「子犬にふやかしたドッグフードを与えるのはいつまで?」
「いつからカリカリのまま与えていい?」
といったフードをいつまでふやかすべきかお調べの飼い主さん。
ドッグフードをふやかすのは、3・4か月ごろまでが目安です。
この記事では、「ふやかしたフードを与える際の注意点」や「切り替える際のポイント」について解説します。
生後2・3か月ごろの子犬を飼っている方は必見の内容です。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較
子犬にドッグフードをふやかして与えるのはいつまでがいい?
ふやかしたフードから、カリカリタイプに切り替えるタイミングやポイントについて解説します。
生後3か月あたりを目安にカリカリタイプに変えていこう
生後3か月あたりを目安にカリカリタイプ(ふやかさない状態)に変えていきましょう。
正確には、乳歯が生えそろったタイミングから切り替えるようにして下さい。
水分量を減らして、徐々にカリカリタイプに慣らしていくのです。
乳歯が生えそろっていない状態では、カリカリタイプは硬いです。
万が一飲み込んでしまった時に、喉に詰まらせてしまう恐れもあります。
無理して早く切り替える必要はない
カリカリタイプに無理して早く切り替える必要はありません。
水分量を少なくした時に食べなくなったのなら、水分量を増やしてもOK。
ふやかした状態で与えても、大きな問題はありません。
愛犬がフードを食べ残す方が、成長に悪影響を及ぼします。
健康維持に必要とする量を食べてくれる方が重要です。
子犬にドッグフードをふやかして与える際の6つの注意点
子犬にフードをふやかして与える際の注意点は、以下の6つです。
- ふやかした時にでる水分を捨ててはいけない
- 残したフードはすぐに片付ける
- 熱湯ではふやかしてはならない
- 冷えたお水でもふやかしてはいけない
- 作り置きはしない
- 歯磨きを毎日しよう
ふやかした時にでる水分を捨ててはいけない
ドライフードをぬるま湯でふやかすときの水分は捨てないで、一緒に与えてください。
フードに含まれている栄養素が、溶けだしているからです。
必要な栄養素をバランスよく摂取できるように、水分も一緒に与えるようにしましょう。
一緒に与えると、水分補給にもなります。
残したフードはすぐに片付ける
ふやかしたフードは、腐りやすいです。
長時間放置すると、危険です。
残してしまったら、片付けてください。
ふやかしたフードを与えると、以下のような問題が起きる可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 食中毒
勿体ないからといって、無理やり与えないようにして下さい。
熱湯ではふやかしてはならない
熱湯でふやかすのはNG。
フードに含まれる栄養素が破壊される恐れがあるからです。
ビタミンやミネラルといった栄養素は、熱に弱いです。
熱湯ではなく、40°程度(人肌程度の温度)のぬるま湯でふやかしてください。
冷えたお水でもふやかしてはいけない
フードを冷えた水でふやかさないようにして下さい。
お腹を冷やしてしまう原因になります。
消化器症状を起こす可能性があるので、避けましょう。
作り置きはしない
ふやかしたご飯の作り置きはNG。
水が含まれたフードは、雑菌が繁殖しやすいからです。
ふやかすのに時間がかかり、手間だからという理由で作りおきしたくなる気持ちは分かります。
愛犬の健康状態によくないので、やめましょう。
歯磨きを毎日しよう
ふやかしたフードは、歯につきやすいです。
ドライフードを与える時よりも、歯垢がつきやすくなります。
歯石になる前に除去しなければならないので、毎日歯磨きをしてください。
ドッグフードをふやかさずに与える際の注意点
ふやかして与える時期は、数か月で終わります。
水を含まないカリカリしたフードに切り替える時期が来るでしょう。
ドッグフードをふやかさずに与える際の注意点は、以下の3つです。
- 少しずつ硬いフードに慣れさせよう
- 便の状態から消化不良が起きないかチェックしよう
- 粒サイズが愛犬が食べやすいかチェックしよう
少しずつ硬いフードに慣れさせよう
ふやかしたフードから、突然硬いフードに切り替えるのはNG。
1週間~10日ほどかけて、徐々に水分量を減らしていってください。
いきなりフードを変えると、硬すぎて食べれない子もいます。
完全なドライフードは嗜好性も落ち、食いつきも悪くなる恐れがあるので、徐々に硬いフードにした方が良いです。
便の状態から消化不良が起きていないかチェックしよう
子犬は消化器官が、まだ完全には発達していません。
未発達なので、消化不良を起こす可能性があります。
カリカリのドライフードに切り替える際は、便の状態をチェックしましょう。
便の状態が緩いようであれば、消化不良を起こしてる恐れもあります。
切り替え時は、便が緩すぎないかチェックするようにしましょう。
便が硬すぎるのであれば、フードの水分を増やすようにしましょう。
粒サイズが愛犬が食べやすいかチェックしよう
子犬はまだ成長段階ですので、口が小さいです。
子犬であれば、12mm程度の大粒サイズは食べづらい子もいます。
個人差があるので、一概には言えませんが以下を目安にしましょう。
子犬のサイズ | 粒の適正サイズ |
---|---|
小型犬 | 8mm未満 |
中型犬 | 8~10mm |
大型犬 | 10~12mm |
上記を目安に愛犬が食べやすいサイズのフードを選ぶのがおすすめです。
ドッグフードの粒の大きさを比較!極・超小粒〜大粒までおすすめのフードをご紹介!
