「子犬に離乳食っていつまで与えればいいの?」
「いつからドッグフードを与えていいの?」
といった離乳食やドッグフードを与える時期について、調べているそこのあなた。
離乳食は、生後50~60程度まで与えてOK。
離乳食の後は、ドッグフードを与えよう。
ドライフードを与える場合は、はじめはふやかしてください。
この記事では、以下の内容について説明します。
- 離乳食はいつまで与えてよいか
- 離乳食の後は何を与えればよいか
- ドッグフードはどのように与えればよいか
- 子犬向けのドッグフードの選び方
- おすすめの子犬向けドッグフード
離乳食をもうすぐ終えるタイミングの方は、必見の内容です。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較
子犬に離乳食を与えるのは生後50~60日頃まで
子犬に離乳食を与えるのは、生後50~60日頃までにしましょう。
環境省のペットフードガイドラインに、以下のように記載されています。
離乳期
生後20~60日ぐらい。柔らかくしたフードを少しずつ与えます(離乳期用または成長期用)。
引用元:環境省 飼い主他のためのペットフードガイドラインより
離乳期のあとは、成長期を迎えます。
ライフステージの分類と時期に関しては、以下の記事をご覧ください。
ライフステージ | 時期 | 与えるべき食事 |
---|---|---|
哺乳期 | 誕生~30日ぐらい | 母乳またはミルク(犬専用) |
離乳期 | 生後20~60日ぐらい | 離乳食または柔らかくしたフード |
成長期 | 生後50日~10か月ぐらい(小型犬)
生後50日~1年ぐらい(中型犬) 生後50日~1年半ぐらい(大型犬) |
ドッグフード(子犬用) |
成犬期 | 成長期後から7年間程度(大型犬は5年) | ドッグフード(成犬用) |
中高齢期 | 約8~10歳(大型犬は6~7歳) | ドッグフード(シニア用) |
生後50日あたりからドッグフードを与えよう
離乳期が終えたら、ドッグフードを与え始めましょう。
ペットフードガイドラインにも、以下のように明記されています。
成長期
生後50日から、小型犬では10か月ぐらい、中型犬では1年ぐらい、大型犬では1年半ぐらい、猫では1年ぐらいの期間。市販製品では、成長期用(子犬用または子猫用)のフードがあります。
引用元:環境省 飼い主他のためのペットフードガイドラインより
離乳食からフードを切り替える際は、いきなりまるっきりフードを切り替えないようにして下さい。
1~2週間かけて、徐々にドッグフードに切り替えるようにしましょう。
フードをまるっきり変えてしまうと、下痢や嘔吐などの症状を起こす可能性があります。
子犬に初めてドッグフードを与える際の3つのポイント
子犬に初めてドッグフードを与える際のポイントは、以下の3つです。
- はじめはふやかして与えよう
- フードを1日4・5回に分けて与えよう
- 給餌量はパッケージ裏面を参考に与えよう
はじめはふやかして与えよう
離乳食を終えて、ドライフードを与え始める際は、はじめはふやかして与えましょう。
生後3・4か月ごろまでは、ふやかしたドライフードを与えてください。
ふやかして与える理由は、歯が生えそろっていないから。
生後3か月ごろには、生えそろうので、そろってから硬いフードに慣らしていきましょう。
生えそろって1か月ほどしたら、ふやかさずに与えて良いです。
熱湯ではなく、ぬるま湯で15分ほどフードをふやかしてください。熱湯では熱に弱い栄養素が破壊されてしまう恐れがあるので、ぬるま湯にしましょう。
ドッグフードのふやかし方やふやかすメリットデメリットなどを紹介
フードを1日4・5回に分けて与えよう
はじめは子犬にドライフードを与える際は、4・5回に分けて与えてください。
3~4時間に1回の頻度(睡眠時間を除く)で、与えましょう。
徐々に一日あたりの給餌回数を減らして下さい。
具体的な時期と給餌回数は、以下をご覧ください。
フードを与える時期 | 1日に分けて与える回数 |
---|---|
~生後10週 | 4・5回 |
生後3か月~生後5か月(または6か月) | 3回 |
生後5~6か月以降 | 2回 |
給餌量はパッケージ裏面を参考に与えよう
ドッグフードは裏面に目安の給与量が記載されています。
愛犬の体重と月齢から、適切な給与量を求めてください。
フードの量はあくまで目安なので、微調整するようにしましょう。
子犬向けのドッグフードの選ぶ際のポイント
子犬向けのドッグフードを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- フードの対象の成長段階が当てはまっているか?
