「愛犬のおできが出来てなかなか治らない」
「おできから油っぽい匂いがする」
「おできの部分だけ毛が抜ける」
もしかしたらその症状はマラセチア皮膚炎かもしれません。
今回はマラセチア皮膚炎についてとその対策をお伝えします。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較
目次
マラセチア皮膚炎の犬におすすめのドッグフード5選
マラセチア皮膚炎の犬におすすめのフードは、以下の5品です。
- エッセンシャルドッグフード
- みらいのドッグフード 皮ふ・アレルギー用
- 馬肉自然づくり
- オリジンドッグフード6フィッシュ
- ネイチャーズテイスト ローアレルゲン
エッセンシャルドッグフード
カナガンやモグワンなどプレミアムなドッグフードが得意なレティシアンの製品。
サーモンなど魚由来の栄養がたっぷりかつグレインフリーでアレルギーの可能性を徹底排除し、オメガ3脂肪酸を豊富に含み皮膚の健康をサポートする。
価格(税込) | 【通常】5,038円 【定期】4,030〜4,534円 最大20%OFF ※2024年2月9日時点の価格情報 |
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内容量 | 1.8kg |
kg単価 | 2,238円(「定期」価格で買った場合のkg単価) |
原産国 | イギリス |
特徴 | お魚メインのフード、アレルゲンになりにくい食材を選んで使用、スーパーフード配合 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・1歳以上 |
カロリー | 約358Kcal / 100g |
粒の大きさ | 7~8mm |
原材料 | 魚介類77.5%(生サーモン22%、生トラウト20%、乾燥ニシン18%、乾燥サーモン6%、サーモンオイル6%、生白身魚2%、生ニシン2%、サーモンスープ1.5%)、サツマイモ、エンドウ豆、卵、亜麻仁、アルファルファ、ジャガイモ、エンドウ豆繊維、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、クランベリー、アサイー、ブルーベリー、マルベリー、リンゴ、トマト、オレンジ、梨、ニンジン、ホウレンソウ、カリフラワー、海藻、マリーゴールド、朝鮮ニンジン、緑茶、ショウガ、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E) |
成分表示 | エネルギー:約358Kcal / 100g タンパク質:27%以上 脂質:14%以上 粗繊維:5.25%以下 灰分:9.5%以下 水分:9%以下 オメガ3脂肪酸:4% オメガ6脂肪酸:1% |
より詳しく知りたい方は、以下の関連記事からご確認ください。
みらいのドッグフード 皮ふアレルギー用
アレルギー疾患を持つ子専用漢方に基いたレシピで作られためずらしいフード。
アレルギーの元になりやすい穀物、鶏肉、牛肉を排除し、鹿肉をベースに89種類の和漢植物を配合したナチュラルフード。
アレルギー由来でアトピーなどに悩む子におすすめ。
価格(税込) | 【通常】6,600円 【定期】5,060~6,050円 定期購入で約8〜24%OFF(1~10個購入した場合) ※2024年2月9日時点の価格情報 |
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内容量 | 1kg |
kg単価 | 5,060~6,050円(「定期」価格で買った場合のkg単価) |
原産国 | 日本 |
特徴 | アレルギーや皮膚の痒み対策として作られた薬膳特別療法食 |
対応犬種・年齢 | 全犬種・全年齢 |
