「うちの子が24時間近くトイレしないけど大丈夫?」
「愛犬が24時間ぐらいトイレしない場合はどうしたらいい?」
といったように、愛犬が24時間近くもトイレをしないと心配になりますよね。
犬が24時間近くトイレをしていない場合は、動物病院に相談すること推奨します。
24時間以上犬がトイレをしない場合、健康問題のサインである可能性があるからです。
この記事では、犬のトイレについて以下の内容でご紹介します。
- 犬が24時間以上トイレしない場合に考えられる原因
- 犬がトイレしない場合に飼い主さんができる対応
- 犬がトイレを我慢することで起こりうる病気
- 犬がトイレをしないことに関するよくある質問
犬がトイレをしなくてお悩みの飼い主さんは、参考にしてください。
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犬がトイレしない場合に考えられる原因
犬がトイレしない場合に考えられる原因をご紹介します。
- 病気によるもの
- 以前に飼い主さんに叱られたことにより
- 生活環境の変化により
- トイレシートが汚いため
- トイレの場所が悪いため
- 頑固な性格によるもの
病気によるもの
24時間以上犬がトイレに行かない場合、単なる行動の問題だけでなく、何らかの健康問題の兆候である可能性もあります。
例えば、膀胱炎、腎臓の問題、消化器系の疾患などが考えられます。
また、犬が便秘に苦しんでいる場合や、脱水症状が進行している場合も、排泄の頻度が減る可能性があります。
犬が長時間トイレに行かない場合は、病気を見逃さないためにも、早めに獣医師の意見を求めることを推奨します。
以前に飼い主さんに叱られたことにより
犬の行動は、過去の経験や感情に大きく影響を受けます。
特に、トイレトレーニング中や誤った排泄行動をした際に厳しく叱られた経験がある場合、犬はトイレを避ける場合があります。
恐怖や不安からくる反応で、過度のストレスは犬の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
飼い主の方は犬が安心して排泄できる環境を提供し、トイレの場所や方法に対するポジティブな印象を植え付けることが重要です。
トイレに成功したら褒めるなどの対応が良いでしょう。
生活環境の変化により
犬にとって未知の環境はストレスを与える場合があります。
例えば、引っ越しや家族構成の変化、新しい家具の導入などです。
生活環境の変化が、犬のトイレを減らす原因になる可能性があります。
トイレシートが汚いため
犬は自然に清潔を好む動物で、トイレシートが汚れていると、排泄することを拒否することがあります。
犬はトイレを我慢し続けることで膀胱や腸にストレスがかかり、最終的には健康問題を引き起こす可能性があります。
トイレシートを常に清潔に保つことで、犬が安心してトイレに行くことができる環境を整えることが大切です。
トイレの場所が悪いため
犬がトイレを控えてしまう一つの原因として、トイレの場所が挙げられます。
トイレが騒がしい場所や他の人々の通行が多い場所に設置されていると、犬が落ち着かない場合があります。
また、食事の場所とトイレが近すぎると、食事と排泄の場所が一緒になることを嫌がる犬もいます。
適切なトイレの位置を選ぶことは、犬のストレスを減らし、適切な排泄の習慣を形成するために重要です。
頑固な性格によるもの
犬の性格もトイレトレーニングの進行や犬がトイレに行く頻度に影響を及ぼすことがあります。
一部の犬は自己主張が強く、自分のやり方に固執する傾向があります。
犬の性格がトイレの習慣に影響を及ぼすこともあります。
犬がトイレしない場合に飼い主さんができる対応
犬がトイレしない場合に飼い主さんができる対応をご紹介します。
- トイレを設置している場所を変えてみる
- トイレシートをきれいなものに取り替える
- 水分を多く取らせてみる
- 動物病院で受診させる
トイレを設置している場所を変えてみる
犬がトイレに行かない理由の一つに、トイレの場所が適切でないと感じていることが考えられます。
トイレが騒がしいエリアや通行量の多い場所にあると、トイレを避ける可能性があります。
そのため、まずは静かで人目につかない場所にトイレを移動させてみてください。
しかし、犬がトイレの新しい位置にすぐに慣れない場合もあるので、変化を受け入れるための十分な時間を与えることが重要です。
トイレシートをきれいなものに取り替える
犬は清潔さを好む動物とされています。
トイレシートが汚れていると、それが犬の排泄の妨げとなることがあります。
そのため、定期的にトイレシートを取り替え、いつでも清潔な状態を保つことが必要です。
