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老犬(シニア犬)が起き上がれない場合に考えられる原因や対処法

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

老犬が起き上がれない場合に考えられる原因や対処法

「老犬が起き上がれない場合はどうしたらいいの?」
「起き上がれなくなったのはなぜ?」

といったように、老犬が起き上がれないことでお悩みになる方もいるでしょう。

この記事では、老犬が起き上がれない場合に考えられる原因や対処法などについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 老犬が起き上がれない場合に考えられる原因
  • 老犬が起き上がれない場合の対処法
  • 起き上がれない老犬が寝たきりになった場合の対応
  • 老犬が起き上がれないようにならないための予防

老犬が起き上がれないことでお悩みの飼い主さんは、参考にしていただければ幸いです。

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老犬が起き上がれない場合に考えられる原因

床に伏せている犬

老犬が起き上がれない場合に考えられる原因についていくつかご紹介します。

  • 老化による筋力の衰え
  • 関節の病気
  • 椎間板ヘルニア

老化による筋力の衰え

老犬が起き上がれない原因として、老化による筋力の衰えが考えられます。

犬が老化することにより、体力や筋力は衰えていきます。

加齢による筋力の衰えで、自らの力により立ち上がることができなくなるのが原因の1つです。

また、犬が起き上がれずに寝たきりになることでさらに筋力が衰えることが考えられます。

関節の病気

老犬が起き上がれない原因として、関節の病気による痛みが原因として考えられます。

老化により関節の軟骨成分がすり減ることで炎症が起きる場合があるからです。

関節の病気の老犬は起き上がろうとすると痛みが出ることが起き上がれない原因につながるとされています。

関節の病気は老犬にかかりやすい病気の1つです。

椎間板ヘルニア

老犬が起き上がれない原因として、椎間板ヘルニアが考えられます。

椎間板の変形により脊髄が圧迫される病気とされています。

発症すると痛みや麻痺などさまざまな症状が起きる病気です。

痛みにより起き上がれないことにつながります。

老犬が起き上がれない場合の対処法

老犬が起き上がれない場合の対処法はいくつかあります。

老犬が起き上がれない場合の対処法
  • 動物病院で受診させる
  • 起き上がりを補助する犬用グッズを使う
  • お散歩や筋トレをさせる
  • ストレッチさせる
  • 生活環境を見直す

動物病院で受診させる

老犬が起き上がれなくなった場合は、早めに動物病院で受診させることを推奨します。

早めに動物病院で受診させることにより、原因や対応がわかり飼い主さんも安心できるでしょう。

できるだけ早めに動物病院で受診させるのが良いです。

起き上がりを補助する犬用グッズを使う

老犬が自力で起き上がれない場合、起き上がりを補助する犬用グッズを使う方法があります。

犬の起き上がりを補助するグッズは、介護ハーネスなどの犬用グッズです。

老犬が自力で起き上がれない場合は、足の筋力が衰えて寝たきりになってしまう可能性があります。

筋力を維持するためにも、起き上がりを補助する犬用グッズを使用し歩かせることを推奨します。

なお、老犬の介護グッズおすすめの商品について気になる人は、以下の記事をご覧ください。

老犬の介護グッズおすすめ10選!介護ハーネスやクッションなど

お散歩や筋トレをさせる

老犬が立ち上がれなくなると、足の筋力の低下につながります。

そのため、立ち上がりを補助してお散歩や筋トレさせるのが良いです。

筋力が低下すると、ますます立ち上がれなくなり、寝たきりに状態になることにつながります。

老犬の健康寿命を長くするためにも、お散歩に連れて行ってあげることが大切です。

なお、老犬にお散歩が必要な理由や注意点などについては、以下の記事をご覧ください。

老犬(シニア犬)の散歩が必要な理由は?散歩の注意点なども紹介!

ストレッチさせる

老犬が立ち上がれない場合、寝ている時間が長くなりがちです。

寝ている時間が長いと、筋肉や体が硬くなる場合があります。

そのため、ストレッチさせて筋肉を伸ばしてあげるのが良いです。

また、散歩前のストレッチも効果的です。

散歩前のストレッチはケガの予防につながります。

生活環境を見直す

老犬が自ら立ち上がれなくなった場合は、生活環境を見直すことが大切です。

補助して立ち上がった後に、ちゃんと歩けるように滑りにくい床材にするなどの対策が考えられます。

また、筋力が衰えることで、ご飯をたべるのが難しくなる場合があります。

食事台などを使用し、高さを出すことで食べやすくするなどの対策をご検討ください。

起き上がれない老犬が寝たきりになった場合の対応

老犬寝たきり

起き上がれない老犬が寝たきりになった場合の対応をご紹介します。

老犬が寝たきりになった場合の対応
  • 床ずれ防止グッズを使う
  • 床ずれ防止のため寝返りを打たせる
  • マッサージする
  • 老犬の食事やトイレの介護をする
  • 留守番の時間を短くする

それぞれについて見ていきましょう。

床ずれ防止グッズを使う

寝たきり状態の老犬には、床ずれ防止マットを使用することをご検討ください。

床ずれ防止マットを使用することで、床ずれができにくくなる効果が期待できます。

床ずれは一度なるとなかなか治りにくいとされています。

そのため、床ずれができる前に対策するのが良いです。

なお、犬の床ずれの予防方法や防止グッズなどについては、以下の記事をご覧ください。

犬の床ずれの予防法は?床ずれ防止グッズや選び方などについても紹介!

