「うちの子が17歳の高齢犬だけど、長生き?」
「もっと長生きしてもらうために気をつけることは?」
といったように、17歳になるワンちゃんを飼っている場合は、愛犬のケアについて気になりますよね。
結論からお伝えすると、小型犬の平均寿命が15歳ぐらいとされています。
また、大型犬になると平均寿命は8〜10歳ぐらいです。
そのため、17歳のワンちゃんは長生きしています。
この記事では、犬の年齢について以下の内容でご紹介します。
- 犬の17才は長生き?犬の平均寿命
- 犬の17才は長生き?人間の年齢に換算した場合の年齢
- 犬に17歳まで長生きしてもらうために気をつけたいこと
- 犬にストレスを与える原因となり得ること
- 犬の年齢に関するよくある質問Q&A
犬の平均寿命や長生きしてもらうために飼い主さんが気をつけたいことなどについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
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目次
犬の17才は長生き?犬の平均寿命
犬の平均寿命や長生きする犬について以下の内容でご紹介します。
- 犬の17歳は平均寿命よりも長い
- 犬の年齢のギネス記録
- 長生きする犬ランキング
- 長生きする犬の特徴
犬の17歳は平均寿命よりも長い
犬の平均寿命は種類や大きさによりますが、多くの場合、10〜15年程度とされています。
したがって、17歳の犬は、平均寿命を超えています。
犬が健康的な生活を送り、十分なケアを受けてきたことを示しています。
だからと言って、17歳を迎えた全ての犬が一定の健康状態であるとは限りません。
犬の高齢化は、老化に伴う様々な健康問題とともにやってきます。
それに対処するためには、定期的な健康チェックと適切なケアが必要です。
犬の年齢のギネス記録
犬の寿命のギネス記録を保持しているのは、ポルトガルに住む「ボビ」くんです。
犬種はラフェイロ・ド・アレンティジョとなります。
2023年5月11日に31歳の誕生日を迎えています。
長生きする犬ランキング
一般的に、体が小さい犬ほど寿命が長い傾向にあります。
チワワやダックスフント、シーズーなどは、平均寿命が15年以上とされており、適切なケアがあれば20年以上生きることもあります。
一方で、大型犬種の平均寿命はより短いです。
例えば、セントバーナードやニューファンドランド犬は8~10年程度とされています。
ただし、あくまで平均的な話であり、適切なケアにより大型犬でも長生きすることがあります。
長生きする犬の特徴
長生きする犬には、いくつかの共通する特徴があります。
適度な運動、健康的な食事、定期的な健康チェック、そして何よりも愛情深いケアが大切です。
これらが維持されることにより、犬は平均寿命を超えて生きる可能性が高まります。
また、遺伝的な要素も大きく関わります。
健康的な親犬から生まれた子犬は、健康的な遺伝子を受け継ぐことが多く、長寿につながることがあります。
そのため、ペットを迎える際には、信頼できるブリーダーや保護団体から迎えることが大切です。
犬の17才は長生き?人間換算した場合の年齢
犬の年齢を人間換算すると、どの程度の年齢に達しているのかを理解するのに役立ちます。
通常、犬の1年は人間の7年に相当すると言われていますが、あくまで一般的な目安です。
犬種や犬の大きさによっても異なります。
実際にはもっと複雑な計算が必要で、特に犬の初めの数年は人間の年齢で考えると非常に成長が早いと言えます。
それでは、17歳の犬が人間の年齢に換算すると何歳になるのでしょうか。
犬の年齢を人間の年齢に換算する方法はいくつかありますが、以下の表は一般的な換算方法を示しています。
犬の年齢 | 小型犬・中型犬(人間の年齢) | 大型犬(人間の年齢) |
---|---|---|
1歳 | 15歳 | 14歳 |
2歳 | 24歳 | 22歳 |
3歳 | 28歳 | 29歳 |
4歳 | 32歳 | 34歳 |
5歳 | 36歳 | 40歳 |
6歳 | 40歳 | 45歳 |
7歳 | 44歳 | 50歳 |
8歳 | 48歳 | 55歳 |
9歳 | 52歳 | 61歳 |
10歳 | 56歳 | 66歳 |
11歳 | 60歳 | 72歳 |
12歳 | 64歳 | 77歳 |
13歳 | 68歳 | 82歳 |
14歳 | 72歳 | 88歳 |
15歳 | 76歳 | 93歳 |
16歳 | 80歳 | 120歳以上 |
17歳 | 84歳 | 120歳以上 |
