「うちの子ももうすぐ一歳!そろそろフードも切り替えるべき?」
「成犬用フードには、1歳になってから変えればいいの?」
といった成犬用フードに切り替えるタイミングを調べている飼い主さん。
成犬用フードへの切り替え時期は、犬のサイズによって異なります。
小型犬は早く、大型犬は遅いって知ってましたか?
この記事では、切り替え時期や切り替え時の注意点について解説します。
愛犬が成犬に近づいてきたというご家庭の方は、必見の内容です。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較
成犬用フードに切り替える時期は犬のサイズにより異なる
成犬用フードへの切り替え時期は、犬のサイズによって異なります。
小型の方が切り替えタイミングが早く、大型であるほど遅くなります。
切り替え時期の目安は、以下をご覧ください。
犬のサイズ | 切り替え時期の目安 |
---|---|
小型犬 | (生後)6~9か月頃 |
中型犬 | (生後)約12か月頃 |
大型犬 | (生後)約18か月頃 |
超大型犬 | (生後)約24か月頃 |
成犬用フードと子犬(パピー)用フードとの違い
子犬に与えるドッグフードは、生後半年から最長12ヶ月を目途に子犬用から成犬用のフードに切り替えます。
飼い主の中には、生後1年が経過したタイミングでドッグフードを切り替える方もいますが、犬種によっては早々にドッグフードを成犬用に切り替えるのが最適です。
ここでは、成犬用フードと子犬用フードの違いについて解説します。
1食当たりから摂れるカロリー量
子犬(パピー)用フードと成犬用フードの違いは、1食当たりのカロリー量です。
子犬は、成長段階にある年齢期で、骨と筋肉の発展や体重の増量などを図るために、大量のエネルギーが必要です。
その助けになるのが、総合栄養食であるドッグフードです。
特に子犬用フードは、成犬や老犬用のものとは違って、成長に必要なエネルギーが大量に詰まっています。
1食当たりのカロリーが高いということは、食事量が少なくても必要なエネルギーを提供できるという利点があります。
一方、成犬用のドッグフードの場合は子犬用に比べて1食当たりのカロリー量が抑えられています。
成犬の場合、運動量に比例して高カロリーな食事を続けてしまうと、エネルギーの消化が追い付かず、肥満の原因につながる恐れがあります。
また成犬は、エネルギー消費がよく、適度なカロリー摂取で体調と体重の管理・維持できます。
1食当たりに含まれているタンパク質・栄養成分の含有量
それぞれのフードに含まれているカロリー量もそうですが、成長にはタンパク質などの栄養成分も必要です。
例えば、子犬はその体の成長と発展をサポートするために、特にタンパク質とカルシウムを大量に欲しています。
そのため、子犬用フードは成犬用フードよりも、これらの栄養素が高濃度に含まれています。
また、子犬の脳の発達をサポートするためにDHAなどの特定の脂肪酸も含まれています。
一方、成犬用フードは、体重管理と健康維持に焦点を当てた配合となっており、特定のビタミンやミネラルがバランス良く含まれています。
例えば、関節の健康をサポートするグルコサミンや、皮膚とコートの健康を保つオメガ脂肪酸が含まれています。
また以下は、成犬用フードと子犬用フードに含まれているカロリー量と栄養成分の含有量です。
栄養成分 | 子犬用フード(パピー) | 成犬用フード |
---|---|---|
カロリー | 高め | 適度 |
タンパク質 | 高め | 適度 |
脂肪 | 高め | 適度 |
カルシウム | 高め | 適度 |
フォスファ | 高め | 適度 |
DHA・EPA | 含む | 一部含む |
グルコサミン | 一部含む | 含む |
オメガ脂肪酸 | 含む | 含む |
先ほども申したように、子犬用フードは、成長過程にある子犬が健康に育つための栄養成分が豊富に含まれています。
高カロリーであり、成長と発展に不可欠なタンパク質、脂肪、カルシウム、フォスファが高濃度に含まれています。
さらに、脳の発達をサポートするDHAやEPAも含まれています。
一方、成犬用フードは成犬の体重管理と健康維持を目指した成分構成となっています。
カロリー、タンパク質、脂肪は適度なレベルで、必要以上の摂取を避けて肥満を予防します。
カルシウムやフォスファも適度な量が含まれ、骨や歯の健康を維持します。
また、成犬に必要な特定の栄養成分、例えば関節の健康をサポートするグルコサミンや、皮膚と毛皮の健康を保つオメガ脂肪酸も含まれています。
成犬用フードに切り替える際の2つのポイント
成犬用フードに切り替える際のポイントは、以下の2つです。
- フードを切り替える際は徐々に切り替えよう
- 給餌回数は1日2回を目安に与えよう
フードを切り替える際は徐々に切り替えよう
フードを切り替える際は、まるっきり違うものに変えるのはNG。
