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老犬(シニア犬)が急に吠えるようになったのはなぜ?無駄吠えの原因と対策!

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

老犬(シニア犬)が急に吠えるようになったのはなぜ?無駄吠えの原因と対策!

「飼っている愛犬が急に吠えるようになったのはなぜ?」
「無駄吠えをやめさせるためにはどうしたらいい?」

といったように、老犬の無駄吠えでお困りではありませんか?

老犬が急に吠えるようになった場合は、要求吠えや認知症などの原因がいくつか考えられます。

今回は老犬の無駄吠えについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 老犬(シニア犬)が急に吠えるようになったことの考えられる原因
  • 老犬(シニア犬)の夜泣きで考えられる原因や対策
  • 老犬(シニア犬)の無駄吠えの対策
  • 老犬(シニア犬)が急に吠えるようになった場合の注意点
  • 老犬(シニア犬)の無駄吠えに関するよくある質問Q&A

この記事を読むことで、老犬が急に吠えるようになったことの考えられる原因や無駄吠え対策などについて知ることができます。

老犬の無駄吠えでお困りの飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

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老犬(シニア犬)が急に吠えるようになったことの考えられる原因

ダックスフンドの老犬

老犬が急に吠えるようになったことの考えられる原因は以下のとおりです。

考えられる原因
  • 飼い主さんにしてほしいことがある
  • 犬の体に痛みがある
  • 不安感がある
  • 認知症によるもの
  • 視力が低下している
  • 聴力が低下している
  • 不快感がある

それぞれについて見ていきましょう。

飼い主さんにしてほしいことがある

老犬が急に吠えるようになった場合、飼い主さんにしてほしいことがある要求吠えの可能性があります。

要求吠えの場合は、犬の要求に応えることで一度泣き止むことが多いです。

犬が歳を重ねることにより、体を思うように動かせずに飼い主さんに助けを求めている場合があります。

また、歳を重ねわがままになっている場合もあります。

要求吠えの場合は、愛犬の求めていることを把握して対処することが大切です。

犬の体に痛みがある

老犬が急に吠えるようになった場合、体に痛みを感じている場合があります。

病気やケガなどにより生じる体の痛みから、吠えていることが考えられます。

愛犬に普段と違う様子が無いかを確認するようにしましょう。

また、体に触れると痛みを感じていないかも確認するのが良いです。

愛犬の様子がおかしい場合は、動物病院で受診させましょう。

不安感がある

老犬が急に吠えるようになった場合、不安感を感じている可能性があります。

老犬になると成犬のときよりも、視力や聴力などが衰えます。

視力や聴力などの衰えから周囲の状況を判断しにくくなり不安感を感じることが吠える原因の1つです。

愛犬に不安感を与えないようにすることが対策となります。

犬の寝床を飼い主さんの近くにして、不安感を与えないようにすることをご検討ください。

認知症によるもの

老犬が急に吠えるようになった場合、認知症が原因になっている場合があります。

老犬が無駄吠えをするのも認知症の症状の1つとされています。

他にも、隙間に挟まって動けなくなったり、昼夜逆転したりするのは認知症の症状の1つです。

昼夜逆転して夜泣きをしている老犬の場合は、生活リズムを整えることが大切です。

日中に日光を浴びさせれるなどで、生活リズムを整えさせるようにしましょう。

視力が低下している

老犬の視力が低下することも吠える原因の1つです。

視力が低下することにより、周りが見えずうまく移動できない場合があります。

飼い主さんに助けを求めるために吠えるという行動につながるでしょう。

散歩中にものにぶつかることがある場合は、犬の視力が低下している可能性があります。

愛犬を散歩に連れ出すことで、視力が低下しているのかを判断できる場合があります。

聴力が低下している

急に吠えるようになった場合、聴力が低下している可能性があります。

犬が老犬になると聴力が衰えることが多いからです。

聴力が衰えることにより、自分の鳴き声も聞こえにくくなり吠える声が大きくなる場合があります。

また、耳が聞こえにくいため、周囲の状況をしっかりと把握できずに吠えてしまうことがあります。

不快感がある

老犬の寝床に不快感があり吠えている場合があります。

寝床が硬かったり、汚かったりなどが老犬の不快感へとつながります。

また、暑い・寒いなどの気温にも気をつけることが大切です。

老犬が無駄吠えする場合は、寝床や室内の温度にに問題がないかを確認するようにしましょう。

老犬(シニア犬)の夜泣きで考えられる原因や対策

横になるプードル

老犬の夜泣きは、以下のように認知症や生活リズムのズレなどさまざまな原因があります。

  • 認知症
  • 病気による痛みや苦痛
  • 不安や恐怖などの感情
  • 空腹や喉が乾いた排泄がしたいなどという要求
  • 寝床の不快感や体の痛み
  • 生活リズムのズレ

