【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキングTOP7

犬が食べてはいけないものは?食べてもいい野菜や果物なども紹介

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

犬が食べてはいけないものは?食べてもいい野菜や果物なども紹介

犬は雑食性の動物なので、肉以外にも穀物や野菜、果物なども食べます。

とはいえ、犬に与えてはいけない食べ物があります。

「手作りの犬のご飯を作ろうとしているけど犬が食べてはいけないものは?」
「人間の食事を床に落としてしまって犬が食べちゃったけど、食べてはいけないものか心配。」

人間は食べられるけど、犬は食べてはいけないものがあるので、心配ですよね。

この記事では、以下の内容について紹介します。

この記事の内容
  • 犬が食べてはいけないもの
  • 犬に与えるのに注意が必要なもの
  • 犬が食べてもいい野菜
  • 犬が食べてもいい果物
  • 犬が食べてはいけないものを食べてしまった時の対処法

ぜひ参考にしてくださいね。

【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較

犬が食べてはいけないもの

ドッグフードと野菜

人間は食べられるけど、犬が食べてはいけないものを紹介します。

犬が食べてはいけないもの
  • 玉ねぎ
  • ネギ
  • ニラ
  • ニンニク
  • チョコレート
  • キシリトール入りガム
  • 鶏の骨
  • イカ
  • エビ
  • カニ
  • ブドウ・干しブドウ

玉ねぎ

犬が食べてはいけないものは玉ねぎです。

玉ねぎを犬が食べると中毒になる恐れがあります。

そのため、少量であっても食べさせてはいけません。

また、加熱しても毒性がなくならないと言われています。

ネギ

ネギも犬が食べてはいけないものです。

ネギに含まれている犬にとって有害な成分は、「アリルプロピルジスルファイド」。

アリルプロピルジスルファイドは、犬の赤血球を壊す現象が起きると言われています。

加熱しても変化しないため、与えられません。

ニラ

ニラも犬が食べてはいけないものです。

ニラに含まれている犬に有害な成分は「有機チオ硫酸化合物」。

有機チオ硫酸化合物が犬の体内に入ると、赤血球を破壊する現象が起きると言われています。

加熱調理されても成分は分解されないため、犬に与えてはいけません。

ニンニク

ニンニクにも、犬にとって有害な成分が含まれています。

ニラと同じ「有機チオ硫酸化合物」という成分。

同様に食べると中毒を引き起こすと言われています。

チョコレート

チョコレートも犬が食べてはいけないものです。

チョコレートのカカオには「デオブロミン」という成分が含まれています。

デオブロミンが原因で、嘔吐や下痢などの症状を引き起こすとのこと。

犬が食べないように気をつけましょう。

キシリトール入りガム

キシリトールはアルコールの一種。

ガムによく含まれている成分です。

犬が食べると、嘔吐や肝不全などを引き起こす場合があると言われています。

チョコレートと同様に、犬が食べないように気をつけましょう。

鶏の骨

鶏の骨は、犬が噛んで割れると消化器官を傷つける恐れがあります。

そのため、犬が食べてはいけないものです。

イカ

生のイカが犬が食べてはいけないものです。

「チアミナーゼ」という犬にとっては有害な成分が含まれていると言われています。

なお、加熱したイカは犬に与えても良いみたいです。

とはいえ、スルメイカやあたりめなどのように乾燥させたものは塩分が多いので与えないほうがよいとされています。

エビ

エビにも「チアミナーゼ」が含まれているため、犬が食べてはいけないものとなります。

チアミナーゼは熱に弱いため、加熱したエビは犬に与えても問題ないみたいです。

なお、乾燥エビは塩分が高いとされているため、犬に与えないようにしましょう。

カニ

カニにも「チアミナーゼ」が含まれているため、生の状態では与えられません。

イカやエビと同様に加熱されている状態の場合、犬に与えても問題ないと言われています。

ブドウ・干しブドウ

ブドウや干しブドウも犬が食べてはいけないものです。

犬が食べると中毒を引き起こし、以下のような症状が引き起こされると言われています。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛

