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老犬(シニア犬)の楽な寝方は?注意が必要な場合もご紹介

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

老犬の楽な寝方は?注意が必要な場合もご紹介

「老犬が寝たきりなった場合の楽な寝方は?」
「寝たきりの老犬の寝方で注意することは何?」

といったように、老犬の寝方について気になっっていませんか?

犬が老犬になると、足腰が弱り、寝たきりになってしまう場合があります。

愛犬には、少しでも楽な寝方をさせてあげたいと思いますよね。

この記事では、老犬の楽な寝方や注意が必要な場合などについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 老犬の楽な寝方
  • 老犬の寝方で注意が必要な場合
  • 老犬の楽な寝方に関するよくある質問
  • 老犬の寝方には注意しよう

寝たきりの老犬が心配な飼い主さんは、参考にしてください。

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老犬の楽な寝方

寝ているプードル

老犬の体調や筋肉の衰えを考慮すると、快適に眠れる寝方は限られてきます。

そのため、愛犬の様子を観察し、最も適した寝方を見つけることが大切です。

以下に、老犬が好む可能性のある主な寝方について解説します。

老犬の楽な寝方
  • 仰向けの状態
  • うつ伏せ
  • 丸くなっている姿勢
  • 横向き

それぞれの老犬が楽な寝方について見ていきましょう。

仰向けの状態

仰向けに寝ることは、犬の中でも比較的珍しい寝方です。

犬の弱点となる部分のお腹を見せる状態になるため、リラックスしている状態になります。

飼い主さんの前で仰向けで寝る場合は、信頼されている証拠とも言えます。

ただし、この姿勢はすべての老犬に適しているわけではありません。

起き上がる際に困難を感じるようなら、他の寝方を検討することをおすすめします。

うつ伏せ

うつ伏せは、犬がすぐに立ち上がれる体勢のため、警戒しているときの体勢とされています。

犬がうつ伏せで寝る場合は、浅い眠りのときの寝方と言えるでしょう。

犬が眠りにつく最初の方によく見られる体勢とされています。

また、暑い季節の場合はお腹を地面にくっつけて体温を下げている場合があります。

床やフローリングなどがひんやりと冷たく感じられる場合があるからです。

丸くなっている姿勢

丸くなって寝る姿勢は、特に寒い季節や冷える場所でよく見られる犬の寝方です。

体の熱を逃がさないようにする効果があるため、保温に適しています。

丸くなっている姿勢は、犬によく見られる寝方の1つです。

また、安全性を感じることから、不安やストレスを感じている時にもこの姿勢で眠ることが多いです。

横向き

横向きに寝る姿勢は、リラックスしている状態を示す典型的な犬の寝方の一つです。

この姿勢は、犬が安心感を得ている時や、深い睡眠をとっている際によく見られます。

犬が警戒心を解いて寝ている状態と言えるでしょう。

老犬の寝方で注意が必要な場合

丸くなっているプードル

老犬は年齢による体の変化や疾患の影響で、特定の寝方を好むことがあります。

しかし、いくつかの寝方や状態は健康上の問題を示唆する可能性があるため、飼い主として注意深く観察する必要があります。

以下に、老犬の寝方で特に注意が必要なケースを詳しく紹介します。

老犬の寝方で注意が必要な場合
  • 伏せの状態で前足を伸ばして腰を高くしている
  • 寝ているときでも呼吸が乱れている
  • 寝ているときにいつもと違う様子を見せる
  • うずくまるように丸くなっている

