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犬が特定の家族に吠えるのはなぜ?吠えられないようにする対策も

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

犬が特定の家族に吠えるのはなぜ?吠えられないようにする対策も

「うちの子、私には吠えないのに旦那にだけ吠えるのはなぜ?」
「家族の中で特定の人にだけ吠える理由は?」

といったように、愛犬が家族内で特定の人だけに吠えることに対して疑問に思われていませんか?

犬が特定の人に吠える場合に考えられる原因は、さまざまです。

この記事では、犬が特定の家族にだけ吠えることについて以下の内容で紹介します。

この記事の内容
  • 旦那・妻にだけのように犬が特定の家族に吠える原因
  • 犬に吠えられないようにする対策
  • 犬が吠えることに関するよくある質問Q&A

愛犬に吠えられないにしたいという人は、参考にしてください。

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旦那・妻にだけのように犬が特定の家族に吠える原因

犬と家族

犬は家族として私たちと生活を共有していますが、時折、特定の家族メンバーに対して異なる反応を示すことがあります。

特に、特定の家族メンバーにのみ吠える現象は、多くの飼い主が悩む問題となっています。

以下に、その主な原因を詳しく解説します。

  • 過去に愛犬に嫌なことをしたことがある
  • 犬が苦手な特徴や行動をしている
  • 犬と関わる時間が少ない
  • 犬を怖がっているため
  • 犬を叱ったり叩いたりしている
  • その人が気分で態度が変わるから
  • 犬に下に見られている

過去に愛犬に嫌なことをしたことがある

犬はその記憶力と経験に基づいて反応します。

過去に特定の家族メンバーが犬に対して厳しい叱責を行ったり、身体的な接触で怖い経験をさせた場合、犬はその家族メンバーに対して警戒心を持つことがあります。

その結果、犬は吠えや振る舞いをすることがあるのです。

犬が苦手な特徴や行動をしている

犬は人間の声のトーンや身体の動き、匂いなどに敏感に反応します。

特定の家族メンバーが犬が不安を感じるような声のトーンや動作をしている場合、犬はその人物に対して吠えることがあります。

例えば、大きな声で話す、急な動きをする、特定の香りがするなど、犬が不快に感じる要因がある場合は注意が必要です。

犬と関わる時間が少ない

犬との絆や信頼関係は、日常的な触れ合いや共に過ごす時間によって深まるとされています。

特定の家族メンバーが犬との接触を避けていたり、犬との時間を持たない場合、犬はその家族メンバーに対して信頼感を持っていないことが考えられます。

そのため、その人物に対して警戒心を持ち、吠えることがあります。

犬を怖がっているため

犬は非常に感受性が高く、人間の感情や態度に敏感に反応する場合があります。

特定の家族メンバーが犬を怖がると、恐怖や不安が犬に伝わることがあります。

犬はこの不安な感情を感じ取り、自らも警戒するようになることがあります。

犬との関係を良好にするためには、犬に対して安心感を与える接触を心掛けることが大切です。

犬を叱ったり叩いたりしている

犬は過去の経験やトラウマを覚えています。

犬を叱ったり、身体的に叩いたりした経験があると、その行動をした家族メンバーに対して不信感や警戒心を持つようになることがあります。

犬が特定の家族メンバーに対して吠える理由の一つとなり得ます。

その人が気分で態度が変わるから

犬は安定した環境と一貫した対応を好むとされています。

家族メンバーの態度や行動が日によって変わると、犬は混乱しやすくなります。

例えば、ある日は優しく接して、翌日には怒鳴るような対応をすると、犬はどのように反応すればよいのか分からなくなります。

このような環境下では、犬は自分を守るための吠えるという反応を示すことが増える可能性があります。

犬に下に見られている

犬の社会には、リーダーシップや階級が存在します。

家族の中での役割や立場が不明確であると、犬がその家族メンバーをリーダーとして認識しない可能性があります。

犬は自分がリーダーのポジションにいると誤解し、特定の家族メンバーに対して吠えたり、指示を無視するような行動をとることがあるのです。

犬に下に見られてる行動は?下に見られることのデメリットも

犬に吠えられないようにする対策

吠える柴犬

犬は吠えることで、自分の感情や意志を伝えようとします。

それが喜びであったり、警戒であったり、さまざまな理由が考えられます。

犬に吠えられることが問題となる場面も少なくありませんが、その背後には通常、何らかの原因が存在します。

以下、犬に吠えられないようにするための対策について詳しくご紹介いたします。

  • 犬とのコミュニケーションの時間を増やす
  • 犬に嫌がられる行動をしない
  • 犬に嫌がられる特徴をしていないか確認する
  • 犬に対する態度を気分で変えない

