えるとβカロテンを摂取できるなど、栄養がとにかく豊富です。

きゅうり

カリウムやβカロテンなどを含み、健康的な被毛や血圧の安定などのサポートができます。

両端を切って与えると、ククルビタシンという食中毒を起こす可能性がある成分を避けて与えられ、安心です。

また、硬いきゅうりを飲み込んで喉に詰まらせないように、小さく切ってから与えましょう。

もやし

リンや葉酸などを含み、神経や筋肉を健康的に維持したり、細胞の生まれ変わりをサポートしたりと、さまざまな効果が期待できます。

生で与えると消化しづらいため、さっと加熱して細かく切って与えると良いでしょう。

茹ですぎると栄養が摂取できなくなるため、注意です。

果物

果物

犬が食べてもいい果物を10選紹介します。

バナナ

食物繊維やビタミンB6が含まれており、腸内環境や皮膚の健康をサポートできます。

皮を与えると詰まらせてしまう恐れがあるため、果肉のみを細かくカットしたり、すりつぶしたりして与えましょう。

カロリーが高いため、与えすぎには注意です、

オレンジ

ビタミンCや不溶性食物繊維が含まれており、免疫力向上や便秘の改善などが期待できます。

外皮・薄皮・種は消化に負担がかかり、農薬がついている恐れもあるため、取り除いて与えましょう。

また、オレンジが使用されたジュースやアイスなどは与えず、果物そのものを与えると良いですね。

スイカ

リコピンやシトルリンが含まれており、肥満予防・疲労回復などの効果が期待できます。

与える際には、消化負担のリスクを軽減するために種や皮を取り除き、一口サイズにカットすると良いでしょう。

さくらんぼ

アスパラギン酸や葉酸などが含まれており、疲労回復や免疫力のサポートが期待できます。

さくらんぼの葉・花・種には、毒性があるため危険です。

必ず熟した実の部分だけを与えるようにしましょう。

もも

ナイアシンやアスパラギン酸が含まれており、エネルギーの生成や疲労回復などの効果が期待できます。

水溶性食物繊維も豊富で、腸内から健康をサポートでき、便秘も解消できるでしょう。

皮や毒性のある種は取り除き、喉に詰まらせないように小さくカットして与えると良いですね。

ソルビトールやカリウムなどが含まれており、便秘の解消や血圧の安定、代謝が上がるなどの効果が期待できます。

皮や種を取り除き、喉に詰まらせないように小さくカットして与えると良いでしょう。

種にはシアン発生性配糖体が含まれており、血中酸素が低下する恐れがあるため、過度に摂取しないように注意が必要です。

キウイフルーツ

ビタミンCやビタミンE、アクチニジンなどが含まれており、消化吸収のサポートや、免疫向上、アンチエイジング効果などが期待できます。

キウイの皮は栄養が豊富ですが、消化負担がかかるため、皮をむいて果肉だけを与えましょう。

パイナップル

ブロメラインやマンガンなどが含まれており、消化器官のサポートや便秘解消、ガンの抑制などの効果が期待できます。

葉や芯は硬く、消化不良を起こしてしまうため、果肉のみを食べやすいサイズにカットして与えましょう。

また、ミキサーにかけてジュースにすると、栄養を吸収しやすいためおすすめです。

ビタミンDやタンニンなどが含まれており、アンチエイジングや下痢の改善などの効果が期待できます。

皮や種を取り除き、小さくカットして与えると良いです。

硬い柿や、噛み砕くのが苦手な犬には、すりおろした柿を与えると良いでしょう。

タンニンやビタミンB1などが含まれており、動脈硬化のリスク軽減や皮膚の健康のサポートなどの効果が期待できます。

生のままは消化負担がかかるため、加熱して柔らかくして与えると良いです。

渋皮は栄養があるため取らなくても問題ないですが、鬼皮は喉につまらせたり消化負担がかかったりするため、取り除いて与えましょう。

肉・魚介類

肉

犬が食べてもいい肉や魚介類を5選紹介します。