- 総合栄養食基準のドッグフードであるか?
フードの対象の成長段階が当てはまっているか?
フードには対象の犬種・成長段階があります。
子犬に対応したフードであれば、以下のように表記されています。
- 生後12か月まで
- オールステージ対応
- 全成長段階対応
- パピー
- 子犬用
- 全年齢犬用
成犬用やシニア犬用のフードを与えるのは良くありません。
子犬の際に必要な栄養をバランスよく摂取できないからです。
成長段階によって、必要な栄養の量が異なります。
必ず対象が合っているフードを選ぶようにして下さい。
総合栄養食基準のドッグフードであるか?
総合栄養食は、主食となるフードです。
総合栄養食はフードと水を適量与えておけば、必要とする栄養を摂ることができます。
栄養の管理が格段に楽になり、愛犬の健康も維持しやすいので非常におすすめです。
他のフードでも問題はありませんが、栄養について詳しくない方は、総合栄養食のフードを選ぶと良いですよ。
子犬におすすめのドッグフード3選
子犬におすすめのフードは、以下の3つです。
- このこのごはん
- カナガン
- ナチュロル
これら3つ以外にも、子犬向けのおすすめフードはあります。
詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
子犬用ドッグフードおすすめランキング15選|口コミ評判のいい無添加の餌は?
このこのごはん
このこのごはんは、小型犬向けに開発されたフード。
総合栄養食基準を満たしています。
「毛並み・におい・目元」などの犬のよくある悩みを素材でサポートしてくれるフードです。
粒の大きさが約7~8mm程度なので、子犬でも食べやすいのが魅力。
危険な添加物は使用されていないので、安心して与えられます。
主原料は鶏肉で、成長期段階の犬が必要とするタンパク質量も満たしているので、健康に育っていけますよ。
価格(税別) / 容量 | ¥3,500 / 1kg |
---|---|
100gあたりの価格(税別) | ¥350 |
初回・定期購入割引 | 最大15%引き |
原産国 | 日本 |
メイン食材 | 九州産鶏ささみ肉 |
グレイン | 大麦、玄米 |
カロリー | 342kcal / 100g |
対応年齢 | 全年齢対応 |
無添加 | ◎ |
ヒューマングレード | ◎ |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
このこのごはんの口コミ評判|ドッグフードをお試しして食いつきや涙やけをチェック
カナガン
カナガンは、チキンをたっぷり使用して作られたフード。
獣医師の97%が推奨したフードなので、安全面・栄養面でも信頼度が高いです。
全犬種・全年齢対応なので、成犬やシニア犬になっても与え続けてOK。
主原料はチキンで、高タンパク(成分値29%以上)設計です。
チキンは良質で、ヒューマングレードの食品工場で加工されたフードを使用しています。
直径約1mmの粒は真中に穴が開いているので、子犬でも食べやすいのが特徴です。
価格(税別) / 容量 | ¥3,960 / 2kg |
---|---|
100gあたりの価格(税別) | ¥198 |
初回・定期購入割引 | 最大20%引き |
原産国 | イギリス |
メイン食材 | 骨抜きチキン生肉・乾燥チキン |
グレイン | ー |
カロリー | 361kcal / 100g |
対応年齢 | 全年齢対応 |
無添加 | ◎ |
ヒューマングレード | ◎ |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
カナガンドッグフードの口コミ|悪評・量やカロリーなど購入前に知りたい全知識
ナチュロル
ナチュロルは、全犬種・全年齢対応のフード。
プレミアムドッグフードですが、評価が高いため売り切れ状態になることもあります。
