「愛犬が悲鳴のような鳴き声を出すようになったんだけどなんで?」
「悲鳴のような鳴き声を出す原因や可能性のある病気は?」
といったように、愛犬の悲鳴のような鳴き声でお悩みではありませんか?
今回は、老犬の悲鳴のような鳴き声について以下の内容でご紹介します。
- 老犬(シニア犬)が悲鳴のような鳴き声を出す原因と対処法
- 老犬(シニア犬)が悲鳴のような鳴き声を出すときに考えられる病気
- 老犬(シニア犬)が寝てる時に悲鳴のような鳴き声を出す理由
- 老犬(シニア犬)の悲鳴のような鳴き声に関するよくある質問
この記事では、老犬が悲鳴のような鳴き声を出すときに考えられる原因と対処法などについて知ることができます。
老犬の鳴き声でお悩みの飼い主さんは、参考にしてください。
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目次
老犬(シニア犬)が悲鳴のような鳴き声を出す原因と対処法
老犬(シニア犬)が悲鳴のような鳴き声を出すときに考えられる原因と対処法についてご紹介します。
- 痛みを感じている
- 恐怖を感じている
- 不快なことをされて嫌がっている
- 飼い主さんに要求している
痛みを感じている
老犬が悲鳴のような鳴き声を出す一つ目の可能性として、「痛み」が挙げられます。
老犬は、関節痛、筋肉痛、内臓疾患、歯や口腔の問題などが原因で、痛みに見舞われることがあります。
痛みによる苦痛を伝えるために悲鳴のような鳴き声を出すことがあります。
犬の体に怪我が無いかなど痛みの原因を探るようにしてください。
痛みの原因が分からない場合は、動物病院で受診させるようにしましょう。
恐怖を感じている
二つ目の要素は「恐怖」です。
視力や聴力の衰え、認知機能障害(アルツハイマー)など、老犬が恐怖や不安を感じる可能性がある状況は数多くあります。
自身の安全や環境の理解に問題が生じ、それが恐怖やストレスとなって表れることがあります。
恐怖感が原因で悲鳴のような鳴き声を出すことがあります。
恐怖で鳴いている場合は、飼い主さんが近くにいたり、体を撫でてあげたりして落ち着かせてあげるようにするのが良いです。
不快なことをされて嫌がっている
三つ目は「不快感」です。
犬は不快なことをされると、悲鳴のような鳴き声を出すことがあります。
飼い主さんの行動などが犬を不快にする可能性があるため、不快なことを犬にしないように注意が必要です。
飼い主さんに要求している
最後に、「飼い主への要求」が考えられます。
老犬は、自分の欲求を伝えるために、鳴き声を使うことがあります。
食事や散歩の時間を知らせることから、痛みや不快感の対処、さらにはただ単純に一緒に過ごす時間を求めることまで様々です。
特に、飼い主さんとの交流を求めて悲鳴のような鳴き声を出すこともあります。
悲鳴のような鳴き声が継続する場合は、獣医に相談することを推奨します。
早期に適切な診断と対策を行うことで、老犬の苦痛を軽減し、より快適な生活を支えることにつながるでしょう。
老犬(シニア犬)が悲鳴のような鳴き声を出すときに考えられる病気
老犬が悲鳴のような鳴き声を出すときに考えられる病気についてご紹介します。
- 関節の病気
- 内臓の問題
- 認知機能障害
関節の病気
老犬が悲鳴のような鳴き声を出す一つ目の可能性として、「関節の病気」が挙げられます。
特に関節炎は、老犬によく見られる問題です。
関節炎は慢性的な関節痛を引き起こし、犬は痛みから解放されるためや、痛みを飼い主に知らせるために悲鳴のような鳴き声を出すことがあります。
また、股関節形成不全や脱臼などの疾患も、激しい痛みを伴い、悲鳴のような鳴き声を出すことがあります。
内臓の問題
次に、「内臓の問題」も検討すべきです。
老犬は腎臓病、心臓病、肝臓病などの内臓疾患にかかる可能性があります。
しばしば痛みや不快感を引き起こすことが原因で犬が悲鳴のような鳴き声を出すことがあります。
認知機能障害
最後に、「認知機能障害」が挙げられます。
老犬に見られる状態で、人間のアルツハイマー病に似ています。
認知症の犬は混乱したり、家の中での位置を見失ったりすることがあります。
不安や恐怖は、犬が悲鳴のような鳴き声を出す一因となる可能性があります。
これらの疾患のどれが該当するか、または他に原因があるかを特定するためには、獣医による診察が必要です。
痛みや不快感を感じている犬を放置すると、その状態は悪化する可能性があるため、早めの対応が推奨されます。
老犬(シニア犬)が寝てる時に悲鳴のような鳴き声を出す理由
老犬が寝てる時に悲鳴のような鳴き声を出すこともあるでしょう。
寝てる時に悲鳴のような鳴き声を出す場合に考えられる原因についてご紹介します。
- 夢を見ているため