白身魚

タラ・タイ・鮭などが白身魚の仲間です。

タンパク質が豊富でアスタキサンチンが含まれているため、健康的な筋肉や皮膚のサポートや、疲労回復の効果が期待できます。

生のまま与えると食中毒を起こす可能性があるため、必ず加熱して骨を取り除いて与えましょう。

赤身魚

マグロ・ブリ・かつおなどが赤身魚の仲間です。

ビタミン・ミネラル・鉄分などが含まれており、貧血防止や体の調子を整える効果が期待できます。

生でも食べられますが、寄生虫がいる恐れがあるため、加熱して骨を除くと安心です。

また、常温で放置するとヒスタミンが増殖し、食べると食中毒を起こす可能性があるため、放置した赤身魚は処分しましょう。

豚肉(任意の食材)

豚肉は、ヒレ・ロース・バラ・レバーなどが与えられます。

豚はタンパク質のバランスが良く、ビタミンB1や不飽和脂肪酸が含まれており、エネルギー代謝のサポートや血圧の安定などの効果が期待できます。

食中毒を防ぐために必ず加熱して、脂身が少ない部分を与えると良いでしょう。

牛肉

牛肉は、ロース・モモ・すじ・すね・レバーなどが与えられます。

タンパク質・鉄分・亜鉛などが含まれており、睡眠の質の向上や貧血防止、新陳代謝アップなどの効果が期待できます。

犬に与える際は、ユッケでも必ず加熱して殺菌しましょう。

鶏肉

鶏肉は、ささみ・レバー・むね・モモ・手羽先・砂肝などが与えられます。

高タンパク・低脂肪・低カロリーで、ダイエット中の犬でも与えられ、消化に優しく疲労回復効果もあります。

鶏肉を与える際には、食中毒対策として必ず加熱し、骨を取り除いて与えましょう。

穀物

犬が食べてもいい穀物を5選紹介します。

穀物

大豆

カリウムやイソフラボンが含まれており、血圧の安定やアンチエイジング効果が期待できます。

生のまま与えると毒性が高いため、必ず加熱して与えましょう。

また、煎り豆は与えても良いですが、硬くて消化負担がかかるため、喉や腸で詰まる可能性もあり危険です。

大豆加工食品の、豆腐やおからなどは加熱もされていて安心できます。

枝豆

タンパク質や鉄分などが含まれており、代謝や免疫力の維持、貧血予防などの効果が期待できます。

枝豆の皮やさやは農薬がついている可能性があるため、取り除いて豆だけを与えると良いでしょう。

人用に塩で味付けされた枝豆は、塩分過多で腎臓に負担がかかるため、味付けなしで与えると良いです。

うどん

うどんは、材料がシンプルなため栄養素がほとんどなく、炭水化物のため与えすぎると肥満になります。

小麦アレルギーを起こす犬もいるため、短く切って少しずつ与えましょう。

また、塩分過多にならないように味付けをせずに与えると良いです。

お米

ミネラルやタンパク質を含んでおり、炭水化物のため、エネルギー源として期待できます。

ただ、犬は古くからお米を消化する習慣がなく、消化負担がかかるため少量を与えると良いです。

生米は硬くて消化できないため、必ず炊いて柔らかくしたお米を与えましょう。

蕎麦

ビタミンB1・B2などを含み、代謝の向上や脳や神経の健康をサポートする効果が期待できます。

人と同じで蕎麦アレルギーの犬もいるため、少量ずつ様子を見ながら与えると良いでしょう。

与える際は、味付けをせず数本だけを短く切って与えると良いです。

まとめ

犬が食べていいものを知ると、おやつやフードのトッピング、手作りご飯など犬のために用意してあげたくなりますね。

食事は健康の基盤のため、愛犬の健康管理を楽しみながら食材を用意してあげると良いでしょう。

ただ、食べていいものや与え方に注意しないと、食中毒を起こしたり、有毒で死に至るケースもあります。

犬が食べていいものをこの記事で下調べして、正しい知識のもと与えるようにしましょう。

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