水分を多く取らせてみる
排泄の頻度は、犬が摂取する水分量にも大きく影響を受けます。
水分が不足すると便秘や尿量の減少を引き起こし、トイレに行かなくなることがあります。
そのため、十分な水分を摂取させることは重要です。
常に清潔な水を提供し、食事にも水分を多く含む食材を加えると良いでしょう。
ただし、水分摂取が過剰になると膀胱への負担が増える可能性もあるので、バランスを保つことが大切です。
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動物病院で受診させる
犬が24時間以上トイレに行かない場合、その背後には医療的な問題が隠れていることもあります。
膀胱炎、腎臓疾患、便秘などの疾患は排泄行為に影響を及ぼす可能性があります。
特に、体調不良の他の症状(食欲不振、嘔吐、元気がない等)が見られる場合、すぐに獣医師の意見を求めることが重要です。
早期発見と適切な治療が、愛犬の健康と長寿に繋がります。
犬がトイレを我慢することで起こりうる病気
犬がトイレを我慢することで起こりうる病気についてご紹介します。
- 膀胱炎
- 尿路結石
- 便秘
膀胱炎
犬がトイレを我慢しすぎると、膀胱に尿が溜まり続け、膀胱炎を引き起こすリスクが高まります。
膀胱炎は、膀胱の内壁が感染し炎症を起こす病気とされており、頻繁な尿意、血尿、痛みを伴う排尿などの症状が見られる場合があります。
未治療の場合、健康問題を引き起こす可能性があるため、症状が見られたらすぐに獣医師に相談することが重要です。
尿路結石
長時間の尿の溜まりは、尿路結石のリスクを高めます。
尿路結石は、尿中のミネラルが結晶化して固まり、石のような塊を形成します。
結石が尿路を遮ると、排尿が困難になり、痛みや膀胱の感染を引き起こす可能性があります。
また、結石が大きくなりすぎると、手術で取り除く必要が出てきます。
便秘
トイレを我慢しすぎると、犬の便秘のリスクも高まります。
便が直腸に長時間留まると、水分が吸収されて硬くなり、排便が困難になるとされています。
重度の便秘は痛みを伴い、食欲不振や元気のなさといった症状を引き起こすことがあります。
犬がトイレをしないことに関するよくある質問
犬がトイレをしないことに関するよくある質問についてご紹介します。
- 犬がトイレを我慢している時に見せる仕草は?
- 犬の尿の回数が少ないとされるのは1日どれぐらい?
- 犬はトイレをどれぐらい我慢できるの?
- 子犬が迎え入れ初日にトイレしないのはなぜ?
犬がトイレを我慢している時に見せる仕草は?
犬がトイレを我慢している時、以下のような仕草や行動を示すことがあります。
- 頻繁に足を交差させる
- 地面の匂いを嗅ぐ
- ジタバタと落ち着きがない動き
- 家の中をウロウロと歩き回る
- お尻を気にするようになる
これらの仕草は犬がトイレに行きたいと感じているサインである可能性があります。
犬の尿の回数が少ないとされるのは1日どれぐらい?
一般的に、犬は1日に3〜5回ほど排尿します。
ただし、これは犬の体型、年齢、飲む水の量、食事の内容などによって異なる場合があります。
犬はトイレをどれぐらい我慢できるの?
一般的に、成犬は12時間程度トイレを我慢することができるとされています。
ただし、これは個々の犬の体格や体調によるため、すべての犬に当てはまるわけではありません。
また、我慢しすぎると健康に影響を及ぼす可能性がありますので、可能な限り定期的にトイレの機会を与えることが重要です。
子犬が迎え入れ初日にトイレしないのはなぜ?
子犬が新しい家に来た初日にトイレをしないことは珍しいことではありません。
新しい環境への適応や、ストレス、不安などが原因であることが多いです。
子犬に時間を与え、新しい家庭環境に安心して慣れることを支援することが重要です。
また、トイレトレーニングは一貫性と忍耐力が必要となりますので、焦らずに正しいトイレの場所を教えることが大切です。
まとめ
犬がトイレに行かない場合、飼い主に叱られた過去の経験、生活環境の変化、トイレの場所や清潔さなどが影響している可能性があります。
また、24時間以上トイレをしない場合は、何らかの健康問題の兆候である可能性もあります。
早めに動物病院に愛犬を連れて行くようにしましょう。
なお、犬がトイレにあまり行かない場合、トイレの場所を変えたり、トイレシートをきれいに保つなど、犬がトイレに行きやすい環境を整えることが重要です。
なお、当サイト(いぬの読みもの)では、他にも犬のコラム記事があります。
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