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老犬が立てない場合は寿命が近い?寿命が近い犬に見られる特徴

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

老犬が立てない場合は寿命が近い?寿命が近い犬に見られる特徴

「老犬が立てなくなると寿命が近い?」
「寿命が近くなった犬に見られる特徴は?」

といったように、飼っている老犬が立てない、なかなか立ち上がらないなどで心配されていませんか?

この記事では、老犬が立てない場合の寿命や、寿命が近い犬に見られる特徴などについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 老犬が立てない場合の寿命
  • 寿命が近い老犬の特徴
  • 老犬が急に立てなくなる場合に考えられる原因
  • 老犬が立てないようにならないための対策
  • 老犬が立てない場合の寿命についてよくある質問

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老犬が立てない場合の寿命

寝ている老犬

老犬が立ち上がることができない場合、それは多くの異なる健康問題の兆候である可能性があります。

これには関節疾患、脊髄の問題、神経系の疾患、筋肉の弱さ、疲労や痛みなどが含まれます。

しかし、この状況が具体的にどの程度犬の寿命に影響を与えるかを直接的に知ることは困難です。

原因となる状況や病状、犬の全体的な健康状態、適切な治療が行われるかどうかなどによります。

犬が立ち上がることができないと気づいた場合は、獣医師に相談することを推奨します。

犬の平均寿命は13〜14歳

愛犬が家族の一員として共に過ごす平均的な年数は、一般的に13〜14年とされています。

しかし、その寿命は犬種、体格、遺伝、生活環境など様々な要素に影響を受けます。

犬の平均寿命について以下に分けて見ていきましょう。

  • 大型犬
  • 中型犬
  • 小型犬

大型犬の平均寿命は6〜8歳

大型犬はその大きな体格からくる様々な健康問題により、一般的にはその寿命が短くなる傾向にあります。

その平均寿命は約6〜8年とされており、骨格や心臓に問題を抱えることが多いとされているのが特徴です。

大型犬は以下のような犬種となります。

  • ジャーマン・シェパード
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー

中型犬の平均寿命は10〜13歳

中型犬はそのバランスの良い体格から、一般的には比較的長生きする傾向にあります。

平均寿命は約10〜13年とされています。

中型犬は以下のような犬種です。

  • ボーダー・コリー
  • オーストラリアン・シェパード
  • ボクサー

小型犬の平均寿命は12〜15歳

小型犬は体格が小さいため、身体への負担が比較的少なく、長生きする傾向にあります。

平均寿命は約12〜15年とされており、適切なケアを行うことで、さらにその寿命を延ばすことが可能とされています。

小型犬は以下のような犬種です。

  • チワワ
  • ポメラニアン
  • ダックスフンド

これらの情報からも分かるように、犬の寿命は多くの要素に影響を受けます。

犬が立つことができない状況は、さまざまな原因により発生する可能性があります。

老化によるものなのか、病気によるものなのか、または、それ以外の理由によるものなのかは、専門家の診断を受けることが最善の策です。

寿命が近い老犬の特徴

寝ている老犬

寿命が近い老犬に見られる特徴の例をいくつかご紹介します。

  • 食欲が減る
  • 睡眠時間が増える
  • 呼吸が乱れる
  • 発作が起きる
  • 体温が下がる
  • 下痢や嘔吐が起こる
  • 反応が鈍くなる

食欲が減る

老犬の食欲が減る理由はさまざまで、歯の問題、消化器系の問題、または単に高齢による体力の衰えが原因となることもあります。

これらはいずれも適切な治療とケアにより改善可能とされています。

