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老犬(シニア犬)のトイレの回数は1日どれぐらい?回数の増減で考えられる原因

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

老犬(シニア犬)のトイレの回数は1日どれぐらい?回数の増減で考えられる原因

「最近、うちの子のトイレの回数が増えている・減っているような気がする。」
「老犬の平均的なトイレの回数は、1日どれぐらい?」

といったように、飼っている老犬のトイレの回数が気になっていませんか?

結論から先にお伝えすると、老犬の一般的な1日のトイレの回数は5〜6回です。

1日5〜6回よりも多い・少ない場合は、何かしらの原因がある可能性があります。

今回は老犬のトイレの回数について以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 犬の平均的なトイレの回数
  • 老犬のトイレの回数が増えることで考えられる原因
  • 老犬のトイレの回数が減ることで考えられる原因
  • 老犬のトイレで気をつけたいこと・注意点

この記事を読むことで、犬の平均的なトイレの回数や、回数の増減で考えられる原因などについて知ることができます。

飼っている老犬のトイレの回数が気になる飼い主さんは、参考にしてくださいね。

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犬の平均的なトイレの回数

トイレをする犬

犬の1日のトイレの回数は、年齢・ライフステージにより異なります。

犬の平均的なトイレの回数を以下のライフステージに分けてご紹介します。

  • 子犬
  • 成犬
  • 老犬

それぞれについて見ていきましょう。

子犬は1日6〜10回

一般的な子犬の1日のトイレの回数は6〜10回となります。

子犬は成長期であり、尿を溜めておく膀胱が未発達です。

膀胱が成長途中のため、溜められる尿の量も少なくトイレの回数が多くなります。

なお、子犬でも成長するにつれて膀胱も発達し、尿を溜められる容量が大きくなります。

そのため、生後半年を目安にだんだんとトイレの回数も減っていくものです。

成犬は1日3〜4回

成犬の1日のトイレの回数は3〜4回が一般的です。

成犬になり膀胱の成熟することにより、尿をより多く溜められるようになります。

そのため、子犬時期に比べトイレの回数は減ります。

また、トイレをするタイミングも定まってくるとされています。

老犬は1日5〜6回

老犬の1日のトイレの回数は5〜6回が一般的です。

成犬時に比べ、トイレの回数が増えるのは泌尿器官の機能低下によるものとされています。

泌尿器官の低下により尿をたくさん溜められなくなることでトイレの回数が増えます。

また、トイレに間に合わずに粗相をしてしまうことも多くなるでしょう。

比較的トイレの問題が増える犬のライフステージとなります。

老犬(シニア犬)のトイレの回数が増えることで考えられる原因

伏せている老犬

愛犬のトイレの回数が急に増えると心配になる飼い主さんもいるでしょう。

平均的なトイレの回数よりも多い場合は、何か原因がある可能性があります。

老犬のトイレの回数が増えることで考えられる原因についていくつかご紹介します。

老犬のトイレの回数が増えることで考えられる原因
  • 筋力の衰えによるもの
  • 腎機能低下によるもの
  • 病気によるもの
  • ご飯の影響によるもの
  • オスの場合はマーキング

