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新しいドッグフードへの切り替え方法!急に変えるのがダメな理由

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

新しいドッグフードへの切り替え方法!急に変えるのがダメな理由

「うちの子ももうすぐ成犬フードに切り替えなきゃ!いきなり変えても大丈夫?」

「新しいフードが届いたけど、こっちにいきなり変えても大丈夫かしら?」

というドッグフードの切り替え方について、調べている飼い主の皆様。

結論から言うと、ドッグフードを新しいものに急に変えてはいけません。

この記事ではドッグフードの切り替え方注意点について、解説します。

ドッグフードを切り替えようと考えている方は、必見の内容です。

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ドッグフードを急に変えるのがダメな理由

ドッグフード (7)

ドッグフードは、急に新しいフードに切り替えてはいけません。

ダメな理由には、以下の事項があります。

ドッグフードを急に変えるのがダメな理由
  • 嘔吐や下痢を引き起こす可能性がある
  • 食物アレルギーの対象となる食べ物が含まれている可能性がある
  • 警戒心の強い犬だと、まるっきり変えると食べない恐れがある

これらの理由から、急に切り替えるのは良くありません。

犬にとってもストレスになるので、急に切り替えるのはやめましょう。

ドッグフードは1~2週間かけて徐々に切り替えよう

 

フードの切り替え②

ドッグフードは1~2週間かけて徐々に切り替えましょう。

はじめは元のフードの分量を多くし、徐々に新しいフードの分量を多くしていきましょう。

およそ1~2週間かけて、ゆっくり切り替えていきましょう。

フードの分量目安は、下記の表をご参照ください。

日数 元のフードの割合 新しいフードの割合
1日目 90% 10%
3日目 70% 30%
5日目 50% 50%
〇日目 30% 70%
〇+2日目 10% 90%
〇+4日目 0% 100%

環境省のペットフードガイドラインにも以下のように、記載されています。

ある年齢になったからといって、急にその年齢用のフードに切り替えるのはあまり良いことではありません。食べ慣れていないフードに切り替えると、吐いてしまったり、下痢をすることもあります。フードを変えるときには、犬や猫の状態を見ながら1~2週間かけて新しいフードの割合を徐々に増やしていきましょう。

引用元:環境省 飼い主のためのペットフードガイドライン

フード切り替え時の3つの注意点

ドッグフード

フードを切り替える際の注意点は、以下の3つです。

フード切り替え時の3つの注意点
  • ライフステージにあったフードを変えよう
  • 食物アレルギーの原材料が含まれていないかチェックしよう
  • フードを変えたら与える量も見直そう

ライフステージにあったフードを与えよう

犬にはライフステージがあります。

ライフステージによって、必要な栄養のバランスが違います。

フードのパッケージ裏面に記載されている対象を確認して、愛犬のライフステージにあったフードを与えましょう。

ライフステージ 月齢
哺乳期 誕生~30日ぐらい
離乳期 生後20~60日ぐらい
成長期 ・生後50日~10か月ぐらい(小型犬)

・生後50日~1年ぐらい(中型犬)

・生後50日~1年半ぐらい(大型犬)

成犬期 成長期を終えてから7年間程度の時期

※大型犬は成長期を終えてから5年程度

中高齢期 約8~10歳以降の時期

※大型犬は6~7歳

参照:環境省 飼い主のためのペットフードガイドライン

このようにライフステージがあるので、愛犬の年齢にあったフードを探して与えるようにして下さい。

食物アレルギーの原材料が含まれていないかチェックしよう

フードによっては、食物アレルギーを起こしやすい食べ物も入っている場合も。

アレルギーを起こしやすくても、アレルギー反応の出ない子にとっては大切な栄養となります。

以下の原材料が使われているフードを初めて与える際は、アレルギー反応が見られないかよく確認してください。

食物アレルギーを起こしやすい食べ物

牛肉、ラム肉、鶏肉、卵、大豆、トウモロコシ、小麦、乳製品

食物アレルギーを引き起こす場合、以下のような症状が見られます。

  • 皮膚のかゆみ(炎症)
  • 下痢
  • 軟便

食べた後にこれらの症状が見られる場合、アレルギーを疑ってください。

フードを変えたら与える量も見直そう

ドッグフードを変えたら給餌量も見直してください。

前と同じ重量を与えてはなりません。

同じ重量を与えてはいけない理由は、フードによってカロリーや栄養素の成分値が違うから。

前と同じフードの量を与えると、過剰または不足してしまう恐れがあるのです。

高カロリーのフードもあれば、低カロリーのフードもあります。

元のフードより、カロリーの高いフードを同じ量を与えると、肥満になる恐れも。

フードを変えたら、パッケージ裏面の給餌量を確認して与えるようにして下さい。

愛犬の状態・年齢に合った最適な給餌量を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

子犬に合ったドッグフードの給餌量の求め方!与える際の注意点を解説

ドッグフードの給餌量の計算方法!計算式や与える際の注意点を解説

愛犬が肥満気味なのではないか心配な方は、以下の記事をご覧ください。

犬が痩せすぎているかの判断基準!原因と太らせる方法を解説

ドッグフードの切り替えに関するよくある質問

ドッグフード (8)

ドッグフードの切り替えに関するよくある質問は、以下の通りです。

  • 切り替えて異常を起こしたらどうすべき?
  • 試供品を与える時はどうやって与えるべき?
  • 切り替えたフードの食いつきが悪い場合はどうすべき?
  • ドッグフードを見直した方が良いのはどんな時?
  • 成犬用・シニア犬用フードは何歳で切り替えるべき?
  • なぜドッグフードは切り替えなければいけないの?