カロリー | 334kcal |
粒の大きさ | 細長い形状で大きさはバラバラ |
原材料 | 生肉(鹿,馬,魚),大麦,玄米,国産雑節,サツマイモ,玄米,ヤシ,胡麻,菜種油,ビール酵母,和漢植物【ユーグレナ(ミドリムシ),オルニチン,セルロース,イヌリン,フランス海岸松,紫イペ,スリッパリーエルム,ネムノキ,菩提樹,アロエベラ,カノコソウ,ハトムギ,桑の葉,甜茶,甘茶,コーンシルク,サラシア,ツリガネニンジン,陳皮,スピルリナ,黒豆,バイキセイ,麻(ヘンプ),ザクロ,ローヤルゼリー,大棗(ナツメ),延命草,プロポリス,菊花,ケイヒ,ウコン,八角,当帰の葉,紅花,クコの実(ゴジベリー),田七人参,朝鮮人参,霊芝,冬虫夏草,ハナビラタケ,アガリクス,チャーガ(シベリア霊芝),山伏茸,タモギタケ,メシマコブ,マイタケ,オトギリソウ,ノコギリヤシ,クランベリー,板藍根,シロキクラゲ,DHA,亜麻仁,アンゼリカ,山芋,吉野葛,ウコギ葉,カミツレ,ドクダミ,大麦若葉,ガジュツ,サンシシ,生姜,キャッツクロー,サンザシ,ハス胚芽,ガラナ,モリンガ,ギムネマ葉,ゴカヒ,ウラジロガシ,MSM,ギョクチク,グアバ葉,クロガリンダ,アスタキサンチン,菊芋,ノニ果実,クマザサ,ケロッコパウダー,コラーゲン,緑イ貝,ブルーベリー】サチャインチオイル(耐熱性オメガ3脂肪酸),海藻(フコイダン),乳酸菌,オリゴ糖/グルコサミン,アルギニン,ロイシン,イソロイシン,バリン,リジン,メチオニン,タウリン,ビタミン類(B群,A,E,K),ミネラル類(亜鉛,銅) |
成分表示 | 粗蛋白質:22.1% 粗脂肪:7.6% 粗繊維:5.0% 粗灰分:6.0%以下 水分:10.0%以下 |
より詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください
みらいのドッグフード【皮ふアレルギー療法食】口コミ評判|愛犬のお試し体験レポも
馬肉自然づくり
この馬肉自然作りは馬肉専門店が人間用の新鮮な馬肉のみを使用し、4Dミート(死んだ動物、しにかけた動物、病気の動物、障害のある動物の肉を総じて4Dミートという)や添加物を排除しているプレミアムなフード。
馬肉は鶏肉や牛肉などと比べアレルギーが少なく、タンパク質、鉄分、必須脂肪酸であるDHAやEPAも豊富で皮膚の健康をサポート。
オリジンドッグフード6フィッシュ
沢山あるオリジンシリーズの中でもオメガ脂肪酸の多い魚を主原料とした、皮膚や毛並みの健康に特化したフード。
天然魚の肉や内蔵、骨を丸ごと使用しているため愛犬の成長に必要なものの全てが摂取できます。
オリジンドッグフードの口コミ評価|種類や給餌量、公式販売店まで詳しく解説
ネイチャーズテイスト ローアレルゲン
アレルゲンとなりにくいカンガルーとサーモンを主原料に、DHAやEPAを豊富に配合し、食物アレルギーや消化不良に配慮したフード。
カンガルー肉は低カロリーかつ高タンパクで、ダイエット中のわんちゃんにもおすすめ。
マセラチア性皮膚炎とは
“マラセチア”とは自然界に存在するカビの1つで、犬に着くカビに関しては特に 『malasseizia phydarmatis』という名の種類のカビが増殖して皮膚炎を起こさせます。
普段から常在菌として犬の皮膚に付着しているものなのですが、皮脂を餌に増殖するため、もともとアトピー皮膚炎や脂漏症を患っているわんちゃんだと増殖のスピードが早く炎症を起こしてしまいます。
マラセチアは特に高温多湿な春から夏にかけてなりやすく、寒い地域ではあまり見られません。
マセラチア性皮膚炎の際に見られる症状
マラセチア症の症状としては
- フケが多すぎる
- 皮膚をかゆがるそぶりがある
など軽度のものがあります。
深刻になると、
- ベタベタしたおできができる