犬には食べさせないようにしましょう。

犬に与えるのに注意が必要なもの

犬

犬に与えるのに注意が必要なものを7つ紹介します。

犬に与えるのに注意が必要なもの
  • レバー
  • ほうれん草
  • コーヒーや紅茶など
  • 生肉
  • 香辛料
  • 生卵
  • にぼしや海苔

レバー

犬にレバーを与える時には与え過ぎに注意が必要です。

レバーを大量に食べさせることにより、ビタミンAの過剰摂取になると言われているからです。

ビタミンAの過剰摂取は、食欲不振や関節炎などの原因になるとのこと。

豚や鶏のレバーに多くビタミンAが含まれています。

犬にレバーを与える時は量に注意しましょう。

ほうれん草

ほうれん草を犬に与える時は、調理方法や与える量に注意が必要です。

犬がほうれん草をたくさん食べると、尿結石を引き起こす原因になると言われています。

ほうれん草には、シュウ酸が含まれているからです。

茹でてアク抜きをすることでシュウ酸の量を減らすことができるとのこと。

犬にほうれん草を与える時は、茹でてアク抜きをしてから与えるようにしましょう。

コーヒーや紅茶など

コーヒーや紅茶などを大量に犬に与えてはいけません。

カフェインが含まれているため、大量に与えると中毒を引き起こす可能性があります。

生肉

生肉をそのまま犬に与えてはいけません。

生の状態の肉には雑菌や寄生虫などがいる可能性があるからです。

犬に与えると嘔吐や下痢の原因になると言われています。

与える場合は、加熱調理をしてから与えましょう。

香辛料

香辛料のなかで犬に与えてはいけないものがあります。

例えば、以下のような香辛料です。

  • サンショウ
  • トウガラシ
  • マスタード

犬に与えると嘔吐や下痢、肝臓障害などを引き起こす可能性があると言われています。

生卵

犬に生卵を与えるには調理方法や与え方に注意が必要です。

卵の卵白を与え続けるとビオチンが不足すると言われているからです。

ピオチンが欠乏すると、皮膚炎や成長不良などの症状を引き起こす場合があります。

加熱した卵や黄身の場合は、問題ないとのこと。

犬に卵を与える時は、生の卵白を与えないようにしましょう。

にぼしや海苔

にぼしや海苔には、マグネシウムが多く含まれています。

マグネシウムを過剰に摂取することで、尿路疾患の原因になると言われています。

また、塩分が高いことも犬の健康に良くないとのこと。

もし与える場合は、過剰に与えないように量を気をつけるようにしましょう。

犬が食べてもいい野菜

ドッグフードと野菜

犬が食べてもいい野菜を10個紹介します。

アレルギーがある場合は、食べさせてはいけません。

また、初めて与える場合は、アレルギー対策として少量から食べさせましょう。

なお、与え過ぎは良くないので適量を与えるのが良いとされています。

犬が食べてもいい野菜
  • キャベツ
  • レタス
  • 白菜
  • きゅうり
  • トマト
  • ブロッコリー
  • さつまいも
  • じゃがいも
  • にんじん
  • 大根