原材料はすべてヒューマングレードで、高品質。
毛並みや皮膚の健康維持に役立つオメガ3脂肪酸を含む魚が使用されているのも魅力の一つ。
全年齢対応なので、子犬~シニア犬まで全成長段階で与えられますよ。
価格(税別) / 容量 | ¥3,000 / 850g |
---|---|
100gあたりの価格(税別) | ¥352 |
初回・定期購入割引 | 最大30%引き |
原産国 | 日本国産 |
メイン食材 | 新鮮生肉(牛・鶏・馬・魚) |
グレイン | ー |
カロリー | 400kcal / 100g |
対応年齢 | 全年齢対応 |
無添加 | ◎ |
ヒューマングレード | ◎ |
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ナチュロルドッグフードの評価は悪い?評判・口コミ・成分から真偽を検証
子犬にドッグフードを与える際の注意点
ドッグフードを初めて与える方は、以下の内容を把握しておきましょう。
子犬にドッグフードを与える際の注意点は、以下の通りです。
- ドライフードは開封後1か月以内に食べきろう
- フードを切り替える際は徐々に切り替えよう
- 日光の当たらず温度の低い場所で保存しよう
- 子犬に成犬用やシニア犬用のフードは与えないようにしよう
ドライフードは開封後1か月以内に食べきろう
ドライフードは、開封後1か月以内に食べきるようにしましょう。
フードには賞味期限が記載されていますが、あの日付は「未開封の状態での期限」。
開封後は酸化が進行するので、早めに食べる必要があります。
ドライフードの場合は、1か月以内に食べきることが推奨されています。
環境省のペットフードガイドラインにも、「使用期限の目安:開封後約1か月」と記載されていますよ。
ドッグフードの賞味期限って何日?開封後は?冷蔵保管で大丈夫?
フードを切り替える際は徐々に切り替えよう
フードを切り替える際は、徐々に切り替えましょう。
突然、フードをまるっきり変えると、消化器症状を起こす可能性があります。
1~2週間程度かけて、徐々に切り替えるのが良いです。
新しいドッグフードへの切り替え方法!急に変えるのがダメな理由
日光の当たらず温度の低い場所で保存しよう
ドライフードは、冷蔵庫で保管するのはNG。
冷蔵庫からフードを取り出した際に、温度差でフードの表面が結露する可能性があるからです。
結露すると、カビが発生する恐れがあります。
ドライフードを保管する際は、以下の条件を満たす場所に保管してください。
- 直射日光が当たらない場所
- 温度・湿度が低い場所
子犬に成犬用やシニア犬用のフードは与えないようにしよう
成長段階に合ったフードを与えてください。
子犬には「パピー用」や「子犬用」、「オールステージ」と記載されているフードを与えましょう。
成長段階ごとに、必要な栄養が違います。
対象の成長段階の異なるフードは与えるべきでは、ありません。
まとめ
この記事では、「離乳食はいつまで与えるべきか」や「ドッグフードの与え方・タイミング」について解説しました。
以下がまとめです。
- 離乳食は生後50~60日頃まで与えてよい
- 離乳食の後は、子犬向けドライフードを与えよう
- 子犬用と記載されているフードを与えよう
- 成犬用やシニア犬用では、子犬が必要とする栄養をバランスよく摂取できない
- 総合栄養食基準を満たしたフードであれば、栄養管理が楽
- ドライフードをはじめて与える際はふやかして与えよう
- フードを切り替える際は徐々に変えるようにしよう
- 給餌量はパッケージの裏面に記載されている表を参考に与えよう
いかがでしたか?
子犬向けフードもたくさんあるので、愛犬の食いつきやアレルギーとなる食べ物に合わせて変えましょう。
開封後は長持ちしないので、1か月以内に与えきれる量を買うようにして下さい。
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