しかし、何度かの治療とケアの試みにも関わらず食欲が持続的に低下する場合、寿命が近づいている可能性があります。

老犬(シニア犬)がご飯食べないときは余命が近い?ご飯を食べない原因や対処法などをご紹介

睡眠時間が増える

老化に伴い、犬はより多くの時間を睡眠に費やすようになります。

体力が衰えてきているためであり、自体は自然な現象です。

しかし、通常の活動に対する関心が著しく低下し、ほとんどまたは全ての時間を睡眠に費やすようになった場合、寿命が近づいている可能性があります。

呼吸が乱れる

呼吸が急に速くなったり、逆に非常に遅くなったり、または不規則になったりする場合です。

身体のどこかに問題が生じている可能性があります。

呼吸が乱れる場合、寿命が近づいている可能性があるとされています。

発作が起きる

高齢の犬が突然発作を起こす場合、健康問題を示す可能性があります。

発作は、脳や神経系に問題が生じている可能性を示すとされています。

もしも発作が頻繁に起こるようであれば、寿命が近づいていることを示すサインかもしれません。

体温が下がる

体温の低下は、身体の基本的な機能が正常に動作しなくなってきていることを示す場合があります。

特に、体温が著しく低下し、持続的に低い状態が続く場合は、専門家の意見を求めることを強くおすすめします。

下痢や嘔吐が起こる

消化器系の問題を示す可能性がありますが、持続的であったり、急激に悪化したりする場合は、身体の他の部分にも問題が発生している可能性を示します。

状態が続くと、老犬は必要な栄養素を適切に摂取できなくなり、体調がさらに悪化する可能性があります。

反応が鈍くなる

老犬の反応が鈍くなる場合、寿命が近づいている兆候である可能性があります。

犬が呼び掛けに反応しなくなったり、環境の変化に気づかなかったり、普段喜んで行っていた行動をしなくなったりする場合などです。

身体的、または精神的な問題を示している可能性があります。

老犬が急に立てなくなる場合に考えられる原因

シニア犬

老犬が急に立てなくなる場合に考えられる原因についてご紹介します。

  • 高齢化に伴う筋力の低下
  • 物理的な怪我によるもの
  • 神経系統の疾患に起因する問題

高齢化に伴う筋力の低下

犬が年を重ねるにつれ、筋肉量は自然に減少し、筋力も低下します。

立つため、歩くため、あるいは跳ぶために必要な力が徐々に失われることを意味します。

筋力が落ちると、立つことが困難になるだけでなく、バランスを保つことも難しくなり、結果的に立つことができなくなることもあります。

物理的な怪我によるもの

犬が突然立てなくなる別の一般的な原因は、物理的な怪我によるものです。

骨折や関節の問題、筋肉の損傷など、立つために必要な身体の部分が傷ついた場合、犬は痛みを避けるために立つのをためらうか、全く立てなくなる可能性があります。

これらの問題は、事故や過度の運動により発生することがあります。

神経系統の疾患に起因する問題

脊髄の問題、神経疾患、脳の病気などがこれに該当します。

犬が四肢を適切に制御する能力を失わせ、立つことを困難にすることがあります。

神経系の疾患はしばしば獣医師による詳しい検査を必要とします。

これらの原因が疑われる場合、適切な治療法を提案するために、専門的な意見を求めることを強くおすすめします。

立つことができない状態は、愛犬にとって非常にストレスのかかるものであり、生活の質を大きく低下させる可能性があります。

老犬が立てないようにならないための対策

老犬が立てないようにならないための対策についてご紹介します。

  • お散歩に連れて行く
  • 立つ・座る・横になるのポーズをさせる
  • 水泳をさせる
  • ストレッチ
  • マッサージ

お散歩に連れて行く

高齢の犬にとって、定期的な散歩は筋力を維持し、関節を柔軟に保つために非常に重要です。

お散歩は心臓と筋肉にとって良いエクササイズであり、体調を保つためには必要な活動です。

ただし、年齢を重ねた犬にとっては無理な運動は逆効果になることもあるので、犬の体調とパフォーマンスを見ながら、適度な運動量を確保することが大切です。

立つ・座る・横になるのポーズをさせる