キャベツ

キャベツは、生でも加熱した状態でも犬に与えても問題ありません。

なお、キャベツを含む「アブラナ科」の植物に含まれる「ゴイトロゲン」という成分には、甲状腺ホルモンの分泌を阻害すると言われています。

甲状腺に疾患がある犬には、キャベツを与えないほうが良いでしょう。

なお、与える際にはキャベツの芯の固い部分は取り除くようにするのが良いです。

レタス

レタスは適量なら犬に与えてもよい野菜と言われています。

キシリトールが配合されていますが、含まれる量はわずかです。

白菜

白菜も犬に与えても良い野菜と言われています。

しかしながら、白菜もキャベツと同様に「アブラナ科」の植物なので、「ゴイトロゲン」という成分には注意が必要です。

また、白菜にはカリウムが多く含まれているため、腎臓病を持っている犬には与え過ぎには要注意と言われています。

きゅうり

きゅうりも犬に与えても良い野菜と言われています。

きゅうりには水分が多く含まれるため、与え過ぎると下痢などの症状が起きる場合があるとのこと。

トマト

トマトも犬に与えても良い野菜と言われていますが、水分が多く含まれるため与え過ぎに注意が必要です。

生の状態のトマトや加熱した状態でも与えられるとのこと。

なお、トマトの葉やヘタには有害な成分が含まれているため、与えないようにしてくださいね。

ブロッコリー

ブロッコリーも犬に与えられる野菜。

生で固い状態だと、消化不良になる場合があるため、蒸して与えるのが良いと言われています。

さつまいも

さつまいもは犬に与えても問題ない野菜です。

カリウムを多く含む野菜なので、腎臓病や心臓病を持つ犬には与えないほうがいいと言われています。

じゃがいも

じゃがいもも犬に与えられる野菜の一つです。

じゃがいもの芽や皮の部分には毒性を持つ成分が含まれていると言われています。

そのため、犬に与える時には、芽や皮を取り除いて与えるのが良いでしょう。

また、与え過ぎは肥満の原因となるため、与える量には注意が必要です。

にんじん

にんじんも犬に与えても良い野菜と言われていますが、加熱して与えるのが良いです。

生の状態だと食物繊維が多く含まれるため、消化が悪いと言われています。

また、犬が食べてはいけないものの「玉ねぎ」や「ニラ」などと一緒に煮込んだものは与えないようにしてください。

大根

大根も犬に与えても良い野菜と言われていますが、与え過ぎには注意が必要です。

与え過ぎると消化不良の原因になると言われています。

犬が食べてもいい果物

フードを食べる犬 (2)

犬が食べてもいい果物を5つ紹介します。

犬が食べてもいい果物
  • りんご
  • みかん
  • いちご
  • バナナ
  • キウイ

りんご

りんごは、低カロリーなので、犬のおやつにも適していると言われています。

りんごの芯には、有害な成分が含まれているため、与える際には取り除いてあげましょう。

みかん

みかんは犬のお腹の調子を整えてくれる効果が期待できます。

また、カリウムを多く含んでいるため、腎臓病を持つ犬には注意が必要です。

なお、与え過ぎると嘔吐や下痢の原因になると言われています。

いちご

いちごは、犬に与えてもいい食べ物。

犬にとっては有害なキシリトールがわずかに含まれています。

犬に与える場合は、少量にしましょう。

また、与える際にはヘタをとってあげてくださいね。

バナナ

バナナは犬に与えてもいい果物です。

エネルギー補給や含まれるカリウムには整腸作用があると言われています。

与える時は、皮を剥いて筋を取ってからあげましょう。

キウイ

キウイには、酵素が含まれているためお肉の消化の手助けをすると言われています。

また、食物繊維が多く含まれるため、与え過ぎには注意です。

下痢の原因いなる可能性があります。

なお、キウイの種は消化されにくいため取り除いてから与えましょう。

犬が食べてもいいもの!野菜・果物・肉・穀物を一挙解説

犬が食べてはいけないものを食べてしまった時の対処法

犬が食べてはいけないものを食べてしまった場合は、動物病院に相談するようにしてください。

人間の食事のための料理を落としてしまったり、人が居ない隙に犬が食べてはいけないものをたべてしまうことがあるかと思います。

犬が食べたばかりの場合は、動物病院で吐かせる対処をする場合があるでしょう。

しかしながら、飼い主さんが食べたものを吐かせようとするのはよくないと言われています。

もし、犬が食べてはいけないものを食べてしまった場合は、以下のことをメモしましょう。

  • いつ食べたか
  • どのぐらい食べたか
  • 食べたもの
  • 食べた後に見られる症状

そして、動物病院に連れて行くことを推奨します。

まとめ

モコモコの犬

いかがでしたか?

この記事では、犬が食べてはいけないものや食べられる野菜や果物などについて紹介しました。

以下が犬が食べてはいけないものや与えるのに注意が必要なもの、食べてもいい野菜や果物です。

犬が食べてはいけないもの
  • 玉ねぎ
  • ネギ
  • ニラ
  • ニンニク
  • チョコレート
  • キシリトール入りガム
  • 鶏の骨
  • イカ
  • エビ
  • カニ
  • ブドウ・干しブドウ
犬に与えるのに注意が必要なもの
  • レバー
  • ほうれん草
  • コーヒーや紅茶など
  • 生肉
  • 香辛料
  • 生卵
  • にぼしや海苔
犬が食べてもいい野菜
  • キャベツ
  • レタス
  • 白菜
  • きゅうり
  • トマト
  • ブロッコリー
  • さつまいも
  • じゃがいも
  • にんじん
  • 大根
犬が食べてもいい果物
  • りんご
  • みかん
  • いちご
  • バナナ
  • キウイ

犬に与える食材選びで困っている人や、間違って人間用のご飯を食べてしまった場合などに参考にしてください。

なお、当サイトでは他にもさまざまな記事があります。

気になる人は以下の記事もご覧ください。

愛犬の手作りご飯で注意すべき5つのこと|栄養バランスや量、味付けには要注意!

愛犬のための手作りケーキ簡単レシピ|無添加スポンジ・ショートケーキの作り方