下痢や嘔吐などの消化器症状を起こす可能性があります。
1~2週間かけて、徐々に切り替えるようにして下さい。
日数 | 元のフードの割合 | 新しいフードの割合 |
---|---|---|
1日目 | 90% | 10% |
3日目 | 70% | 30% |
5日目 | 50% | 50% |
〇日目 | 30% | 70% |
〇+2日目 | 10% | 90% |
〇+4日目 | 0% | 100% |
新しいドッグフードへの切り替え方法!急に変えるのがダメな理由
給餌回数は1日2回を目安に与えよう
成犬の給餌回数の目安は、2回。
子犬の時は、1日あたり2~4回など月齢によって分けて与えていた方が多いでしょう。
成犬になってからは、1日2回に分けて与えて問題ありません。
消化器官が発達しているので、1日2回のリズムで与えてOKです。
朝と夕方のタイミングで与えましょう。
成犬向けのおすすめドッグフード3選
成犬におすすめのドッグフードは、以下の3品です。
- モグワン
- うまか
- このこのごはん
これら以外にも成犬におすすめのフードはあります。
もっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較
モグワン
モグワンは、動物性たんぱく質50%以上使用の高タンパクドッグフード。
ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉と魚を使用しており、高品質な動物性原料で作られています。
チキン&サーモンが主原料なので食いつきも期待でき、90%の方が食いつきを評価しています。
全ライフステージ対応なので、成犬になる前から与え初めてOKです。
グレインフリーなので、穀物アレルギーを持つ子にも与えられますよ。
モグワンの価格や原材料
価格(税別) / 容量 | ¥3,960 / 1.8kg |
---|---|
100gあたりの価格(税別) | ¥220 |
初回・定期購入割引 | 最大20%引き |
原産国 | イギリス |
メイン食材 | チキン生肉・生サーモン |
グレイン | グレインフリー |
カロリー | 344kcal / 100g |
対応年齢 | 全年齢対応 |
無添加 | ◎ |
ヒューマングレード | ◎ |
最安値 | 公式サイト |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
モグワンの口コミ・評判|高評価!量や悪評(食べない)など購入前に知りたい全知識
うまか
うまかは、総合栄養食基準を満たした国産フード。
このフードと水を与えるだけで、必要な栄養をバランスよく摂取できます。
主原料の鶏肉には、九州産の華味鶏を100%使用しています。
グルテンフリーなので、小麦アレルギーの子でも大丈夫。
ヒューマングレードなので、品質も高いのが魅力。
うまかの価格や原材料
価格(税別) / 容量 | ¥4,980 / 1.5kg |
---|---|
100gあたりの価格(税別) | ¥332 |
定期購入した場合 | 最大¥3,000割引+送料無料 |
分類 | ドライフード |
メイン食材 | 九州産鶏肉(華味鳥) |
原産国 | 日本国産 |
対応年齢 | 全年齢対応 |
賞味期限 | 未開封:1年 開封後:1ヶ月程度 |
無添加 | ◎ |
最安値 | 公式サイト |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
うまか/UMAKAドッグフードの口コミ評価|お試しして成分や効果を検証
このこのごはん
このこのごはんは、小型犬向けに開発されたフード。
「毛並み」や「目元」「におい」などの健康維持をサポートする原材料が使用されています。
人工添加物は不使用の無添加フードです。
涙やけ対策にもおすすめのフード。
直径7~8mmなので、小型犬が食べやすいサイズになっています。
このこのごはんの価格や原材料
価格(税別) / 容量 | ¥3,500 / 1kg |
---|---|
100gあたりの価格(税別) | ¥350 |
初回・定期購入割引 | 最大15%引き |
原産国 | 日本 |
メイン食材 | 九州産鶏ささみ肉 |
グレイン | 大麦、玄米 |
カロリー | 342kcal / 100g |
対応年齢 | 全年齢対応 |
無添加 | ◎ |
ヒューマングレード | ◎ |
最安値 | 公式サイト |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
このこのごはんの口コミ評判|ドッグフードをお試しして食いつきや涙やけをチェック
子犬のドッグフードに関するよくある質問
子犬のドッグフードに関するよくある質問に回答します。
- 子犬用と成犬用のドッグフードの違いは何?