- おできから脂っぽい独特の匂いがする酷くなる
- おできが赤黒くなりその部分が広く分厚くなっていく(苔癬化
これらのような症状も。
マセラチアが増えてしまう2つの原因
マセラチアが増えてしまう原因は、以下の2つ。
- 皮膚の皮脂が多く分泌されている
- 皮膚の抵抗力が無くなっている
皮膚の皮脂が多く分泌されている
皮膚から油がでているのはいくつかの場合が考えられ、まず1つ目に考えられるのは油っこい食事やおやつをあげすぎているということです。
犬のおやつは油分が多いものが多く、チーズやお肉の脂身の部分などを上限量を超えて上げてしまうと皮膚が荒れる事があります。
また2つ目に考えられるのは適切な期間でシャンプーされていない、またはシャンプーされすぎている場合です。
シャンプーされていないから皮脂がでるのは分かりますがシャンプーされているのに皮脂が出るというのはどういことかというと、洗浄力の強いシャンプーで洗いすぎていてわんちゃんの皮膚が乾燥してしまい、それに対する防御機能として体から必要以上の油脂がでるということが起きるのです。
マラセチアになったからといってむやみやたらに洗浄力の強いシャンプーを使うのではなく、洗浄力の強いシャンプーを使用した際は必ず犬用の保湿剤を塗ってあげましょう。
保湿剤はスプレータイプや、水で希釈してリンスのように最後にかけて上げて軽く洗い流すだけというタイプなど様々なものがでているので、わんちゃんの嫌がらないものを見つけてあげましょう。
皮膚の抵抗力が無くなっている
先にも述べた通り、もともとアトピー性皮膚炎や脂漏症を患っていると、皮膚の免疫力が弱まり、ちょっとしたハウスダストや雑菌に勝つことが出来ず蝕まれてしまう事が考えられます。
普段からマラセチア程までは行かないまでも、肌が赤くなりやすかったり、荒れやすかったり、よく痒がっているなどの症状が見られたら、1回動物病院の皮膚科の先生に相談して見た方がいいかもしれません。
マセラチア皮膚炎の治療法
マセラチア皮膚炎の治療法は、以下の2つです。
- 飲み薬や塗り薬を獣医師から処方してもらう
- 薬用シャンプーで洗う
飲み薬や塗り薬を獣医師から処方してもらう
マラセチア皮膚炎にかかっている部位が数箇所程度であれ塗り薬で治療するのが良いでしょう。
有効成分としてはケトコナゾールやゲンタマイシン硫酸塩が有効とされていますので、種類としてはケトコナゾール2%、otomax、モメタオティックなどが有効でしょう。
薬用シャンプーで洗う
マラセチア菌を殺す作用として有名なのがミコナゾールとクロルヘキシジンで、このふたつを配合するシャンプーとしては、『マラセブ』というものと というものが有名です。
シャンプーの方法としては週1~2回程度、まずぬるま湯(35℃位)でわんちゃんの油脂や汚れを十分に洗い流し、液を付けて満遍なく泡立てたあとは10分ほど浸着し、またぬるま湯でしっかり洗い流し、乾かす際もドライヤーの温風は使わず冷風で乾かしましょう。
また先にかいたように、このふたつは洗浄力も強く、皮膚の乾燥を引き起こしやすいので、むやみやたらに頻繁にシャンプーはせず、必ずシャンプーの後は犬用の保湿剤を塗ってあげましょう。
保湿剤はスプレータイプや、水で希釈してリンスのように最後にかけて上げて軽く洗い流すだけというタイプなど様々なものがでているので、わんちゃんの嫌がらないものを見つけてあげましょう。
犬のシャンプーについて知りたい方は、下記の記事もご参照ください。
犬用シャンプーのおすすめ10選を解説!無添加・オーガニックアイテムも紹介
まとめ
皮膚炎の原因は食事内容であったり生活環境であったり様々なのでまずはシャンプーをこまめにしながら様子を見てみましょう。
あまりにひどい場合はすぐに病院にかかることをお勧めします。