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犬に与えても良い・ダメな野菜は?野菜を与えるメリットデメリットや注意点などの紹介!

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

犬に与えても良い・ダメな野菜は?野菜を与えるメリットデメリットや注意点などの紹介!

「ウチの子に野菜を食べさせてあげたい。与えても良い野菜は?」
「ワンちゃんに野菜を与える必要はあるの?」

といったように、野菜を愛犬に与えようとされていませんか?

愛犬に与えるドッグフードのトッピングやおやつとして、どの野菜なら与えても良いのか調べられているかもしれません。

犬は、人間と暮らす中で雑食性の動物となりました。

ワンちゃんが食べられる野菜は多くありますが、中には食べたら危険なものもあります。

今回は、犬に与えても良い・ダメな野菜、野菜を与えるメリットデメリットなどについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 犬に与えても良い野菜
  • 犬に与えてはダメな野菜
  • 与えるのに注意が必要な野菜
  • 犬に野菜を与えるメリットデメリット
  • 犬に野菜を与える時の注意点
  • 犬に与える野菜に関するよくある質問Q&A

この記事を読むことで、ワンちゃんに与えても良い・ダメな野菜や注意点などについて知ることができるでしょう。

愛犬に野菜を与えようとお考えの飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

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犬に与えても良い野菜

野菜

まずは、犬に与えても良い野菜ですが、以下のようなものがあります。

犬に与えても良い野菜
  • キャベツ
  • レタス
  • 白菜
  • きゅうり
  • トマト
  • ブロッコリー
  • さつまいも
  • じゃがいも
  • ほうれん草
  • かぼちゃ
  • おくら
  • にんじん
  • 大根
  • レンコン
  • 小松菜

犬が食べてはいけないものや食べてもいいものなどについて、知りたい人は以下の記事をご覧ください。

犬が食べてはいけないものは?食べてもいい野菜や果物なども紹介

犬に与えてはダメな野菜

犬に与えてはダメな野菜は以下のようなものがあります。

犬に与えてはダメな野菜
  • 玉ねぎ
  • ネギ
  • ニラ
  • ニンニク
  • アボカド
  • とろろいも

玉ねぎやネギ、ニラ、ニンニクなどは犬が食べると危険な野菜です。

食べると中毒になる可能性があります。

少量でも犬が食べないように注意が必要です。

与えるのに注意が必要な野菜

フードを食べる犬 (7)

犬に与えるのに注意が必要な野菜は以下のとおりです。

与えるのに注意が必要な野菜
  • ほうれん草
  • アスパラガス
  • ピーマン
  • タケノコ
  • 生姜

それぞれについて見ていきましょう。

ほうれん草

ほうれん草に含まれる「シュウ酸」がカルシウムの吸収を阻害するとされています。

犬の尿路結石などのリスクが高くなる場合があるので注意が必要です。

ほうれん草を与える場合は、生で与えないようにしましょう。

茹でてから水洗いをして与えるようにしてください。

なお、ワンちゃんが食べやすいようにほうれん草を刻んで与えるのが良いです。

アスパラガス

アスパラガスは食物繊維が豊富なので、注意が必要です。

茹でてから細かく刻み、消化しやすいように調理しましょう。

ピーマン

ピーマンは、皮が硬いので注意が必要となります。

皮を剥いて加熱してから与えるのが良いです。

タケノコ

タケノコは、カリウムやシュウ酸が多く含まれる野菜です。

茹でてアク抜きをしてから与えるようにしましょう。

生姜

生姜には辛味成分が含まれているため、犬に与える場合は注意が必要です。

胃腸の刺激となる恐れがあります。

犬に野菜を与えるメリットデメリット

ドッグフード

犬に野菜を与えることを以下の2つに分けてご紹介します。

  • メリット
  • デメリット

それぞれについて見ていきましょう。

メリット

犬に野菜を与えるメリットは、野菜に含まれる栄養素を摂取できることです。

野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれています。

ワンちゃんの免疫力を高めたり、皮膚や被毛の健康を維持したりすることが期待できます。

また、野菜は水分が豊富に含まれているため、水分補給にもなるのもポイント。

ダイエット中のワンちゃんにも、満腹感を与えることができるでしょう。

犬に野菜を与えるメリット
  • ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を摂取できる
  • 水分が豊富に含まれているため水分補給にもなる
  • 満腹感を与えることができる

なお、犬は肉食動物ではないかと思われるかもしれません。

犬は人間との共同生活により、雑食化が進んだとされています。

雑食性の動物なので野菜も食べることができます。

犬は雑食性の動物なので、必要な栄養素は猫よりも人間の食事と似ています。しかしそれでも、たんぱく質などは人間よりも多く必要とします。

引用元:一般社団法人ペットフード協会 飼い主さんの安全なペットフード利用について より

デメリット

犬に野菜を与えるデメリットですが、野菜に含まれる繊維質の消化が苦手ということがあげられます。

野菜を与えすぎると、消化不良を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

また、糖質が多い野菜も与えすぎないようにしましょう。

糖質が多いので肥満につながる場合があります。

犬に野菜を与えるデメリット
  • 食物繊維が豊富なので与えすぎると消化不良になる場合がある
  • さつまいもやじゃがいものような野菜を与えすぎると肥満につながる

犬に野菜を与える時の注意点

フードを食べる犬 (6)