立つ、座る、横になるという基本的なポーズは、老犬が筋力を維持するのに役立つエクササイズです。

これらの動作は、全身の筋肉を使うので、特定の部位だけでなく全体の筋力維持に寄与します。

ただし、無理をさせず、犬の体調に合わせて行いましょう。

水泳をさせる

水泳は全身運動であり、特に関節に負担をかけずに全身の筋力を維持するのに効果が期待できます。

体重を支えるための水の浮力が、関節にかかるストレスを軽減し、筋肉を安全に使えるとされています。

ただし、安全に水泳をさせるためには適切な監視と設備が必要です。

ストレッチ

筋力維持だけでなく、関節の可動性を保つためにはストレッチが有効です。

老犬の筋肉は固くなりがちで、立つことを困難にする可能性があります。

定期的にストレッチを行うことで筋肉を柔軟に保つことができます。

マッサージ

筋肉の緊張を和らげ、血流を改善するためにはマッサージが有効です。

犬の筋肉や関節にマッサージを施すことで、痛みを軽減し、筋肉の柔軟性を高める効果が期待できます。

さらに、マッサージは犬との絆を深める素晴らしい方法でもあります。

以上のような対策を行うことで、愛犬が高齢になっても健康に過ごすためのサポートができます。

しかし、どんな対策を試すにせよ、犬の健康状態を確認し、適切なアドバイスを得るために定期的に獣医師と相談することが重要です。

老犬が立てない場合の寿命についてよくある質問

ダックスフンドの老犬

老犬が立てない場合の寿命についてよくある質問についてご紹介します。

老犬が立てない場合の寿命についてよくある質問
  • 老犬が寝たきりになった場合の余命は?
  • 立てない老犬が鳴くのはなぜ?
  • 老犬が亡くなる前に見せる行動は?
  • 老犬が起き上がれなくなった場合はどうしたらいい?

老犬が寝たきりになった場合の余命は?

老犬が寝たきりになった場合の寿命は、犬の健康状態によるところが大きいです。

筋力の衰え、重大な疾患、あるいは複数の健康問題が複合している場合、寿命は短くなる可能性があります。

しかし、必ずしもそうとは限らず、適切なケアと治療があれば、寝たきり状態でも一定期間は生活を続けられる場合があります。

老犬が寝たきりになった場合は、獣医師に相談することをおすすめします。

立てない老犬が鳴くのはなぜ?

立てない老犬が鳴く理由はいくつか考えられます。

最も一般的な理由は、不安や痛みを表現しているからです。

立ち上がることができない状態は、犬にとってストレスを感じる状況であり、それを表現するために鳴くことがあります。

また、何らかの痛みを感じている場合、それを人間に知らせるために鳴くこともあります。

老犬が亡くなる前に見せる行動は?

老犬が亡くなる前に見せる典型的な行動には、食欲不振、過度の眠気、体温が下がる、呼吸が不規則になるなどがあります。

これらの行動は、生命が終わりに近づいていることを示す可能性があります。

ただし、これらの症状が現れたからといって必ずしも終わりを迎えるとは限らず、適切なケアと治療により状態の改善が見られることもあります。

老犬が起き上がれなくなった場合はどうしたらいい?

老犬が起き上がれなくなった場合、まずは獣医師に相談することが最善の方法です。

獣医師は犬の健康状態を評価し、立つことができない原因を特定するでしょう。

原因に基づいて、適切な治療計画を立てられることにつながります。

また、家庭での介護方法や、老犬の生活の質を向上させるための具体的なアドバイスを提供してくれるでしょう。

以上の情報は一般的なものであり、個々の犬の状況により異なることがあります。

老犬のケアについては、専門家の助けを借りることが最善の方法です。

まとめ

老犬が立てないという状態は様々な原因から生じます。

怪我や神経系の疾患、高齢化に伴う筋力の低下などが原因として考えられます。

老犬が立てないようになった場合は、個々の犬の状況に合わせて獣医師と相談することが重要です。

なお、当サイト(いぬの読みもの)では、他にも老犬についての記事があります。

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