注意が必要なのは、この換算は大まかなものであることです。
実際の健康状態や体調は個々の犬によるため、必ずしもすべての犬に当てはまるわけではありません。
小型犬・中型犬の場合
小型犬と中型犬の場合、1年が人間の年齢でどれくらいに相当するかはやや異なります。
一般的に、小型犬と中型犬の最初の2年は、人間の年齢で約24歳に相当します。
その後は、1年の犬の年齢が人間の4年分に相当すると考えられます。
つまり、17歳の小型犬または中型犬は、人間換算でおおよそ80歳となります。
大型犬の場合
一方、大型犬は生涯が短い傾向にあり、また成長も早いため、人間の年齢への換算率も異なります。
大型犬の最初の2年は、人間の年齢で約24歳に相当します。
その後は、1年の犬の年齢が人間の6〜7年分に相当すると考えられます。
したがって、17歳の大型犬は、人間換算でおおよそ100歳以上となります。
しかし、これらはあくまで一般的な目安であり、個々の犬の健康状態や遺伝的要素によっても異なります。
それぞれの犬が自分自身のペースで成長し、年齢を重ねていくことを尊重することが大切です。
犬に17歳まで長生きしてもらうために気をつけたいこと
犬に17歳まで長生きしてもらうために気をつけたいことをご紹介します。
- 適度な運動をさせる
- 愛犬に与えるフードに気をつける
- 犬が過ごしやすい気温にする
- 肥満にならないように気をつける
- 定期検診を受ける
- 去勢・避妊手術をする
- 口腔ケアをする
- 犬にストレスを与えないようにする
適度な運動をさせる
犬の健康と活力を維持するには適度な運動が不可欠です。
運動は犬の体重を管理し、筋肉を強くし、心臓を健康に保つために重要です。
さらに、運動は犬の精神的な健康にも寄与します。
退屈やストレスを減らし、行動問題を予防するための重要な手段です。
適度な運動の量や種類は、犬種、年齢、健康状態によりますので、愛犬のニーズに合った運動プランを作成することが重要です。
愛犬に与えるフードに気をつける
食事は犬の健康と長寿に大いに影響します。
良質な犬用フードは、犬が必要とする栄養素をバランス良く提供します。
一方で、不適切な食事は犬の健康を害する可能性があります。
安全で栄養価の高い食事を選ぶこと、そして食事の量や頻度を適切に管理することが必要です。
必要に応じて獣医師に相談し、愛犬に最適な食事プランを作成することがおすすめです。
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犬が過ごしやすい気温にする
犬は人間と同じように適切な温度環境で過ごすことが必要です。
寒すぎると体温調整が難しくなり、また、暑すぎると熱中症を引き起こす危険性があります。
特に、鼻が短い犬種や肥満の犬は熱に敏感なため注意が必要です。
適切な気温を保つためには、季節に応じた室温の管理や、適切な水分補給を心掛けることが重要です。
肥満にならないように気をつける
肥満は犬の健康に様々な問題を引き起こす可能性があります。
心臓疾患、糖尿病、関節疾患など、様々な病気のリスクを増大させるとされています。
さらに、肥満は犬の寿命を縮める可能性があります。
適切な体重を維持するためには、健康的な食事と適度な運動が必要です。
また、定期的な体重チェックと、必要に応じて獣医師との相談が重要です。
定期検診を受ける
愛犬の健康を維持し、長寿を促すためには、定期的な獣医師による健康チェックが非常に重要です。
早期発見と早期治療は、多くの病気を管理し、犬の生活の質を高めるうえで必要とされています。
定期検診では、予防接種の更新、体重の管理、歯の健康状態の確認などが行われます。
犬が健康的な生活を送るためにも定期検診を受けさせることを推奨します。
去勢・避妊手術をする
犬の長寿に対して肯定的な効果をもたらす一つの手段として、去勢または避妊手術があります。
繁殖に関連した一部の健康問題を減らし、行動問題を抑制する可能性があります。
ただし、手術のタイミングや適切性は個々の犬によりますので、獣医師と詳しく相談することが必要です。
口腔ケアをする
犬の口腔ケアは、しばしば見落とされがちですが、全身の健康に影響する場合があります。
歯周病は心臓病、腎臓病、肝臓病などの健康問題につながる可能性があります。
定期的な歯磨きと、必要に応じた歯のクリーニングは、愛犬の口腔健康を維持するうえで重要です。
犬にストレスを与えないようにする
犬がストレスフリーな生活を送ることは、健康と幸福にとって不可欠です。