それぞれの注意が必要な寝方について見ていきましょう。

伏せの状態で前足を伸ばして腰を高くしている

犬が伏せの状態で前足を伸ばして腰を高くしている「伸び」のようなポーズをしている場合、腹痛や内臓の問題を抱えている可能性を示すことがあります。

老犬では消化器系の不調や疾患のリスクが高まるため、この姿勢を繰り返して取る場合は、早めに獣医師の診察を受けることを推奨します。

犬が不快感を感じているか、症状が他にも現れているかを確認しましょう。

寝ているときでも呼吸が乱れている

老犬が寝ている際に呼吸が乱れる、または特に速い呼吸を続ける場合、呼吸器系の問題を示す可能性があります。

また、暑い季節には熱中症の可能性も考えられます。

特に、寝ている状態でも突然の息切れや呼吸が乱れている状態が続く場合は、獣医師の診断を受けることが重要です。

定期的な健康チェックを実施し、早期発見・早期対応を心がけましょう。

寝ているときにいつもと違う様子を見せる

老犬が寝ているときにいつもと違う様子を見せる場合、何らかの不調や不快感が原因となっている可能性があります。

例えば、痛みや不快な感じから頻繁に体位を変える、または震えるような動きをする場合などです。

犬が寝ているときにいつもと違う様子を見せる場合は、健康状態に何らかの変化があるかもしれません。

このような異常なサインに気づいたら、獣医師の診察を受けることを考慮すべきです。

うずくまるように丸くなっている

うずくまるように体を丸めて寝ている様子は、特に冷えを感じる場合や、安全を求める姿勢として取られることが多いです。

しかし、老犬が突然この姿勢を取るようになった場合、体のどこかが痛い、もしくは消化器系の不調や疾患を示唆する可能性も考慮されます。

その他の健康に関するサインを見せる場合、獣医の診断を受けることが望ましいです。

老犬が寝たきりになった場合に注意が必要なこと

大型犬の老犬

老犬が寝たきりの状態になると、その健康や快適さを維持するためのケアが大切になります。

定期的なチェックと、適切な対策を取ることで、愛犬の苦痛を軽減し、健康を維持することが可能です。

以下、寝たきりの老犬のケアで特に注意が必要なポイントを詳しく解説します。

老犬の寝方で注意が必要な場合
  • 伏せの状態で前足を伸ばして腰を高くしている
  • 寝ているときでも呼吸が乱れている
  • 寝ているときにいつもと違う様子を見せる
  • うずくまるように丸くなっている

床ずれに注意

老犬が長時間同じ場所で寝ていると、圧迫された部分に床ずれができるリスクが高まります。

床ずれは痛みや感染の原因となります。

定期的に犬の体位を変えてあげることや、専用のクッションやマットを使用して圧迫を軽減することが重要です。

また、皮膚の赤みや変化に気づいたら、すぐに獣医師に相談することをおすすめします。

なお、犬の床ずれの予防方法や床ずれ防止グッズなどについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

犬の床ずれの予防法は?床ずれ防止グッズや選び方などについても紹介!

寝床を清潔に保つ

寝たきりの老犬は、尿や便のコントロールが難しくなることがあります。

そのため、寝床が汚れやすく、細菌や感染症のリスクが高まる可能性があります。

愛犬がトイレをしたらシーツ交換や掃除を行い、寝床を清潔に保つようにしましょう。

また、犬用のおむつを利用するという方法もご検討ください。

寝床を清潔に保つことで、愛犬の皮膚トラブルや感染症のリスクを低減させることができます。

犬の楽な寝方を知っておく

寝たきりの老犬にとって、快適な寝姿勢は非常に重要です。

犬が不快感を感じると、ストレスや健康上の問題が悪化する可能性があります。

愛犬の好きな寝方や、体を楽にするポイントを知っておくことが大切です。

例えば、関節の痛みを和らげるためのクッションの配置や、体の圧迫を避けるための姿勢を取らせるなどがあります。

また、獣医師や専門家からのアドバイスを取り入れることをおすすめします。

老犬の楽な寝方に関するよくある質問

犬と飼い主さん

老犬のケアに関しては多くの飼い主が気にかけることです。

以下、老犬の寝方に関するよくある質問とその答えをご紹介します。

よくある質問
  • 老犬が寝たきりの場合の余命は?
  • 犬が呼吸するときに楽な姿勢は?
  • 老犬が寝たきりでもがく原因は?

それぞれについて見ていきましょう。

老犬が寝たきりの場合の余命は?

老犬が寝たきりの状態となる原因は様々で、疾患や老衰などの要因が考えられます。

余命に関しては、その原因や状態の重さ、既存の健康状態などによって異なります。

具体的な診断やアドバイスを受けるためには、獣医師との相談が必要です。

老犬が立てない場合は寿命が近い?寿命が近い犬に見られる特徴

犬が呼吸するときに楽な姿勢は?

犬が呼吸しやすい姿勢は、首が自然に伸び、胸部が圧迫されていないうつ伏せの姿勢です。

横向きや仰向けは、肺が圧迫される場合があるため、特別なことが無い限り避けるのが良いです。

また、クッションやタオルを使用して頭を少し高くすることで、呼吸を楽にすることにつながります。

老犬が寝たきりでもがく原因は?

老犬が寝たきりの状態でもがいたり不安そうにする場合、痛みや不快感、環境の変化などが原因として考えられます。

特に関節の痛みや内臓疾患などが原因で不快感を感じている可能性があります。

老犬の様子に異変を感じたらすぐに獣医師に相談することを推奨します。

老犬の寝方には注意しよう

老犬の生活品質を維持するためには、彼らの寝方にも気を付ける必要があります。

特に高齢になると、関節の痛みや筋肉の衰えなど様々な問題が生じやすくなります。

そのため、飼い主としては、愛犬の寝姿勢や寝具の選び方など、多くの要因に注意を払い、快適な休息をサポートすることが重要です。

この記事のまとめは以下のとおりです。

まとめ
  • 老犬の楽な寝方は仰向けの状態
  • うつ伏せの状態
  • 丸くなっている姿勢
  • 横向きの状態
  • 寝方で注意が必要なのは伏せの状態で腰を高くしている体勢
  • 寝ているときでも呼吸が乱れている状態
  • 寝ているときにいつもと違う様子を見せる場合
  • うずくまるように丸くなっている状態

老犬が楽な体勢で寝られているか、いつもと違う様子を見せていないかを定期的に確認することが大切です。

また、床ずれにならないように対策ができているかなども注意が必要になります。

老犬の寝方が気になっている飼い主さんは、参考にしてください。

なお、当サイト(いぬの読みもの)では、他にも老犬についての記事があります。

気になる人は、以下の記事もぜひご覧ください。

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