それぞれについて見ていきたいと思います。

筋力の衰えによるもの

老犬のトイレの回数が増えることで考えられる原因として、筋力の衰えがあります。

犬が高齢になることで、足腰の筋力や、膀胱などの筋力が低下するのが一般的です。

犬が高齢になり尿を溜めておく膀胱の筋力が低下することで、収縮しにくくなるとされています。

膀胱が膨らみにくくなり、尿を溜めておくのが難しくなることがトイレの回数が増える原因の1つです。

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腎機能低下によるもの

老犬になると腎機能が低下することがトイレの回数を増やす原因の1つです。

腎機能が低下すると、尿を凝縮することが難しくなり尿の量が増えるとされています。

尿の量が増えることでトイレの回数が増えることにつながります。

病気によるもの

老犬のトイレの回数が増える原因には、病気によるものもあります。

トイレの回数が増えることにつながる病気は以下のようなものがあります。

  • 尿石症
  • 膀胱炎
  • 腎不全
  • 糖尿病
  • 前立腺肥大

犬の病気によりトイレの回数が増えている可能性もあります。

愛犬のおしっこの回数が増えてきた場合は動物病院に相談することもご検討ください。

ご飯の影響によるもの

老犬のトイレの回数が増えた場合、与えているご飯が影響している可能性もあります。

今までカリカリのドライフードを与えていて水分量の多いウェットフードに切り替えた場合などです。

ウェットフードを与えた場合は、食事から摂取する水分量も多くなります。

そのため、おしっこの回数が多くなることにつながります。

トイレの回数が増えたタイミングでドッグフードの切り替えをしていないか確認しましょう。

オスの場合はマーキング

飼っているワンちゃんがオスの場合は、マーキングによりトイレの回数が増えている場合もあります。

犬は自分のテリトリーで他の犬の臭いを感じると、マーキングをする習性がある動物です。

マーキングのためにおしっこをしているので、平均的なトイレの回数よりも多くなるでしょう。

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老犬(シニア犬)のトイレの回数が減ることで考えられる原因