床ずれ防止のため寝返りを打たせる

老犬の床ずれ防止のために寝返りを打たせる必要があるとされています。

床ずれは寝たきり状態で、体の同じ部分が圧迫されて血流が悪くなることで起きる場合があります。

そのため、2〜3時間に1回老犬を寝返りさせるのが良いです。

同じ部分に圧力がかからないようにする必要があります。

マッサージする

老犬が寝たきり状態になった場合は、マッサージするのも良いです。

マッサージすることで、血流が良くなり床ずれ防止につながるとされています。

また、老犬がよく眠れるようになるという効果も期待できます。

老犬の食事やトイレの介護をする

老犬が寝たきりになった場合は、食事やトイレの介護が必要となります。

寝たきり状態になると自ら食事を取るのが難しくなる場合があり、飼い主さんが食べさせてあげる介護が必要になるからです。

また、排泄の介護も必要となります。

留守番の時間を短くする

寝たきりの老犬に留守番させる場合は、なるべく時間を短くするようにしましょう。

また、留守中の状態がわかるようなペットカメラを設置するのも良いです。

なお、老犬ホームやドッグホテルなどに預けるという選択肢もあります。

犬を留守番させるときの環境づくりの10個のポイントを紹介

老犬が起き上がれないようにならないための予防

寝ている老犬のプードル

老犬が起き上がれないようにならないための予防についてご紹介します。

老犬が起き上がれないようにならないための予防
  • 肥満対策する
  • 散歩の習慣をつける
  • 良い食事を摂らせてあげる

肥満対策する

老犬が起き上がれないようにならないための予防として、肥満対策をすることがあります。

体重が重いと関節や骨に負担がかかってしまうからです。

食事の量を減らすことや、お散歩の量を増やすなどの肥満対策をすることをご検討ください。

散歩の習慣をつける

散歩の習慣をつけることが大切です。

老犬になると筋力が低下しがちになります。

筋力を維持するためにも、散歩の習慣をつけ普段から運動するのが良いでしょう。

老犬に配慮して適度に運動させることを推奨します。

老犬(シニア犬)の散歩が必要な理由は?散歩の注意点なども紹介!

良い食事を摂らせてあげる

老犬の筋力を維持するためにも、良い食事を与えることを推奨します。

筋肉を作るためにはタンパク質が多く含まれたドッグフードがおすすめです。

また、シニア犬のドッグフードには、脂質やカロリーが控えめなものが良いとされています。

シニア犬におすすめのドッグフードを見つけて与えるのが良いです。

なお、シニア犬におすすめのドッグフードについては以下の記事をご覧ください。

シニア用ドッグフードおすすめランキング20選|老犬に評判・人気の餌は?

老犬ホームに預けることや介護サービスを利用するのも1つの方法

起き上がれない老犬を介護するのは体力や時間などが必要となります。

飼い主さんが1人で頑張り過ぎないようにするのも大切です。

老犬の介護が大変な場合は、誰かに相談することもご検討ください。

また、老犬ホームに預けたり、介護サービスを使ったりする方法もあります。

老犬の介護とうまく向き合うことが大切です。

老犬介護に疲れたときの対策などについては、以下の記事をご覧ください。

老犬介護に疲れてうつになりそうなあなたへ!8つの解決策

まとめ

いかがでしたか?

この記事では老犬が起き上がれない場合の考えられる原因や対処法などについてご紹介しました。

以下がこの記事のまとめです。

まとめ
  • 老犬が起き上がれない場合に考えられる原因は老化による筋力の衰え
  • 関節の病気
  • 椎間板ヘルニア
  • 老犬が起き上がれない場合の対処法は動物病院で受診させる
  • 起き上がりを補助する犬用グッズを使う
  • お散歩や筋トレをさせる
  • ストレッチさせる
  • 生活環境を見直す
  • 老犬が寝たきりになった場合の対応は床ずれ防止グッズを使う
  • 床ずれ防止のため寝返りを打たせる
  • マッサージする
  • 老犬の食事やトイレの介護をする
  • 留守番の時間を短くする
  • 老犬が起き上がれないようにならないための予防は肥満対策する
  • 散歩の習慣をつける
  • 良い食事を摂らせてあげる
  • 老犬ホームに預けることや介護サービスを利用するのも1つの方法

老犬が起き上がれなくなってお悩みの飼い主さんは、参考にしてください。

なお、当サイト(いぬの読みもの)では、他にも老犬についての記事があります。

気になる人は、以下の記事もぜひご覧ください。

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