切り替えて異常を起こしたらどうすべき?

フードを切り替えている最中に、以下のような異常が見られることもあります。

  • 吐き出してしまう
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 軟便

これらの症状が見られる場合は、いったん完全に元のフードに戻しましょう。

日数を置いて、便の状態が正常に戻ってから、再度新しいフードを混ぜて与えるようにして下さい。

補足

徐々にフードを切り替えても、上手くいかないのであれば、獣医師に相談してください。

試供品を与える時はどうやって与えるべき?

試供品は、普段与えているフードと一緒に与えてください。

注意点は、フードを混ぜないということ。

フードを混ぜると食いつきが確認しづらいので良くありません。

普段与えているフードと小分けにして与えてみてください。

切り替えたフードの食いつきが悪い場合はどうすべき?

切り替えたフードの食いつきが悪いなら、他のフードを与えてください。

食いつきが悪いフードは残す恐れもあるので、与え続ける事はおすすめしません。

フードを温めたり、ぬるま湯でふやかすなどの方法もありますが、手間がかかります。

湯でふやかすと、雑菌も繁殖しやすかったり、他の問題も生じるので余計に注意が必要です。

食いつきが悪いなら、他のフードも検討してみましょう。

フード選びでお悩みの方は、以下の記事もぜひご覧ください。

子犬用ドッグフードおすすめランキング|口コミ評判のいい無添加の餌は?

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シニア用ドッグフードおすすめランキング|老犬に評判・人気の餌は?

ドッグフードを見直した方が良いのはどんな時?

ドッグフードを見直した方が良いのは、以下のような時です。

ドッグフードを見直した方が良いタイミング
  • 子犬・成犬・シニア犬などライフステージが変わった時
  • 妊娠した時・授乳している時
  • 避妊・去勢手術をした時
  • 皮膚や被毛の質が悪くなった時
  • 涙やけを起こした時
  • 腎臓や心臓、肝臓などの臓器系の病気を起こした時
  • 肥満気味になった時
  • 獣医師から療法食に変えた方が良いと指摘された時

これらの時は、フードを見直した方が良いです。

愛犬の健康を維持するのに、食事は非常に重要。

炎症を起こしている時や皮膚・被毛の状態が悪い時は、フードの見直しを検討しましょう。

成犬用・シニア犬用フードは何歳で切り替えるべき?

成犬用フードは1歳前後、シニア用フードは7歳前後が目安です。

細かい切り替え時期は、犬のサイズによって異なります。

詳しくは、以下の表をご覧ください。

犬のサイズ 成犬フードへの切り替え時期の目安
小型犬 (生後)6~9か月頃
中型犬 (生後)約12か月頃
大型犬 (生後)約18か月頃
超大型犬 (生後)約24か月頃
犬のサイズ シニア犬フードへの切り替え時期の目安
小型犬・中型犬 7歳
大型犬 5歳

フードの切り替え時期について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

子犬に成犬用フードはいつから与えるべき?切り替え時期やおすすめフードを紹介

シニア犬向けフードにはいつから切り替えるべき?与える際のポイント

なぜドッグフードは切り替えなければいけないの?

ドッグフードを切り替えるべき理由は、成長段階によって必要なカロリー・栄養が異なるから。

ライフステージによって、必要な栄養やカロリーが異なります。

成長段階が変わっても、従来通りのフードを従来通りの量与えるのは良くありません。

  • 子犬から成犬になる時は、カロリーが低めのフードに切り替える
  • 成犬からシニア犬になる時は、消化のしやすさや関節ケア成分が含まれているかなども、考慮して選ぶ

これらのように見直しが必要です。

補足

オールステージ対応(全年齢対応)のフードを与えているなら、必ずしも切り替える必要はありません

まとめ

犬

この記事では、「ドッグフードの切り替え方」「フード切り替え時の注意点」について解説しました。

以下がまとめです。

この記事のまとめ
  • フードをいきなりまるごと変えるのはNG
  • 1~2週間かけて、徐々に新しいフードに切り替えよう
  • 切り替える際は、徐々に新しいフードの分量を多くしよう
  • フードをいきなり切り替えると、下痢をしたり、吐いたりする恐れがある
  • 成長段階が変わるタイミングでフードを見直そう
  • フードの切り替え中に異常が見られたら、一旦元のフードに戻そう

ドッグフードを切り替える際は、これらの事項を頭に入れて切り替えましょう。

フードをいきなり切り替えて良いことは、ないのでゆっくり切り替えてくださいね。

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