子犬におすすめのドッグフード3選
カリカリタイプの子犬向けドライフードを探している方もいるでしょう。
ふやかし終えた後に与えるフードは、粒サイズが大きすぎず、健康状態も維持しやすいフードを選びましょう。
子犬におすすめのドッグフードは、以下の3つです。
- このこのごはん
- モグワン
- ナチュロル
他にも子犬も食べれるおすすめドッグフードを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
子犬用ドッグフードおすすめランキング|口コミ評判のいい無添加の餌は?
このこのごはん
このこのごはんは、国産の無添加ドッグフード。
総合栄養食なので、水とこのフードを必要量与えれば、一日に必要な栄養素を補えます。
- 「目元」や「匂い」、「毛並み」などの健康状態をサポートできるように作られている
- 粒の大きさが小さく、子犬でも食べやすい
- 子犬~シニア犬までオールステージに対応
価格(税込) | ¥3,850 |
---|---|
内容量 | 1kg |
対象 | 全年齢・全犬種(小型犬向け) |
原産国 | 日本 |
粒サイズ | 約7~8mm |
より詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック
このこのごはんの口コミ評判|ドッグフードをお試しして食いつきや涙やけをチェック
モグワン
モグワンは、イギリス産のプレミアムドッグフード。
チキンとサーモンを原材料の50%以上使用して作られているフードです。
- アンケート結果では、94%が「完食した」「ほとんど食べた」と回答
- 被毛や皮膚の健康維持に役立つ動物性たんぱく質を50%以上使用
- 獣医師の84%が「モグワンをすすめたい」と回答したフード
価格(税込) | ¥4,356 |
---|---|
内容量 | 1.8kg |
対象 | 全犬種・全年齢対応 |
原産国 | イギリス |
粒サイズ | 直径8mm程度 |
より詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック
モグワンの口コミ・評判|高評価!量や悪評(食べない)など購入前に知りたい全知識
ナチュロル
ナチュロルは、国産のプレミアムドッグフード。
全犬種・全年齢対応なので、子犬~シニア犬まで与えられます。
- 原材料は全てヒューマングレード食材を使用して製造
- 皮膚・被毛の健康維持に役立つオメガ3系脂肪酸が摂れる食材を使用
- 総合栄養食フードなので、栄養をバランスよく摂取できる
価格(税込) | 3,300円 |
---|---|
内容量 | 850g |
対象 | 全犬種・全年齢対応 |
原産国 | 日本 |
粒サイズ | 円筒型 (直径5mm程度×長さ5~20mm程度) |
より詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック
ナチュロルドッグフードの評価は悪い?評判・口コミ・成分から真偽を検証
子犬のドッグフードに関するよくある質問
子犬のドッグフードに関するよくある質問は、以下の通りです。
- 成犬用フードにはいつ切り替えるべき?
- 子犬の一日の給餌回数は?
- フードを切り替える際はどのようにすべき?
- ふやかしたフードは作り置きしてもいい?
成犬用フードにはいつ切り替えるべき?
成犬用フードに切り替えるタイミングは、犬のサイズによって違います。
切り替えるタイミングの詳細は、下記の表をご覧ください。
犬のサイズ | 切り替え時期の目安 |
---|---|
小型犬 | (生後)6~9か月頃 |
中型犬 | (生後)約12か月頃 |
大型犬 | (生後)約18か月頃 |
超大型犬 | (生後)約24か月頃 |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
子犬に成犬用フードはいつから与えるべき?切り替え時期やおすすめフードを紹介
子犬の一日の給餌回数は?
子犬の一日の給餌回数は、2回~4回が目安。
月齢によって、推奨の給餌回数は異なります。
詳細は下記の表をご覧ください。
フードを与える時期 | 1日に分けて与える回数 |
---|---|
~生後10週 | 4回 |
生後3か月~生後5か月(または6か月) | 3回 |
生後5~6か月以降 | 2回 |
月齢を重ねるごとに、給餌回数は減ります。
成犬になってからも、推奨の給餌回数は2回です。
フードを切り替える際はどのようにすべき?
フードを切り替える際は、1~2週間程度かけて徐々切り替えましょう。
いきなりフードを新しいものに、まるっきり変えると、下痢や嘔吐などの症状を起こす場合も。
はじめは元のフードを多くして、徐々に新しいフードの割合を多くしていってください。
新しいドッグフードへの切り替え方法!急に変えるのがダメな理由
ふやかしたフードは作り置きしてもいい?
フードの作り置きはNG。
水分を含んでいると雑菌が繁殖しやすくなるからです。
作り置きや食べ残しとなったフードを再度、犬に与えるようなことはしないでください。
まとめ
この記事では、「フードはいつまでふやかすべきか」や「カリカリのフードを与えるタイミング」について解説しました。
以下がまとめです。
- ふやかして与えるのは、3・4か月ごろまで
- 無理にドライフードを与えようとしなくてよい
- フードをふやかす際に熱湯でふやかすのはNG
- ふやかした際の水分は捨ててはいけない
- ふやかしたフードは雑菌が繁殖しやすいので食べ残しはすぐ片付ける
- ふやかしたフードの作り置きはNG
- ドライフードに切り替える際は、徐々に水分量を減らすようにしよう
- ドライフードは固いので、子犬では消化がうまいくいかないことがある
- カリカリのドライフードを与えるなら、粒サイズが愛犬に合ったフードを与えよう
ふやかした状態から無理にドライフードに切り替える必要はありません。
徐々にフードを切り替えるのが良いです。
愛犬の便の状態や食いつきを見ながら、徐々にドライフードに慣らしていってくださいね。
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