寝ているプードル

愛犬のトイレの回数が減ったことで心配される飼い主さんもいるでしょう。

トイレの回数が少ないワンちゃんの場合、何かしらの原因があるかもしれません。

老犬のトイレの回数が減ることで考えられる原因をいくつかご紹介します。

老犬のトイレの回数が減ることで考えられる原因
  • 水を飲む量が少ないため
  • トイレが汚れているため
  • 病気によるもの

それぞれについて見ていきましょう。

水を飲む量が少ないため

愛犬のトイレの回数が少ない場合、水を飲む量が少ないという可能性があります。

暑い季節は水を飲む量が多くても、寒い季節になると量は減ることが多いです。

愛犬が水分を摂取する量が少ないため、トイレの回数も少なくなります。

寒い季節の場合は、与える水を少し温めるなどの工夫が良いでしょう。

また、愛犬があまり水を飲みたがらない場合は、食事から水分補給させる方法もあります。

例えば、ドライフードをふやかして与えたり、水分量の多いウェットフードを与えるなどです。

トイレが汚れているため

愛犬のトイレの回数が少ない場合、トイレが汚れていることが原因の場合もあります。

一般的にワンちゃんはきれい好きな動物です。

愛犬のトイレスペースが汚れていたり、トイレシートが交換されていない場合はトイレの回数が減る原因になる場合があります。

トイレが汚れていることにより、排泄を我慢するワンちゃんもいるからです。

トイレシートはこまめに取り替えるなどトイレスペースは清潔に保つように心がけましょう。

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病気によるもの

トイレの回数が増える場合と同じように、トイレの回数が減る場合も病気が原因になっている可能性があります。

ワンちゃんが排泄姿勢をとっても排泄物が出ない場合や出にくい場合は、膀胱や尿道などにトラブルがあるかもしれません。

トイレの回数が減る場合の原因として考えられる病気は以下のようなものがあります。

  • 尿道結石
  • 腎不全
  • 前立腺肥大症
  • 椎間板ヘルニア

病気が原因の可能性もあるため、愛犬のトイレの回数が減った場合は、動物病院に相談することもご検討ください。

老犬のトイレで気をつけたいこと・注意点

トイレシートの上に乗るチワワ

老犬のトイレで気をつけたいこと・注意点についてご紹介します。

老犬のトイレで気をつけたいこと・注意点
  • 飲んでいる水の量
  • トイレをキレイにする
  • 老犬の粗相

それぞれについて見ていきたいと思います。

飲んでいる水の量

老犬のトイレの回数が多い・少ない場合、飲んでいる水の量が問題である可能性があります。

犬に与える水の量に明確な基準はありませんが、体重1kgにつき50mlが1日に必要な量の目安です。

あくまで目安となりますため、個体差や季節により違いはあります。

飲んでいる水の量が多かったり少なかったりする場合もあります。

トイレの回数に増減があった場合は、愛犬に与える水の量を測るのも大切です。

犬に与える水は何がいい?与えてもいい水や1日の量の目安などを紹介

トイレをキレイにする

愛犬のトイレが清潔に保たれているかにも気をつけるようにしましょう。

犬は基本的にきれい好きな動物とされています。

自分のトイレが汚れている場合、排泄を我慢するワンちゃんもいるでしょう。

排泄を我慢することは、病気の原因にもつながります。

犬に排泄を我慢させないためにも、愛犬のトイレは清潔に保つことを推奨します。

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老犬の粗相

老犬は筋力低下や視力の低下などが原因でトイレの問題が起きやすいとされています。

トイレの場所まで我慢できなかったり、トイレの場所が把握できなかったりして粗相をしてしまうことがあります。

愛犬がトイレを失敗する場合はしつけをやり直すこともご検討ください。

また、散歩時にトイレをするワンちゃんの場合は、室内でできるようにトレーニングすることを推奨します。

老犬になりトイレの回数が増えることや体調の問題で外出できない可能性があるからです。

なお、犬のトイレのしつけのコツなどについて知りたい人は、以下の記事もご覧ください。

犬のトイレのしつけが失敗する原因としつける5つのコツを紹介!

まとめ

茶色いダックスフンド

いかがでしたか?

この記事では、老犬のトイレの回数についての内容でご紹介しました。

以下がこの記事のまとめです。

まとめ
  • 老犬の平均的なトイレの回数は1日5〜6回
  • 子犬の平均的なトイレの回数は1日6〜10回
  • 成犬の平均的なトイレの回数は1日3〜4回
  • 老犬のトイレの回数が増えることで考えられる原因は病気によるもの
  • 腎機能低下によるもの
  • 筋力の衰えによるもの
  • ご飯の影響によるもの
  • オスの場合はマーキングでトイレの回数が増えている場合もある
  • 老犬のトイレの回数が減ることで考えられる原因は飲む水分量が少ない
  • トイレが汚れているため
  • 病気によるもの
  • 老犬のトイレで気をつけることや注意点は飲んでいる水の量
  • トイレをキレイにすること
  • 老犬の粗相

犬が高齢になることで筋力や体の機能が衰えることにより、トイレの回数に変化が出てくる場合があります。

老犬の平均的なトイレの回数は1日5〜6回です。

トイレの回数が多かったり少なかったりする場合は、犬の病気が原因である可能性もあります。

トイレの回数に変化があった場合は動物病院で受診させることもご検討ください。

なお、当サイトでは他にもさまざまな老犬コラム記事があります。

気になる人は以下の記事もご覧ください。

老犬のトイレがはみ出す原因は?対策や注意点なども紹介!

老犬介護に疲れてうつになりそうなあなたへ!8つの解決策

老犬の介護グッズおすすめ10選!介護ハーネスやクッションなど

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2008年、まだ、動物の介護に対する認知、理解がほとんどなかった当時、必要性を感じて老犬介護を学び、資格取得後に地元、堺市で犬の訪問介護からスタート。

以降、現在に至るまで約15年間、ワンちゃん、猫ちゃんの加齢に伴う相談3,000件以上
実際、訪問/預かり/トリミングでお世話をしたワンちゃん、猫ちゃん延べ1,500頭以上

介護に関するオーナーさんご支援から、シニアペットを扱うプロ人材の育成まで、一貫してシニア、高齢動物の専門家として活動して来ました。

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ペットケアステーション大阪 代表

杉原 真理(すぎはら まり)

プロフィール

 人間の介護業界で介護の基本を学ぶと共に、愛犬(当時、9歳のシェパード)の将来への不安をキッカケに老犬(動物)介護の世界に入る。その後、動物看護師、トリミングの資格を追加、シニア・高齢ペットを特徴としたサービス(訪問、預かり、トリミング)に従事。
以来、現場での経験、実績を活かしたオーナーさん支援やプロ人材育成など、動物と人を繋ぐ活動に積極的にたずさわっています。

主な資格

【ペット関係資格】ペットケア専門士/認定動物看護士
【人間の介護関係資格】介護支援専門員/介護福祉士

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