ストレスは免疫機能を低下させ、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
また、精神的に不安定な状態は行動問題を引き起こす可能性もあります。
愛犬にストレスを与えないためには、安全で快適な生活環境を提供し、定期的な運動と良好な栄養を確保し、愛情深く接することが重要です。
犬にストレスを与える原因となり得ること
犬にストレスを与える原因となり得ることについてご紹介します。
- 孤独・ストレス・不安が生じる環境
- 1日10時間以上の睡眠を取れていない
- 食事と排泄場所が区別されていない
- 犬の定位置がない
- 頻繁な引っ越し
孤独・ストレス・不安が生じる環境
犬は社交的な動物であり、一人で長時間過ごすことはストレスを引き起こす可能性があります。
また、予測不能な環境や、怖がるものがに存在する環境も、犬のストレスや不安を増大させます。
愛犬が快適に過ごせる安心できる環境を作ることが重要です。
1日10時間以上の睡眠を取れていない
十分な睡眠は犬の健康と幸福にとって非常に重要です。
睡眠不足は犬のストレスレベルを高め、免疫機能を低下させる可能性があります。
愛犬が十分に休息を取ることができる静かで快適な睡眠環境を提供することが必要です。
食事と排泄場所が区別されていない
食事と排泄場所が近すぎると、犬は不安や混乱を感じる可能性があります。
衛生的な問題も引き起こす可能性があります。
食事と排泄場所は明確に分けて、それぞれが犬にとって快適な場所であることを確認することが重要です。
犬の定位置がない
犬は自分の領域を持つことが安心感につながります。
犬が自分の「場所」や「ベッド」を持つことは、安全感を感じさせ、ストレスを軽減するのに役立ちます。
愛犬には自分だけの場所が確保され、邪魔されないようにすることが重要です。
頻繁な引っ越し
頻繁な引っ越しは犬にとって大きなストレス源となる可能性があります。
新しい環境への適応は、多くの犬にとって難しいものです。
引っ越しが必要な場合は、犬が新しい環境になるべくスムーズに適応できるよう、適切なサポートを提供することが必要です。
犬の年齢に関するよくある質問Q&A
犬の年齢に関するよくある質問についてご紹介します。
- 室内飼いと室外で飼うのではどっちが長生きする?
- ダックスが犬の年齢で17歳の場合は人間でいう何歳?
- 犬のハイシニアは何歳から?
室内飼いと室外で飼うのではどっちが長生きする?
犬の寿命にはさまざまな要素が影響を与えますが、一般的には、室内で飼う犬の方がより長生きする傾向にあります。
室内で飼われる犬が天候や外部の危険要素から守られ、また常に観察され、問題が早期に発見される可能性が高いためです。
ただし、これは一概に室内飼いがベストであるというわけではなく、個々の犬の性格、種類、健康状態などによります。
ダックスが犬の年齢で17歳の場合は人間でいう何歳?
ダックスフンドは小型犬に分類されますので、その寿命は一般的に中型犬や大型犬よりも長いです。
17歳のダックスフンドを人間の年齢に換算すると、おおよそ84歳前後に相当します。
ただし、これは一般的な換算方法によるもので、実際の健康状態や体調は個々の犬によるため、必ずしも全ての犬に当てはまるわけではありません。
犬のハイシニアは何歳から?
犬の高齢期または「ハイシニア」は、犬の種類や大きさによって異なります。
小型犬の場合、約9歳から11歳頃がハイシニアとされることが多いです。
中型犬では約8歳から10歳、大型犬では約6歳から9歳が一般的にハイシニアとされます。
これらの年齢になると、犬は加齢による体の変化が見られ始め、特別なケアや注意が必要になることが多いです。
まとめ
犬が17歳まで生きることは、種類や大きさによりますが、一般的には平均寿命よりも長生きとされます。
人間の年齢に換算すると、小型・中型犬では約84歳、大型犬では約100歳に相当します。
犬が長生きするためには適度な運動、適切なフード、肥満予防、適切な室温の維持などが重要です。
さらに、定期的な健康診断、適切な口腔ケア、去勢・避妊手術、ストレスの軽減も大切です。
ストレス源としては、孤独、不安、恐怖を感じる環境、十分な睡眠がとれない、食事と排泄場所が分けられていない、定位置がない、頻繁な引っ越しなどが挙げられます。
これらを適切に管理することで、犬はより健康的で長い生活を送ることができるでしょう。
なお、当サイト(いぬの読みもの)では、他にも犬のコラム記事があります。
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