老犬の夜泣きで考えられる原因や対応などについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

老犬の夜泣きで考えられる原因は?飼い主さんが行う対応や注意点などを紹介

老犬(シニア犬)の無駄吠えの対策

老犬(シニア犬)の無駄吠えの対策をいくつかご紹介します。

老犬の無駄吠えの対策
  • 生活環境を見直す
  • 散歩や運動などをさせる
  • 動物病院で相談する

それぞれについて見ていきましょう。

生活環境を見直す

老犬が無駄吠えする場合は、生活環境を見直すようにしましょう。

寝床が不衛生だったり、寝心地が悪かったりすると不快感から吠えにつながっている場合があります。

また、老犬が暮らす環境の気温も大事です。

暑い・寒いが無いようにエアコンで温度調整するようにしましょう。

また、犬の寝床は清潔を保つようにするのが良いです。

散歩や運動などをさせる

老犬の無駄吠え対策として散歩などの運動をさせるのが良いです。

散歩などで適度に体を動かすことにより、ストレス解消や脳を刺激する効果が期待できます。

また、散歩により日光を浴びることで、生活リズムが整うという効果も期待できます。

なお、散歩に連れ出すことで普段気づかなかった愛犬の様子に気づける可能性もあります。

老犬(シニア犬)の散歩が必要な理由などについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

老犬(シニア犬)の散歩が必要な理由は?散歩の注意点なども紹介!

動物病院で相談する

老犬の無駄吠えの原因の判断がつかない場合は、動物病院に相談することを推奨します。

飼い主さんが気づかない犬の症状でも、相談することでわかる場合があるからです。

急に吠えるようになった場合は、体に異変が起きている場合があります。

普段と違う様子がないかを確認し、早めに動物病院で受診させるようにしましょう。

老犬(シニア犬)が急に吠えるようになった場合の注意点

ソファーに伏せている犬

老犬が急に吠えるようになった場合の注意点をご紹介します。

老犬が急に吠えるようになった場合の注意点
  • 犬を叱らないこと
  • ご近所に迷惑にならないように対策すること

犬を叱らないこと

老犬が急に吠えるようになったからといって、叱るのは避けましょう。

叱ることにより逆効果となり、さらに吠えるようになる場合があるからです。

また、シニア犬になると病気やケガなどの体の痛みにより吠えにつながっている場合があります。

そのため、叱らずに吠えている原因を判断するようにしましょう。

ご近所に迷惑にならないように対策すること

犬が急に吠えるようになった場合に注意することは、ご近所への配慮です。

無駄吠えがうるさくて近隣住民とのトラブルにつながる場合があります。

トラブルを避けるためにも、あらかじめ近隣住民に状況を伝えるなどの対策があります。

また、老犬ホームに預けたり、犬用の防音室を購入するなども方法の1つです。

老犬が無駄吠えする場合は、近隣住民に迷惑をかけないように配慮するようにしましょう。

犬がうるさいと通報された時の6つの解決策!無駄吠えの原因も解説

老犬(シニア犬)の無駄吠えに関するよくある質問Q&A

老犬の無駄吠えに関するよくある質問は、以下のとおりです。

老犬の無駄吠えに関するよくある質問Q&A
  • 老犬(シニア犬)がクンクン鳴くのはなぜ?
  • 老犬の夜泣きに耐えられない場合はどうしたらいい?
  • 老犬の要求吠えは無視しても良い?

老犬(シニア犬)がクンクン鳴くのはなぜ?

老犬が「クンクン」といったような鳴き声を出すことがあります。

クンクン鳴いている場合は、要求鳴きや不安感、体の痛みなどが原因として考えられます。

考えられる原因と対処法について、知りたい人は以下の記事をご覧ください。

老犬がクンクン鳴くのはなぜ?考えられる原因と対処法をご紹介

老犬の夜泣きに耐えられない場合はどうしたらいい?

老犬の夜泣きや無駄吠えが続く場合、飼い主さんにとって負担が大きくなります。

老犬の夜泣きに耐えられない場合は、専門家に相談したり、誰かに頼ることをご検討ください。

老犬介護に疲れてうつになりそうなあなたへ!8つの解決策

老犬の要求吠えは無視しても良い?

老犬の要求吠えで、食べ物を要求している場合は応じないようにしましょう。

食べ物を与えすぎると肥満につながるからです。

排泄をしたい、水を飲みたいという要求吠えの場合は応じてあげるようにしましょう。

老犬の要求吠えは、何を要求しているのかを見極めるのが大切です。

まとめ

寝ている犬

いかがでしたか?

今回は、老犬が急に吠えるようになった場合の考えられる原因や無駄吠え対策などについてご紹介しました。

以下がこの記事のまとめです。

老犬が急に吠えるようになったことの考えられる原因
  • 飼い主さんにしてほしいことがある
  • 犬の体に痛みがある
  • 不安感がある
  • 認知症によるもの
  • 視力が低下している
  • 聴力が低下している
  • 不快感がある
この記事のまとめ
  • 老犬の無駄吠えの対策は生活環境を見直す
  • 散歩や運動などをさせる
  • 動物病院で相談する
  • 老犬が急に吠えるようになった場合の注意点は犬を叱らないこと
  • ご近所に迷惑にならないように対策すること
  • 老犬の夜泣きが耐えられない場合は専門家や誰かに相談する

老犬が急に吠えるようになったり、無駄吠えしたりする場合はさまざまな原因が考えられます。

老犬が急に吠えるようになったり、無駄吠えでお困りの飼い主さんは参考にしてくださいね。

なお、当サイト(いぬの読みもの)では、他にも老犬についての記事があります。

気になる人は、以下の記事もぜひご覧ください。

老犬(シニア犬)が徘徊するのはなぜ?考えられる理由と対応などを紹介!

老犬がクンクン鳴くのはなぜ?考えられる原因と対処法をご紹介

老犬(シニア犬)が寝ないのはなぜ?考えられる原因や対処法などを紹介!