犬に野菜を与える時の注意点について、以下の5つをご紹介します。

犬に野菜を与える時の注意点
  • 茹でるなどの加熱調理が必要なものもある
  • 与え過ぎないように注意する
  • 細かく刻む・潰す
  • 食物アレルギーに注意
  • 病気を持つ場合は動物病院で相談する

それぞれについて見ていきましょう。

茹でるなどの加熱調理が必要なものもある

犬に与える場合、茹でてから与えないといけない野菜もあります。

例えば、ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれているため、茹でてアク抜きが必要です。

ほうれん草に含まれるシュウ酸は、犬が摂取すると尿結石の原因になる場合があるとされています。

加熱が必要な野菜は、しっかりと調理してから与えるようにしましょう。

与え過ぎないように注意する

犬は雑食性の動物なので野菜も食べられます。

とはいえ、犬は野菜を消化しにくいです。

野菜を与えすぎると、消化不良になる場合があります。

1日の摂取カロリーの10%以内に留めるのが良いでしょう。

細かく刻む・潰す

犬は食べ物を丸呑みすることが多いです。

野菜をそのまま与えると、喉に詰まる恐れがあります。

犬に野菜を与える時には、茹でたり加熱したりしてやわらかくするのが良いです。

また、細かく刻んだり、潰したりしてワンちゃんが食べやすいようにして与えるようにしましょう。

調味料は使用しない

犬に野菜を与える時に、味をつけるために調味料を使用するのは避けましょう。

調味料の中には、犬が食べてはいけないものが含まれている場合があるからです。

例えば、ケチャップには犬が食べてはいけない玉ねぎが入っている場合があります。

犬に野菜を与える時は、調味料を使わないようにしましょう。

食物アレルギーに注意

野菜の中には、犬が食物アレルギーを引き起こすものもあります。

とはいえ、家庭で犬のアレルゲンを特定するのは難しいです。

アレルギー検査を受けることでアレルゲンを特定できます。

食物アレルギーが心配な場合は、アレルギー検査を受けることをご検討ください。

病気を持つ場合は動物病院で相談する

犬に持病がある場合、食べさせない方が良い野菜もあります。

もし愛犬に持病があるなら、野菜を与える前に獣医師に相談するのが良いです。

犬に与える野菜に関するよくある質問Q&A

ご飯を待つ犬

犬に与える野菜に関するよくある質問について、ご紹介します。

犬に与える野菜に関するよくある質問
  • 野菜を毎日与えても良い?
  • 野菜ジュースを与えても良い?
  • 野菜チップスを与えても良い?
  • 子犬に野菜はいつから与えられる?

それぞれについて見ていきたいと思います。

野菜を毎日与えても良い?

犬に野菜を毎日与えても問題ありません。

とはいえ、与える量には注意が必要です。

1日の摂取カロリーの10%以内に抑えることを推奨します。

また、与えすぎては良くない野菜もあるので注意が必要です。

野菜ジュースを与えても良い?

犬に野菜ジュースを与えるのは避けましょう。

野菜ジュースの中には、犬が食べてはいけない野菜が含まれている場合があるからです。

野菜チップスを与えても良い?

ワンちゃんに野菜チップスを与える場合、人間用のものは与えないようにしましょう。

美味しくなるように、砂糖や塩分が加えられている場合があるからです。

ワンちゃんに与える場合は、犬用の野菜チップスを与えることを推奨します。

子犬に野菜はいつから与えられる?

子犬に野菜を与える場合は、乳歯から永久歯に生え変わってから与えるようにしましょう。

消化器官が未発達で消化できない場合があるからです。

また、子犬に初めて野菜を与える場合は、少量から食べさせることをおすすめします。

まとめ

ボウルを見つめる犬

いかがでしたか?

この記事では、犬に与えても良い野菜やダメな野菜などについてご紹介しました。

以下がこの記事のまとめです。

犬に与えても良い野菜

キャベツ、レタス、白菜、きゅうり、トマト、ブロッコリー、さつまいも、じゃがいも、ほうれん草、かぼちゃ、おくら、にんじん、大根、レンコン、小松菜など

犬に与えてはダメな野菜

玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク、アボカド、とろろいもなど

与えるのに注意が必要な野菜

ほうれん草、アスパラガス、ピーマン、タケノコ、生姜など

まとめ
  • 犬に野菜を与えるメリットはビタミンやミネラル、食物繊維などを摂取できる
  • 水分が豊富に含まれているため水分補給にもなる
  • 満腹感を与えることができる
  • 犬に野菜を与えるデメリットは与えすぎると消化不良になる場合がある
  • 糖質が多い野菜を与えすぎると肥満につながる
  • 犬に野菜を与える時の注意点は茹でるなどの加熱調理が必要なものもある
  • 与え過ぎないように注意する
  • 犬が食べやすいように細かく刻む・潰す
  • 食物アレルギーに注意
  • 病気を持つ場合は動物病院で相談する
  • 犬に野菜を毎日与えても問題ないが量に注意が必要
  • 犬に野菜ジュースを与えるのは避けたほうが良い
  • 野菜チップスを与える場合は犬用のものを与える
  • 子犬に野菜を与える場合は乳歯から永久歯に生え変わってから

ワンちゃんに野菜を与えようとお考えの飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

なお、当サイトでは他にもさまざまな犬のコラムや犬のしつけ、ドッグフードなどの記事があります。

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