- 痛みを感じているため
- 犬の習性によるもの
夢を見ているため
老犬が寝ている間に悲鳴のような鳴き声を出す一つの理由は、「夢」を見ているからです。
犬も人間と同じようにレム睡眠の段階で夢を見ます。
レム睡眠の段階では犬は激しい夢を見ている可能性があり、反応として体を動かしたり鳴いたりすることがあります。
特に、恐怖や驚きを伴う夢を見ている場合、それは悲鳴のような鳴き声となるとされています。
痛みを感じているため
次に考えられるのは、「痛み」を感じているからです。
老犬は関節痛や内臓の問題など、様々な種類の痛みに見舞われることがあります。
寝ている間でも痛みを感じることがあり、犬が悲鳴のような鳴き声を出す可能性があります。
痛みが原因になっている場合は、愛犬の寝床を見直すことをご検討ください。
犬の習性によるもの
最後に、「犬の習性」によるものも考えられます。
寝ている間に襲われてもすぐに対応できるようにするため、犬は眠りが浅い時間が長いとされています。
眠りが浅いレム睡眠の段階では、犬が鳴く場合があります。
いずれの場合も、老犬が悲鳴のような鳴き声を出し続ける場合は、病気や疾患の可能性もあるため、獣医に相談することが重要です。
そのためには、症状の記録をつけ、可能であれば動画で撮影しておくと良いでしょう。
老犬(シニア犬)の悲鳴のような鳴き声に関するよくある質問
老犬の鳴き声についてよくある質問についてご紹介します。
- 老犬がクンクンとずっと鳴くのはなぜ?
- 老犬が急に吠えるほうになったのはなぜ?
- 老犬の夜泣きの原因は?
- 老犬が寝言を言っているときの対応は?
それぞれについて見ていきましょう。
老犬がクンクンとずっと鳴くのはなぜ?
老犬がクンクンとずっと鳴く理由は様々です。
一つは、痛みや不快感を感じている場合です。
特に、関節痛や内臓の問題などが原因で、持続的に不快な状態にあり、その不快感を表現するために鳴くことがあります。
さらに、飼い主への食事や散歩、一緒にいたいなどの要求行動の一環として鳴くこともあります。
老犬が急に吠えるほうになったのはなぜ?
老犬が急に吠えるようになった場合、それは何らかの変化が起こったサインかもしれません。
物理的な痛みや不快感が原因であることもあれば、認知機能の低下による混乱が原因であることもあります。
また、視覚や聴覚が衰えてきた犬は、周囲の状況を確認するために吠えることもあります。
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老犬の夜泣きの原因は?
老犬の夜泣きの原因は、痛み、認知機能障害、または不安が多いです。
夜間になると、一日の活動からくる疲れや痛みがピークに達することがあります。
また、認知機能障害のある犬は昼夜の区別がつかなくなることがあり、夜間に鳴き始めることがあります。
さらに、飼い主が寝ている間は一人になることを不安に感じ、その不安を表現するために鳴くこともあります。
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老犬が寝言を言っているときの対応は?
老犬が寝言を言っているとき、基本的には起こさないであげることが最善です。
寝言は夢を見ている証拠で、それ自体は無害です。
ただし、寝言が異常に多い、または悲鳴のような鳴き声を出す場合は、痛みや不快感があるかもしれません。
そのような場合は、鳴き声の状況を記録し、動画で撮影して、それをもとに獣医に相談することを推奨します。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、老犬の悲鳴の鳴き声を出すことについてご紹介しました。
以下がこの記事のまとめです。
- 老犬が悲鳴のような鳴き声を出す原因は痛みを感じている
- 恐怖を感じている
- 不快なことをされて嫌がっている
- 飼い主さんに要求している
- 老犬が悲鳴のような鳴き声を出すときに考えられる病気は関節の病気
- 内臓の問題
- 認知機能障害
- 老犬が寝てる時に悲鳴のような鳴き声を出す理由は夢を見ているため
- 痛みを感じているため
- 犬の習性によるもの
老犬が悲鳴のような鳴き声を出す場合は、さまざまな原因が考えられます。
痛みが原因で悲鳴のような鳴き声を出している可能性もあるため、早めに動物病院で受診させることもご検討ください。
老犬の介護は大変なので、誰かに相談して力を借りることのも一つの方法です。
老犬の鳴き声でお悩みの飼い主さんは、参考にしていただければ幸いです。
なお、当サイト(いぬの読みもの)では、他にも老犬についての記事があります。
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