犬とのコミュニケーションの時間を増やす

犬との信頼関係を築くための最も効果的な方法は、コミュニケーションの時間を増やすことです。

日常的に犬と触れ合うことで、ニーズや気持ちを理解しやすくなります。

散歩を共にする、一緒に遊ぶ、話しかけるなどのアクションを増やすことで、犬との絆を深めることができます。

信頼関係が深まることで、犬は安心感を得られ、無駄吠えを減少させることが期待されます。

犬に嫌がられる行動をしない

犬が吠える原因の一つに、自分にとって不快や危険を感じる行動を人間がとっていることが考えられます。

たとえば、突然の大声、急な動き、などは、犬にとってストレスや警戒の原因となることがあります。

また、犬に対して不適切な触れ方や、犬の領域を無視する行動も、吠える原因となり得ます。

これらの行動を避け、犬の気持ちや立場を尊重する態度をとることで、犬との関係がよりスムーズになり、吠える回数も減少するでしょう。

犬に嫌がられる特徴をしていないか確認する

犬は、人間の行動や特徴に敏感に反応します。

犬に嫌がられる特徴や行動があれば、改善することでより良い関係を築くことができるでしょう。

例えば、突然の大声や急な動きは犬を驚かせる要因となり、警戒心を持たせることがあります。

また、強く見つめる、直接目を合わせてじっと見るなどの行動も、犬にとっては威嚇と感じられることがあります。

香水やボディスプレーの強い匂いも、犬にとっては不快なものとなることが考えられます。

犬に対する態度を気分で変えない

犬は安定した環境や対応を好む動物です。

飼い主の態度や行動が気分によって日常的に変わると、犬はどのように反応すれば良いのか分からず混乱することがあります。

一日は愛情をたっぷりと示し、翌日は無関心や冷たい態度を取ると、犬は不安やストレスを感じることが考えられます。

その結果、不安定な行動や吠えることが増える可能性があります。

犬との関係を安定させるためには、一貫した対応や態度を保つことが重要です。

犬が吠えることに関するよくある質問Q&A

唸る犬

犬の吠える行動は、飼い主にとっては気になる問題の一つでしょう。

特定の動きや状況での吠えは、犬が何かを伝えたい、あるいは感じている何かを示しています。

以下に、犬が吠えることに関するよくある質問とその答えをQ&A形式でまとめました。

犬が吠えることに関するよくある質問
  • 人が立つと犬が吠えるのはなぜ?
  • 家族が動くと犬が吠えるのはなぜ?
  • 部屋を出ようとすると犬が吠えるのはなぜ?
  • 来客時や人が帰るときに犬が吠えるのはなぜ?
  • 通行人に犬が吠えるのはなぜ?

人が立つと犬が吠えるのはなぜ?

人が立ち上がる動作は、犬にとっては何かが起こる前触れや、環境の変化を感じさせるものであることが多いです。

例えば、散歩や食事の時間など、犬は期待や興奮を感じ、吠えることで表現します。

また、犬が警戒心を持っている場合も、人の動きに対して吠えることがあります。

家族が動くと犬が吠えるのはなぜ?

家族が動くときに犬が吠える理由はいくつか考えられます。

家族の動きが犬にとっての日常のルーチンや楽しい活動、例えば散歩や遊び、食事の時間に繋がると認識しているため、期待や興奮を表現している可能性があります。

部屋を出ようとすると犬が吠えるのはなぜ?

部屋を出る際に犬が吠える理由は、犬が飼い主の離れることを警戒している、あるいは不安に感じているためです。

犬は群れを形成する動物であり、群れから離れることを好みません。

飼い主の動きを特に敏感に感じ取り吠えにつながっている可能性があります。

来客時や人が帰るときに犬が吠えるのはなぜ?

犬が来客時や人が帰る際に吠える背景には、いくつかの要因が考えられます。

犬が自宅やテリトリーを守る本能的な行動の一環として、未知の者や異変を感じ取ったときに警戒の意味で吠えることがあります。

その一方で、知っている人が訪問した際や家族が帰宅するタイミングでは、喜びや興奮、歓迎の意味で吠えることもあります。

また、帰宅時や来客時に犬が相手をされることやご褒美がもらえることを学習している場合、アピールするために吠えることもあります。

犬が来客時や人が帰るときに吠える理由は?対策を8つ紹介

通行人に犬が吠えるのはなぜ?

犬が通行人に吠える理由は、主に犬の警戒心やテリトリー感に起因します。

犬は、自分の生活空間や家族を守るため、テリトリーを持っています。

窓やベランダから通行人を見ると、侵入者と認識し、警戒や追い払う意味で吠えることがあります。

また、犬が過去に通行人や他の犬との不快な経験を持っている場合、それを記憶して警戒の意味で吠えることも考えられます。

通行人に対しての吠える行動は、犬の社会化の過程や飼い主との関係、環境などにも影響される部分です。

通行人に吠える犬にさせないための方法5つ!吠える原因と対処法も

犬に吠えられる原因を推測し対策しよう

パグ

犬が特定の家族メンバーに吠える行動は、犬の過去の経験、家族メンバーの行動や態度、また犬との関わりの時間などに影響されることが多いです。

犬は自分の感じる不安や警戒心、または興奮を表現するために吠えることがあります。

特定の家族メンバーとの関係やコミュニケーションの取り方を見直すことで、犬が吠える行動は改善される可能性があります。

愛犬が家族の特定の人にだけ吠えることでお困りの飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

なお、当サイト(いぬの読みもの)では他にも犬のコラム記事があります。

気になる人は以下の記事もご覧ください。

犬が吠える6つの理由とやめさせるためのしつけを紹介

犬に嫌われてる恐れのある6つサイン!仲直りする方法も解説