犬がトイレ以外でする粗相に、困ってしまう飼い主さんも多いですね。
トイレの場所を覚えているのに、わざと粗相をするのは、愛犬なりの理由があるといえるでしょう。
この記事では、犬がトイレ以外でわざと粗相をする理由や対処法も解説します。
愛犬への理解を深めて、トイレを成功できるように参考にしてください。
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目次
犬がトイレ以外でわざと粗相をする理由・心理
犬がトイレ以外でわざと粗相をする理由や心理を紹介します。
行動の背景を知っておくと、愛犬への理解も深まるでしょう。
トイレの場所が気にくわないから
トイレの場所が気にくわないと思っていて、自分のお気に入りの場所にしたいというこだわりから、わざと粗相をしている可能性があります。
犬はマーキングをする習慣があるため、お気に入りの場所で意図的にトイレをしており、粗相という概念を持っていないのです。
決められた場所でトイレができないのは、犬特有の習性のため、トイレが成功するまで根気強く対処していくしかないでしょう。
飼い主にもっと構われたいから
飼い主さんに構ってもらう手段として、トイレ以外でわざと粗相をする子がいます。
普通、構ってほしいときに飼い主さんにおもちゃを持って行ったり、撫でてとアピールしたりして上手に構ってもらう子が多いでしょう。
ただ、構ってもらえなかったりヤキモチを焼いていたりする犬は、気持ちを上手く伝えられず、わざと粗相して注目させる子もいます。
トイレトレーニングで成功したときに褒めてもらった経験から、失敗しても見てもらえると考えている子もいるので、愛犬とコミュニケーションをとり、トイレのしつけは引き続き行いましょう。
トイレが寝床の近くに置かれているから
トイレが寝床の近くに置かれているから、別の場所に排泄したくてわざと粗相している可能性が考えられます。
子犬期から成長するにつれて自我が形成されるため、最初は問題なくても徐々に嫌がる犬もいるのです。
特に綺麗好きな犬は、寝床とトイレが近い場所にあるのは嫌でストレスを感じる子もいるでしょう。
マーキングしたいから
マーキングをしたいからトイレ以外の場所で粗相する子もいます。
特にオスは自分の縄張りをアピールするために、トイレの場所に構わずマーキングをするでしょう。
トイレの場所を覚えていてもマーキングをしてしまう子もいます。
個体差がありますが、去勢手術後に改善される場合もあるでしょう。
トイレが汚くて嫌だから
綺麗好きな犬は、トイレが汚くて嫌だから、別の場所に粗相している可能性もあります。
他にも、多頭飼いの家庭で別の犬が排泄した後に、同じ場所にしたくない子もいるでしょう。
トイレは定期的に掃除し、衛生面にも配慮する必要がありますね。
精神的に不安定な状態だから
精神的に不安定な状態の場合、トイレ以外の場所で粗相してしまう可能性があります。
いつもと異なる環境や、来客、新居などの変化は、犬にとってはストレスです。
愛犬の精神が不安定な理由は何かを考え、コミュニケーションをとってケアをしてあげたり、徐々に慣れさせたりしましょう。
反抗期だから
人間と同様に、犬にも反抗期がある子がいて、わざとトイレ以外の場所で粗相していると考えられます。
反抗期が無い子もいますが、一般的には自我が芽生え始める1歳前後が多いです。
反抗期は、わざと粗相する以外に、おやつだけ食べてご飯を食べなかったり、おもちゃ以外の物を噛んだりする様子が見られます。
粗相したときには、その場で「だめ」と短い言葉で叱り、毅然と振る舞いましょう。
犬がトイレ以外でわざと粗相をするときの対処法
犬がトイレ以外でわざと粗相をするときには、次の3つの対処法を試してみると良いでしょう。
うまくできたときはご褒美を与える
トイレでうまくできたときは、ご褒美を与えて褒めましょう。
トイレを成功させたらご褒美がもらえると学習し、次回からはご褒美を貰うために頑張ろうと取り組みます。
トイレを成功させた瞬間からしっかりと褒めてご褒美を与えると、犬にとっても嬉しくてわざと粗相しなくなるでしょう。
わざとしても構ったりしない
わざと粗相をしたときには、構うのはやめて無視をしましょう。
粗相して怒られることを「構ってもらえる」と認識してしまい、相手にしてほしいからわざと怒られる行動をする子もいます。
無視されるのが嫌だと感じる子は、わざと粗相しなくなるでしょう。
トイレをキレイに清掃する
トイレを綺麗に清掃して、粗相しにくい環境を作ってあげましょう。
前述したように、トイレが汚いから別の場所でわざと粗相する子もいます。
綺麗好きな犬が自分のトイレで自ら尿や便を排出できるようにするには、定期的にトイレを掃除してあげると良いでしょう。
特に多頭飼いの場合は、他の犬がトイレを使った後に排出するのが嫌な子もいるので、綺麗なトイレを保てるようにすると良いですね。
また、粗相した場所に匂いが染みつき、繰り返し粗相する癖がつく可能性があるため、消臭も徹底的に行う必要があります。
愛犬がトイレをした後は、定期的にきれいに掃除しましょう。
まとめ
愛犬がトイレ以外で粗相する行動には、構ってほしさや綺麗なトイレが良いなどの気持ちが表れています。
粗相した際に叱るだけではなく、なぜ粗相してしまったのか理由や気持ちを考えてあげると、より愛犬への理解も深まるでしょう。
粗相を減らして掃除を楽にするためにも、愛犬の行動の背景を考えて、愛犬に合った対処を行うと効果的です。
日頃から愛犬を観察すると、行動背景やどの対処法が必要か、わかりやすくなるでしょう。
また、困ったときには専門家であるトレーナーや獣医師に相談してみると良いですよ。
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