- オールステージのドッグフードって子犬に与えてもいい?
- なぜ成犬になるとフードを切り替えなければいけないの?
- 子犬の成長期っていつまで?
子犬用と成犬用のドッグフードの違いは何?
主な違いは、「カロリー」と「栄養価」。
それぞれのフードの特徴は、以下の表をご覧ください。
子犬用フード | 成犬用フード |
---|---|
・栄養価が高い
・高カロリー ・消化吸収がしやすいフード設計 |
・高タンパク
・(子犬向けに比べ)カロリーが控えめ |
オールステージのドッグフードって子犬に与えてもいい?
子犬に与えて良いです。
- 全成長段階対応
- 全年齢対応
- オールステージ対応
などと記載されているフードであれば、子犬~シニア犬まで与えてOK。
パピー用や成犬用、高齢犬用などの記載があるフードは、特定の成長段階でしか与えてはなりません。
なぜ成犬になるとフードを切り替えなければいけないの?
成長段階によって、必要な栄養素の量が異なるからです。
摂取すべき栄養素のバランスが変わるので、成長に合わせてフードを変えなければいけません。
全成長段階対応のフードの場合は、子犬でも成犬でも必要な栄養素をしっかり摂取できるので問題はありません。
成犬は成長期を終えているので、そこまでカロリーや栄養が必要ではありません。
こういったように成長段階によって、必要な栄養素やカロリーに違いがあるのです。
子犬の成長期っていつまで?
成長期は、犬のサイズによって違います。
詳しくは、以下の表をご覧下さい。
犬のサイズ | 成長期の期間 |
---|---|
小型犬 | 生後50日~10か月ぐらい |
中型犬 | 生後50日~1年ぐらい |
大型犬 | 生後50日~1年半ぐらい |
小型犬は成長期が短く、大型犬の方が成長期が長いです。
まとめ
この記事では、「成犬用フードに切り替える時期」や「切り替える際の注意点」を解説しました。
以下がまとめです。
- 成犬用フードに切り替えるタイミングは、犬のサイズにより異なる
- 小型犬は切り替え時期が早く、大型犬は遅い
- フードを切り替える際は、日を重ねて徐々に切り替えよう
- 成犬期は1日2回に分けて、フードを与えよう
- 成長期によって必要な栄養素のバランスが異なる
- 成長段階にあった栄養基準を満たしているフードを与えるのが重要
- 子犬用フードを成犬に与えると、肥満になる恐れがある
いかがでしたか?
成犬用フードを与える際は、徐々に切り替えてください。
子犬用とパッケージに明記されているフードを与えていた方は、成犬用フードに切り替える準備をしましょう。
今回紹介したフード以外にも目的に合わせて、いろんなフードを紹介しています。
詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてくださいね。
安全なドッグフードおすすめ15選|選び方や危険な原材料と良質なフードの見分け方